注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~全般こう着のなかで材料株やIPOに資金シフト~
配信日時:2025/09/25 08:45
配信元:FISCO
*08:45JST 前場に注目すべき3つのポイント~全般こう着のなかで材料株やIPOに資金シフト~
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■全般こう着のなかで材料株やIPOに資金シフト
■トーヨーカネツ、2Q上方修正 営業利益16.5億円←8.0億円
■前場の注目材料:オークマ、独に自動化施設、欧社と共創・システム展示
■全般こう着のなかで材料株やIPOに資金シフト
25日の日本株市場は、やや売り優勢の展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうである。24日の米国市場はNYダウが171ドル安、ナスダックは75ポイント安だった。米新築住宅販売件数が予想を上回り、住宅市場の改善期待から買われる場面もみられた。ただし、前日の米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長の講演を受けて追加利下げ期待が後退するなかで、利益確定の売りが優勢になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の45375円、円相場は1ドル=148円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになろう。昨日の日経平均株価は前場終盤にかけて45205円まで下げる場面もみられたが、後場に入り切り返しており、終盤にかけて45693円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただ、このけん引役となったのはソフトバンクG<9984>であり、日経平均株価を216円押し上げていた。同社のインパクトによる影響が大きいだけに、本日もソフトバンクGの動向が注目されることになりそうである。
指数インパクトが大きいことで、ソフトバンクGの動向次第では先物市場で仕掛け的な動きをみせてくる可能性もあり、全体にも影響を与えることになるだろう。引き続き強含む動きとなれば、AI関連株への広がりが意識されそうだ。そのほか、トランプ米大統領が、NATO加盟国は領空を侵犯したロシア機を撃墜すべきだと述べたほか、ウクライナの勝利の可能性についてより共感的な姿勢を示したと報じられている。これが防衛関連株への物色に向かわせる可能性はありそうだ。
国内では政策に絡んだテーマ物色に向かわせやすいほか、東京都は、指定地域で新たに宅地を開発する場合、敷地内の電柱の新設を原則禁止とする全国初の条例の制定を目指す方針を固めたと報じられている。「無電柱化」に関連する銘柄への物色も強まる可能性はあるだろう。相場全体としてはこう着感が強まる可能性があるなかで、材料株物色は活発になりそうだ。そのほか、GMOコマース<410A>が東証グロース、オリオンビール<409A>が東証プライムに上場する。同日上場となるため、資金分散の影響を受ける可能性はありそうだが、1ヵ月ぶりのIPOとなることで堅調な初値形成が見込まれる。
■トーヨーカネツ、2Q上方修正 営業利益16.5億円←8.0億円
トーヨーカネツ<6369>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は275億円から284億円、営業利益を8.0億円から16.5億円に上方修正した。売上高については、物流ソリューション事業・プラント事業の両事業において、期中の案件進捗が好調であったことから前回発表予想を若干上回る見通し。利益面では、物流ソリューション事業において下期に進捗を見込んでいた案件が上期に前倒しとなったことや、上期に完成した大型工事の採算が上振れした。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(45630.31、+136.65)
・VIX指数は低下(16.18、-0.46)
・米原油先物相場は上昇(64.99、+1.58)
・為替相場は円安・ドル高(148.80-90)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・オークマ<6103>独に自動化施設、欧社と共創・システム展示
・ブラザー工業<6448>小型MC拡充、工具搭載増加・5軸加工など年に数モデル追加
・森六<4249>レゾナックから車成形部材を178億円で買収
・大林組<1802>建物計画時に炭素量予測、“生涯排出”まで対応
・SUBARU<7270>マスマーケット部門で1位、米顧客満足度指数車調査
・オムロン<6645>複数メーカー対応のエッジコントローラー発売
・シャープ<6753>東南ア向け冷房専用エアコンをインドネシアでも生産
・TBSHD<9401>NTTドコモビジネスと遠隔でスポーツ番組制作、TBS向け拠点
・日立<6501>データ・AIコンサルの独社を買収、顧客の課題解決強化
・JFEHD<5411>脱炭素で資本適正配分、次世代高炉に集中
・大王製紙<3880>CO2と水素で合成燃料、愛媛で事業性検証
・AGC<5201>建築用ガラスを12月に値上げ
・商船三井<9104>海運業界、風力航行技術の開発加速、環境負荷低減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日本銀行金融政策決定会合議事要旨公表(7月開催分)
<海外>
・特になし <ST>
■全般こう着のなかで材料株やIPOに資金シフト
■トーヨーカネツ、2Q上方修正 営業利益16.5億円←8.0億円
■前場の注目材料:オークマ、独に自動化施設、欧社と共創・システム展示
■全般こう着のなかで材料株やIPOに資金シフト
25日の日本株市場は、やや売り優勢の展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうである。24日の米国市場はNYダウが171ドル安、ナスダックは75ポイント安だった。米新築住宅販売件数が予想を上回り、住宅市場の改善期待から買われる場面もみられた。ただし、前日の米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長の講演を受けて追加利下げ期待が後退するなかで、利益確定の売りが優勢になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円安の45375円、円相場は1ドル=148円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになろう。昨日の日経平均株価は前場終盤にかけて45205円まで下げる場面もみられたが、後場に入り切り返しており、終盤にかけて45693円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただ、このけん引役となったのはソフトバンクG<9984>であり、日経平均株価を216円押し上げていた。同社のインパクトによる影響が大きいだけに、本日もソフトバンクGの動向が注目されることになりそうである。
指数インパクトが大きいことで、ソフトバンクGの動向次第では先物市場で仕掛け的な動きをみせてくる可能性もあり、全体にも影響を与えることになるだろう。引き続き強含む動きとなれば、AI関連株への広がりが意識されそうだ。そのほか、トランプ米大統領が、NATO加盟国は領空を侵犯したロシア機を撃墜すべきだと述べたほか、ウクライナの勝利の可能性についてより共感的な姿勢を示したと報じられている。これが防衛関連株への物色に向かわせる可能性はありそうだ。
国内では政策に絡んだテーマ物色に向かわせやすいほか、東京都は、指定地域で新たに宅地を開発する場合、敷地内の電柱の新設を原則禁止とする全国初の条例の制定を目指す方針を固めたと報じられている。「無電柱化」に関連する銘柄への物色も強まる可能性はあるだろう。相場全体としてはこう着感が強まる可能性があるなかで、材料株物色は活発になりそうだ。そのほか、GMOコマース<410A>が東証グロース、オリオンビール<409A>が東証プライムに上場する。同日上場となるため、資金分散の影響を受ける可能性はありそうだが、1ヵ月ぶりのIPOとなることで堅調な初値形成が見込まれる。
■トーヨーカネツ、2Q上方修正 営業利益16.5億円←8.0億円
トーヨーカネツ<6369>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上高は275億円から284億円、営業利益を8.0億円から16.5億円に上方修正した。売上高については、物流ソリューション事業・プラント事業の両事業において、期中の案件進捗が好調であったことから前回発表予想を若干上回る見通し。利益面では、物流ソリューション事業において下期に進捗を見込んでいた案件が上期に前倒しとなったことや、上期に完成した大型工事の採算が上振れした。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(45630.31、+136.65)
・VIX指数は低下(16.18、-0.46)
・米原油先物相場は上昇(64.99、+1.58)
・為替相場は円安・ドル高(148.80-90)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・オークマ<6103>独に自動化施設、欧社と共創・システム展示
・ブラザー工業<6448>小型MC拡充、工具搭載増加・5軸加工など年に数モデル追加
・森六<4249>レゾナックから車成形部材を178億円で買収
・大林組<1802>建物計画時に炭素量予測、“生涯排出”まで対応
・SUBARU<7270>マスマーケット部門で1位、米顧客満足度指数車調査
・オムロン<6645>複数メーカー対応のエッジコントローラー発売
・シャープ<6753>東南ア向け冷房専用エアコンをインドネシアでも生産
・TBSHD<9401>NTTドコモビジネスと遠隔でスポーツ番組制作、TBS向け拠点
・日立<6501>データ・AIコンサルの独社を買収、顧客の課題解決強化
・JFEHD<5411>脱炭素で資本適正配分、次世代高炉に集中
・大王製紙<3880>CO2と水素で合成燃料、愛媛で事業性検証
・AGC<5201>建築用ガラスを12月に値上げ
・商船三井<9104>海運業界、風力航行技術の開発加速、環境負荷低減
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日本銀行金融政策決定会合議事要旨公表(7月開催分)
<海外>
・特になし <ST>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況
