注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は45000円処での底堅さを見極め~
配信日時:2025/09/29 08:27
配信元:FISCO
*08:27JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は45000円処での底堅さを見極め~
29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■買い一巡後は45000円処での底堅さを見極め
■DCM、2Q営業利益 1.1%減 208億円
■前場の注目材料:栗本鉄工所、堺に物流集約、自動倉庫新設、輸送網再編
■買い一巡後は45000円処での底堅さを見極め
29日の日本株市場は、やや買い優勢の展開になりそうだが、全体としてはこう着感が強まりやすいだろう。26日の米国市場はNYダウが299ドル高、ナスダックは99ポイント高だった。8月の米個人消費支出(PCE)統計で、食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数が予想と一致したことで、利下げ軌道が継続との期待から買い優勢の展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の45130円、円相場は1ドル=149円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになろう。中間決算の配当権利落ち日となり、日経平均株価で300円弱とみられている。そのため、買い一巡後は節目の45000円での攻防が意識されやすいと考えられる。ボリンジャーバンドの+1σが44974円辺りに位置しているため、同水準での底堅さがみられてくるようだと、押し目待ち狙いの買いを誘う可能性がありそうだ。
また、先週末は配当志向の物色からTOPIX型にシフトしており、足もとで相場をけん引してきた半導体株の一角には利益確定の売りが入っていた。イベント通過で再びハイテク株への資金流入がみられるかが注目されるところであり、ソフトバンクG<9984>などの動向を睨みながらの展開になろう。ハイテク株の調整が続くようだと、先物市場でのショートを誘う可能性もあり、不安定な相場展開が見込まれる。
ただ、10月4日に投開票される自民党総裁選を控えていることで、積極的に売りを仕掛けてくる動きは考えにくいところではある。そのため、短期的に下へのバイアスが強まる局面があるようだと、その後のリバウンドを狙った押し目買いのスタンスになりそうだ。もっとも、週末には米雇用統計を控えている。米国では経済指標の結果を受けた追加利下げへの思惑に振らされやすい需給状況であり、積極的な上値追いの動きも手控えられそうだ。
ハイテク株のリバウンドを見極めつつ、個別の材料を手掛かりとした物色に向かわせやすい。そのほか、相対的に弱さが目立っていた中小型株のリバウンド狙いの動きも意識されよう。26日の引け後に決算を発表したところでは、近鉄百貨店<8244>、オークワ<8217>、ニューテック<6734>の動向が注目される。
■DCM、2Q営業利益 1.1%減 208億円
DCM<3050>が発表した2026年2月期第2四半期の連結業績は、営業収益が前年同期比2.6%減の2803億2900万円、営業利益は同1.1%減の208億4300万円だった。ホームインプルーブメント部門においては、8月は昨年の南海トラフ地震臨時情報発表と台風の影響による防災需要の反動を受けたが、空調服などの猛暑対策商材は期間を通して好調に推移。園芸部門においては、梅雨明け以降の猛暑の影響によって、日除けや散水用品が好調。ハウスキーピング部門において、販売強化の効果により洗濯洗剤は好調に推移した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(46247.29、+299.97)
・ナスダック総合指数は上昇(22484.07、+99.37)
・SOX指数は上昇(6305.05、+20.38)
・シカゴ日経225先物は上昇(45130、+80)
・VIX指数は低下(15.29、-1.45)
・米原油先物相場は上昇(65.72、+0.74)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京エレクトロン<8035>AIで固定費2000億円減、装置メンテ効率化
・ソフトバンク<9434>クラウドでAI計算基盤、成長段階別に新興支援
・中部電力<9502>社長「洋上風力、参加変わらず」三菱商事撤退受け
・セブン銀行<8410>伊藤忠と提携、16%出資、ファミマATM更新
・学研HD<9470>日本生命保険が9億円出資
・栗本鉄工所<5602>堺に物流集約、自動倉庫新設、輸送網再編
・JR東海<9022>ドローン長距離自動飛行で制御法開発
・月島HD<6332>月島機械、独社と提携、次世代ミキサー投入
・川崎重工<7012>トヨタ自動車などと、水素供給で日独連携
・富士通<6702>SCベンチャーズと、量子アプリ開発を支援、英に新会社
・NEC<6701>4社と大容量アジア光海底ケーブル、供給契約締結
・日東紡<3110>ガラスクロスに商機、福島で新棟27年に稼働
・関西電力<9503>御坊1・2号機廃止、来月末から順次
・DeNA<2432>三井不などと横浜・関内に複合施設、スタジアム直結、来年3月
・富士フイルムHD<4901>米にバイオ薬の大型工場、製剤も受託拡大
・ロート製薬<4527>富士通と、目の健康、装置で確認、アイケア意識向上
・JR九州<9142>博多のビル開発費用高騰で中止
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■買い一巡後は45000円処での底堅さを見極め
■DCM、2Q営業利益 1.1%減 208億円
■前場の注目材料:栗本鉄工所、堺に物流集約、自動倉庫新設、輸送網再編
■買い一巡後は45000円処での底堅さを見極め
29日の日本株市場は、やや買い優勢の展開になりそうだが、全体としてはこう着感が強まりやすいだろう。26日の米国市場はNYダウが299ドル高、ナスダックは99ポイント高だった。8月の米個人消費支出(PCE)統計で、食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数が予想と一致したことで、利下げ軌道が継続との期待から買い優勢の展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の45130円、円相場は1ドル=149円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになろう。中間決算の配当権利落ち日となり、日経平均株価で300円弱とみられている。そのため、買い一巡後は節目の45000円での攻防が意識されやすいと考えられる。ボリンジャーバンドの+1σが44974円辺りに位置しているため、同水準での底堅さがみられてくるようだと、押し目待ち狙いの買いを誘う可能性がありそうだ。
また、先週末は配当志向の物色からTOPIX型にシフトしており、足もとで相場をけん引してきた半導体株の一角には利益確定の売りが入っていた。イベント通過で再びハイテク株への資金流入がみられるかが注目されるところであり、ソフトバンクG<9984>などの動向を睨みながらの展開になろう。ハイテク株の調整が続くようだと、先物市場でのショートを誘う可能性もあり、不安定な相場展開が見込まれる。
ただ、10月4日に投開票される自民党総裁選を控えていることで、積極的に売りを仕掛けてくる動きは考えにくいところではある。そのため、短期的に下へのバイアスが強まる局面があるようだと、その後のリバウンドを狙った押し目買いのスタンスになりそうだ。もっとも、週末には米雇用統計を控えている。米国では経済指標の結果を受けた追加利下げへの思惑に振らされやすい需給状況であり、積極的な上値追いの動きも手控えられそうだ。
ハイテク株のリバウンドを見極めつつ、個別の材料を手掛かりとした物色に向かわせやすい。そのほか、相対的に弱さが目立っていた中小型株のリバウンド狙いの動きも意識されよう。26日の引け後に決算を発表したところでは、近鉄百貨店<8244>、オークワ<8217>、ニューテック<6734>の動向が注目される。
■DCM、2Q営業利益 1.1%減 208億円
DCM<3050>が発表した2026年2月期第2四半期の連結業績は、営業収益が前年同期比2.6%減の2803億2900万円、営業利益は同1.1%減の208億4300万円だった。ホームインプルーブメント部門においては、8月は昨年の南海トラフ地震臨時情報発表と台風の影響による防災需要の反動を受けたが、空調服などの猛暑対策商材は期間を通して好調に推移。園芸部門においては、梅雨明け以降の猛暑の影響によって、日除けや散水用品が好調。ハウスキーピング部門において、販売強化の効果により洗濯洗剤は好調に推移した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(46247.29、+299.97)
・ナスダック総合指数は上昇(22484.07、+99.37)
・SOX指数は上昇(6305.05、+20.38)
・シカゴ日経225先物は上昇(45130、+80)
・VIX指数は低下(15.29、-1.45)
・米原油先物相場は上昇(65.72、+0.74)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京エレクトロン<8035>AIで固定費2000億円減、装置メンテ効率化
・ソフトバンク<9434>クラウドでAI計算基盤、成長段階別に新興支援
・中部電力<9502>社長「洋上風力、参加変わらず」三菱商事撤退受け
・セブン銀行<8410>伊藤忠と提携、16%出資、ファミマATM更新
・学研HD<9470>日本生命保険が9億円出資
・栗本鉄工所<5602>堺に物流集約、自動倉庫新設、輸送網再編
・JR東海<9022>ドローン長距離自動飛行で制御法開発
・月島HD<6332>月島機械、独社と提携、次世代ミキサー投入
・川崎重工<7012>トヨタ自動車などと、水素供給で日独連携
・富士通<6702>SCベンチャーズと、量子アプリ開発を支援、英に新会社
・NEC<6701>4社と大容量アジア光海底ケーブル、供給契約締結
・日東紡<3110>ガラスクロスに商機、福島で新棟27年に稼働
・関西電力<9503>御坊1・2号機廃止、来月末から順次
・DeNA<2432>三井不などと横浜・関内に複合施設、スタジアム直結、来年3月
・富士フイルムHD<4901>米にバイオ薬の大型工場、製剤も受託拡大
・ロート製薬<4527>富士通と、目の健康、装置で確認、アイケア意識向上
・JR九州<9142>博多のビル開発費用高騰で中止
☆前場のイベントスケジュール
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