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前場に注目すべき3つのポイント~半導体やAI関連株への物色意欲は根強い~
配信日時:2025/10/09 08:40
配信元:FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体やAI関連株への物色意欲は根強い~
9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株への物色意欲は根強い
■ABCマート、2Q営業利益 1.2%減 336億円
■前場の注目材料:カナデビア、英でCO2回収設備受注、ゴミ焼却発電向け
■半導体やAI関連株への物色意欲は根強い
9日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが1ドル安、ナスダックは255ポイント高だった。米政府機関の一部閉鎖が長期化すれば米経済に大きく影響を与えるとの懸念がNYダウの重荷となった。一方で、イーロン・マスク氏のxAIが資金を調達し、エヌビディア製GPUの購入に充てるとの報道をきっかけに、エヌビディアなど半導体やAI関連株に買いが広がったことで、ナスダック指数は最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円高の48125円、円相場は1ドル=152円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で買いが先行して始まりそうだ。米国市場では半導体やAI関連株が幅広く買われており、前日に弱さが目立っていたソフトバンクG<9984>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買いが意識されやすいだろう。また、昨日はハイテク株の一角が利食いに押されるなか、フジクラ<5803>など電線株の強さが目立った。AI関連株への物色は根強いほか、関連銘柄への資金流入に広がりがみられていることはセンチメントを明るくさせそうである。
昨日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落となったが、直近5営業日で3400円上昇していることからみれば、押し目買い意欲の強さが窺える。昨日の調整でボリンジャーバンドの+2σ(47913円)を割り込んできたことで同バンドが抵抗として意識されそうだが、バンドは上向きで推移していることもあり、これに沿ったトレンド形成になりそうだ。また、48000円処での底堅さがみられることで、+3σ(49448円)とのレンジが意識されてくるだろう。
高市政権に対する期待感から押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。昨日は立憲民主党の安住淳幹事長が首相指名選挙を巡り、「国民民主党の玉木雄一郎代表が野党の統一候補になりうる」との考えが伝わったことが神経質にさせた面があった。ただし、野党の統一候補には政策の違いからハードルは高いだろう。短期的に売られる局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。また、相対的に日本株の強さがみられるなかで、海外投資家による資金流入も期待されよう。
■ABCマート、2Q営業利益 1.2%減 336億円
ABCマート<2670>が発表した2026年2月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%増の1901億3200万円、営業利益は同1.2%減の336億4400万円だった。国内店舗の売上高増収率は、ハンズフリーシューズの展開店舗の拡大により地方店舗が好調であったことから、全店は前年同期比6.3%増、既存店は前年同期比6.0%増となった。海外の業績については、政治の混乱や国内経済の悪化により消費が低迷したことが影響し、いずれの国においても減収となった。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(23043.38、+255.02)
・SOX指数は上昇(6860.20、+225.43)
・シカゴ日経225先物は上昇(48125、+365)
・VIX指数は低下(16.30、-0.94)
・米原油先物相場は上昇(62.55、+0.82)
・為替相場は円安・ドル高(152.60-70)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ソフトバンクG<9984>ABBロボ事業買収、物理AIで成長加速
・キオクシアHD<285A>第10世代NAND来年量産、先行利益狙う
・カナデビア<7004>山梨県、東レなどとグリーン水素製造開始、年2200トン
・古河電工<5801>500ボルト級高電圧直流ケーブルの製造ライン立ち上げ
・カゴメ<2811>「北米中心に海外加速」、次期社長が方針
・カナデビア<7004>英でCO2回収設備受注、ゴミ焼却発電向け
・日立建機<6305>英豪資源と協業、超大型油圧ショベル、遠隔操作技術を開発
・NTT<9432>ドコモビジネス、IOWN活用サービス開発加速「レベル4」遠隔監視支援
・富士通<6702>AIで不審行動を即時検知、米ARYAと、ソリューション共同開発へ
・KDDI<9433>BMWに通信サービス提供、北米向け全車両に搭載
・BBSec<4398>アイネットと、サイバー対策で協働、供給網支援
・三菱ケミカルG<4188>九州大学などと、熱可塑性エラストマーを共同研究、医療機器向け
・住友金属鉱山<5713>トヨタ自動車と、EV向け全固体電池正極材で協業
・東レ<3402>東麗膜科技などと、耐薬性2倍の逆浸透膜を開発、排水処理向け
・小野薬<4528>関節腫瘍経口薬、欧州で承認取得
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■半導体やAI関連株への物色意欲は根強い
■ABCマート、2Q営業利益 1.2%減 336億円
■前場の注目材料:カナデビア、英でCO2回収設備受注、ゴミ焼却発電向け
■半導体やAI関連株への物色意欲は根強い
9日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが1ドル安、ナスダックは255ポイント高だった。米政府機関の一部閉鎖が長期化すれば米経済に大きく影響を与えるとの懸念がNYダウの重荷となった。一方で、イーロン・マスク氏のxAIが資金を調達し、エヌビディア製GPUの購入に充てるとの報道をきっかけに、エヌビディアなど半導体やAI関連株に買いが広がったことで、ナスダック指数は最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円高の48125円、円相場は1ドル=152円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で買いが先行して始まりそうだ。米国市場では半導体やAI関連株が幅広く買われており、前日に弱さが目立っていたソフトバンクG<9984>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買いが意識されやすいだろう。また、昨日はハイテク株の一角が利食いに押されるなか、フジクラ<5803>など電線株の強さが目立った。AI関連株への物色は根強いほか、関連銘柄への資金流入に広がりがみられていることはセンチメントを明るくさせそうである。
昨日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落となったが、直近5営業日で3400円上昇していることからみれば、押し目買い意欲の強さが窺える。昨日の調整でボリンジャーバンドの+2σ(47913円)を割り込んできたことで同バンドが抵抗として意識されそうだが、バンドは上向きで推移していることもあり、これに沿ったトレンド形成になりそうだ。また、48000円処での底堅さがみられることで、+3σ(49448円)とのレンジが意識されてくるだろう。
高市政権に対する期待感から押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。昨日は立憲民主党の安住淳幹事長が首相指名選挙を巡り、「国民民主党の玉木雄一郎代表が野党の統一候補になりうる」との考えが伝わったことが神経質にさせた面があった。ただし、野党の統一候補には政策の違いからハードルは高いだろう。短期的に売られる局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。また、相対的に日本株の強さがみられるなかで、海外投資家による資金流入も期待されよう。
■ABCマート、2Q営業利益 1.2%減 336億円
ABCマート<2670>が発表した2026年2月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.9%増の1901億3200万円、営業利益は同1.2%減の336億4400万円だった。国内店舗の売上高増収率は、ハンズフリーシューズの展開店舗の拡大により地方店舗が好調であったことから、全店は前年同期比6.3%増、既存店は前年同期比6.0%増となった。海外の業績については、政治の混乱や国内経済の悪化により消費が低迷したことが影響し、いずれの国においても減収となった。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(23043.38、+255.02)
・SOX指数は上昇(6860.20、+225.43)
・シカゴ日経225先物は上昇(48125、+365)
・VIX指数は低下(16.30、-0.94)
・米原油先物相場は上昇(62.55、+0.82)
・為替相場は円安・ドル高(152.60-70)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ソフトバンクG<9984>ABBロボ事業買収、物理AIで成長加速
・キオクシアHD<285A>第10世代NAND来年量産、先行利益狙う
・カナデビア<7004>山梨県、東レなどとグリーン水素製造開始、年2200トン
・古河電工<5801>500ボルト級高電圧直流ケーブルの製造ライン立ち上げ
・カゴメ<2811>「北米中心に海外加速」、次期社長が方針
・カナデビア<7004>英でCO2回収設備受注、ゴミ焼却発電向け
・日立建機<6305>英豪資源と協業、超大型油圧ショベル、遠隔操作技術を開発
・NTT<9432>ドコモビジネス、IOWN活用サービス開発加速「レベル4」遠隔監視支援
・富士通<6702>AIで不審行動を即時検知、米ARYAと、ソリューション共同開発へ
・KDDI<9433>BMWに通信サービス提供、北米向け全車両に搭載
・BBSec<4398>アイネットと、サイバー対策で協働、供給網支援
・三菱ケミカルG<4188>九州大学などと、熱可塑性エラストマーを共同研究、医療機器向け
・住友金属鉱山<5713>トヨタ自動車と、EV向け全固体電池正極材で協業
・東レ<3402>東麗膜科技などと、耐薬性2倍の逆浸透膜を開発、排水処理向け
・小野薬<4528>関節腫瘍経口薬、欧州で承認取得
☆前場のイベントスケジュール
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・特になし
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