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【↑】日経平均 大引け| 急反発、値がさハイテク株が買われ最高値更新 (10月9日)

配信日時:2025/10/09 16:26 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  48035.42 高値  48597.08 安値  47995.22 大引け 48580.44(前日比 +845.45 、 +1.77% ) 売買高  24億4978万株 (東証プライム概算) 売買代金 6兆2829億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は急反発、終値は初の4万8000円台に突入  2.米半導体株上昇でリスク許容度拡大  3.ソフトバンクGが急騰し指数押し上げ  4.値上がり銘柄数は全体の57%に  5.自動車や防衛関連の一角は軟調 ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比1ドル安と小幅に3日続落した。米連邦政府機関の一部閉鎖の長期化が懸念され消費関連株の一角が売られた。  東京市場では、米国市場での半導体株の上昇を受けて投資家のリスク許容度が拡大。値がさハイテク株への買いが日経平均株価を押し上げ、後場に一段高となり終値は最高値を更新した。  前日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%を超す上昇となり、ナスダック総合株価指数とともに最高値を更新した。米起業家のイーロン・マスク氏のAI開発会社が200億ドルを調達し、エヌビディアの半導体の購入に充てる予定だと報じられ、ハイテク株を選好する姿勢が強まり、東京市場にもこの流れが波及した。東京市場では断続的な先物買いも現物株の押し上げに寄与し、日経平均は強調展開を続け、後場終盤に4万8597円08銭をつけ、ザラ場ベースでも最高値を更新した。値がさハイテク株が集中して物色された一方、自動車株は軟調に推移。防衛関連の一角には利益確定目的の売りが出た。TOPIXは5日続伸し高値引け。終値は最高値を更新したものの、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の57%にとどまった。東証グロース市場250指数も5日続伸した。  個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループ<9984>が急騰。フジクラ<5803>やキオクシアホールディングス<285A>が株価水準を切り上げ、安川電機<6506>と芝浦メカトロニクス<6590>が値を飛ばし、東京電力ホールディングス<9501>とSBIホールディングス<8473>が大幅高。パナソニック ホールディングス<6752>やイビデン<4062>、レゾナック・ホールディングス<4004>が買われ、マニー<7730>やミニストップ<9946>が急伸し、小野薬品工業<4528>や大垣共立銀行<8361>、DMG森精機<6141>が上値追いの展開となった。  半面、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、SCREENホールディングス<7735>が冴えない展開となり、三菱重工業<7011>や任天堂<7974>が軟調推移。JX金属<5016>やIHI<7013>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>が下値を探り、エービーシー・マート<2670>とウェザーニューズ<4825>が急落した。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、東エレク <8035>、ファナック <6954>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約711円。うち476円はSBG1銘柄によるもの。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、テルモ <4543>、任天堂 <7974>、スクリン <7735>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約36円。  東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)証券・商品、(3)非鉄金属、(4)石油・石炭、(5)鉱業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)水産・農林業、(3)輸送用機器、(4)倉庫・運輸、(5)その他製品。 ■個別材料株 △キオクシア <285A> [東証P]  「第10世代NANDを来年量産」との報道。 △FFRI <3692> [東証G]  高市トレード象徴株の一角で踏み上げ相場の思惑。 △GreenB <3913> [東証G]  「Cloud Backup」有償サブスク契約数30万件達成。 △サイエンスA <4412> [東証G]  アクセサリー売り上げ好調で25年8月期業績は計画上振れ。 △ナノMRNA <4571> [東証G]  投資事業への参入とホールディングス体制への移行を好感。 △オンコリス <4588> [東証G]  「OBP-301」のGMP製剤製造開始と発表。 △アサカ理研 <5724> [東証S]  金市況高を背景に投資マネー流入。 △安川電 <6506> [東証P]  米エヌビディアとのAIロボティクス協業。 △マニー <7730> [東証P]  26年8月期営業最高益・増配予想。 △SBG <9984> [東証P]  スイスABBのロボット事業買収で新局面へ。 ▼ラウンドワン <4680> [東証P]  9月の日本既存店売上高が16ヵ月ぶり前年割れ。 ▼WNIウェザ <4825> [東証P]  6~8月最終益は過去最高も材料出尽くし感。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)リンクユーG <4446>、(2)芝浦 <6590>、(3)SBG <9984>、(4)安川電 <6506>、(5)マニー <7730>、(6)SBI <8473>、(7)ミニストップ <9946>、(8)サムコ <6387>、(9)日本マイクロ <6871>、(10)古野電 <6814>。  値下がり率上位10傑は(1)WNIウェザ <4825>、(2)ABCマート <2670>、(3)Lドリンク <2585>、(4)ミガロHD <5535>、(5)Fスターズ <3687>、(6)パルHD <2726>、(7)MrMax <8203>、(8)ラウンドワン <4680>、(9)IHI <7013>、(10)サカタタネ <1377>。 【大引け】  日経平均は前日比845.45円(1.77%)高の4万8580.44円。TOPIXは前日比22.11(0.68%)高の3257.77。出来高は概算で24億4978万株。東証プライムの値上がり銘柄数は928、値下がり銘柄数は623となった。東証グロース250指数は759.24ポイント(5.66ポイント高)。 [2025年10月9日] 株探ニュース

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