注目トピックス 市況・概況
後場に注目すべき3つのポイント~9月末の調整売りの影響などでこう着
配信日時:2025/09/30 12:35
配信元:FISCO
*12:35JST 後場に注目すべき3つのポイント~9月末の調整売りの影響などでこう着
30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
・ドル・円は伸び悩み、買い一巡後は失速
・値下り寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
日経平均は続落。20.27円安の45023.48円(出来高概算9億1497万株)で前場の取引を終えている。
29日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は68.78ドル高の46316.07ドル、ナスダックは107.09ポイント高の22591.15で取引を終了した。トランプ大統領と議会指導者との予算を巡る会談を控え、政府機関の閉鎖回避期待に寄り付き後、上昇。会合の行方を睨み、一時ダウが下落に転じるなど失速も半導体のエヌビディアなどの上昇が相場を支え、続伸し終了した。
米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は11.21円高の45054.96円と反発して取引を開始した。寄付き直後は米国の上昇を受けた買いが先行したが、買いは限定され、方向感に欠く展開となった。上値追いには慎重な姿勢が目立ち、利益確定の売りが挟まれる場面もあった。需給面では、先物売りや持ち高調整の動きが散発的に意識され、全体的にこう着感の強い相場となった。
個別では、TDK<6762>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、東エレク<8035>、富士フイルム<4901>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、SMC<6273>、荏原<6361>、村田製<6981>、テルモ<4543>、ニトリHD<9843>、東京海上<8766>、エムスリー<2413>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。
一方、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、フジクラ<5803>、良品計画<7453>、スズキ<7269>、ブリヂストン<5108>、ダイキン<6367>、豊田通商<8015>、トレンド<4704>、ソニーG<6758>、デンソー<6902>などの銘柄が下落。
業種別では、化学、医薬品、機械、電気機器、精密機器、保険業、その他製品などが相対的に底堅さを示した。一方、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品、輸送用機器、海運業、電気・ガス業などの下落が目立った。
後場の日経平均株価は、下値余地を探る展開となる可能性がある。米国の次期政策金利見通しや為替の動きが重視されよう。また、国内では10月にかけて自民党総裁選を控えており、関連材料の出方も相場の重荷になり得る。先物ベースでは売りが先行する可能性も警戒されるが、売り一巡後には押し目買いも期待されるとの見方も残る。ただし、明確な上昇トレンドを描くには材料待ちの展開が想定されよう。
■ドル・円は伸び悩み、買い一巡後は失速
30日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。仲値にかけて国内勢の買いが強まり、一時148円84銭まで値を切り上げた。その後は買い一巡で失速し、148円半ばから後半での展開に。一方、日経平均株価の下げ幅縮小で、円買い後退が主要通貨を支える。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円50銭から148円84銭、ユ-ロ・円は174円21銭から174円41銭、ユ-ロ・ドルは1.1712ドルから1.1732ドル。
■後場のチェック銘柄
・イオレ<2334>、AppBank<6177>など、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・8月鉱工業生産速報値:前月比-1.2%(予想:-0.9%、7月:-1.2%)
・中国・9月製造業PMI:49.8(予想:49.6、8月:49.4)
・中国・9月非製造業PMI:50.0(予想、8月:50.3)
・中国・9月財新製造業PMI:51.2(予想:50.2、8月:50.5)
・中国・9月財新サービス業PMI:52.9(予想:52.6、8月:53.0)
【要人発言】
・ジョンソン米下院議長
「トランプ米大統領との会談はうまくいった」
・日銀会合主な意見
「今は現在の金利水準で緩和環境維持し、経済しっかり支えるべき」
「そろそろ再度の利上げ考えてもいい時期」
「物価の上振れリスクある中、利上げショック避けるため中立金利に近づけるべき」
「市場にサプライズとなる現時点の利上げは避けるべき」
「利上げスタンスに回帰し、海外対比で低水準の実質金利の調整を行い得る状況」
「金利の正常化、ハードデータをもう少し確認してから判断しても遅くない」
「軌道外れなければある程度定期的な間隔で政策金利の水準を調整していくべき」
「国内物価の関係では待つことのコスト徐々に大きくなっていく」
<国内>
・特になし
<海外>
・13:30 豪準備銀行政策金利発表(予想:3.60%、前回:3.60%)
・15:00 英・4-6月期国内総生産改定値(予想:前年比+1.2%)
<CS>
・日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
・ドル・円は伸び悩み、買い一巡後は失速
・値下り寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
日経平均は続落。20.27円安の45023.48円(出来高概算9億1497万株)で前場の取引を終えている。
29日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は68.78ドル高の46316.07ドル、ナスダックは107.09ポイント高の22591.15で取引を終了した。トランプ大統領と議会指導者との予算を巡る会談を控え、政府機関の閉鎖回避期待に寄り付き後、上昇。会合の行方を睨み、一時ダウが下落に転じるなど失速も半導体のエヌビディアなどの上昇が相場を支え、続伸し終了した。
米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は11.21円高の45054.96円と反発して取引を開始した。寄付き直後は米国の上昇を受けた買いが先行したが、買いは限定され、方向感に欠く展開となった。上値追いには慎重な姿勢が目立ち、利益確定の売りが挟まれる場面もあった。需給面では、先物売りや持ち高調整の動きが散発的に意識され、全体的にこう着感の強い相場となった。
個別では、TDK<6762>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、東エレク<8035>、富士フイルム<4901>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、SMC<6273>、荏原<6361>、村田製<6981>、テルモ<4543>、ニトリHD<9843>、東京海上<8766>、エムスリー<2413>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。
一方、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、フジクラ<5803>、良品計画<7453>、スズキ<7269>、ブリヂストン<5108>、ダイキン<6367>、豊田通商<8015>、トレンド<4704>、ソニーG<6758>、デンソー<6902>などの銘柄が下落。
業種別では、化学、医薬品、機械、電気機器、精密機器、保険業、その他製品などが相対的に底堅さを示した。一方、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品、輸送用機器、海運業、電気・ガス業などの下落が目立った。
後場の日経平均株価は、下値余地を探る展開となる可能性がある。米国の次期政策金利見通しや為替の動きが重視されよう。また、国内では10月にかけて自民党総裁選を控えており、関連材料の出方も相場の重荷になり得る。先物ベースでは売りが先行する可能性も警戒されるが、売り一巡後には押し目買いも期待されるとの見方も残る。ただし、明確な上昇トレンドを描くには材料待ちの展開が想定されよう。
■ドル・円は伸び悩み、買い一巡後は失速
30日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。仲値にかけて国内勢の買いが強まり、一時148円84銭まで値を切り上げた。その後は買い一巡で失速し、148円半ばから後半での展開に。一方、日経平均株価の下げ幅縮小で、円買い後退が主要通貨を支える。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は148円50銭から148円84銭、ユ-ロ・円は174円21銭から174円41銭、ユ-ロ・ドルは1.1712ドルから1.1732ドル。
■後場のチェック銘柄
・イオレ<2334>、AppBank<6177>など、2銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下り寄与トップはアドバンテス<6857>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・8月鉱工業生産速報値:前月比-1.2%(予想:-0.9%、7月:-1.2%)
・中国・9月製造業PMI:49.8(予想:49.6、8月:49.4)
・中国・9月非製造業PMI:50.0(予想、8月:50.3)
・中国・9月財新製造業PMI:51.2(予想:50.2、8月:50.5)
・中国・9月財新サービス業PMI:52.9(予想:52.6、8月:53.0)
【要人発言】
・ジョンソン米下院議長
「トランプ米大統領との会談はうまくいった」
・日銀会合主な意見
「今は現在の金利水準で緩和環境維持し、経済しっかり支えるべき」
「そろそろ再度の利上げ考えてもいい時期」
「物価の上振れリスクある中、利上げショック避けるため中立金利に近づけるべき」
「市場にサプライズとなる現時点の利上げは避けるべき」
「利上げスタンスに回帰し、海外対比で低水準の実質金利の調整を行い得る状況」
「金利の正常化、ハードデータをもう少し確認してから判断しても遅くない」
「軌道外れなければある程度定期的な間隔で政策金利の水準を調整していくべき」
「国内物価の関係では待つことのコスト徐々に大きくなっていく」
<国内>
・特になし
<海外>
・13:30 豪準備銀行政策金利発表(予想:3.60%、前回:3.60%)
・15:00 英・4-6月期国内総生産改定値(予想:前年比+1.2%)
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