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<動意株・22日>(大引け)=栗林船、ピックルス、fonfun、ホットリンクなど

配信日時:2025/09/22 15:32 配信元:MINKABU
 栗林商船<9171.T>=後場急動意でストップ高。同社は22日、26年3月期の連結業績予想の上方修正を発表。今期の最終利益予想を従来の見通しから18億9200万円増額して37億9200万円(前期比88.4%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転して過去最高益を更新する見通しを示し、好感された。今期の売上高予想は7億4700万円増額して537億4700万円(前期比1.3%増)に見直した。4~6月期の業績動向を踏まえたほか、上場投資有価証券の売却に伴う利益を計上する見通しとなり、通期の業績予想に織り込んだ。  ピックルスホールディングス<2935.T>=上昇加速で新値追い。正午ごろ、26年2月期の連結業績予想について、売上高を410億円から417億円(前期比0.4%増)へ、営業利益を15億円から20億8000万円(同62.6%増)へ、純利益を9億9000万円から14億4000万円(同50.3%増)へ上方修正し、あわせて中間配当予想を13円から15円(年29円)へ引き上げたことが好感されている。上期において、コンビニエンスストアが実施したキャンペーンの効果などで販売が好調に推移したことに加えて、ご飯がススムキムチなどの製品価格改定や販売条件の管理が予定通り進んだことが売上高・利益を押し上げた。また、想定よりも原料野菜の仕入れ価格が安定していることや原材料費・労務費、物流費などを抑制した効果も寄与する。  fonfun<2323.T>=上げ足強め3日ぶり反発。午後1時ごろ、システム受託開発事業やシステムエンジニアリングサービス(SES)事業を行うマイクロウェーブデジタル(以下MWD社)株式の20.0%を取得し、持ち分法適用会社化すると発表しており、好材料視されている。MWD社と連携することで、新規事業機会の創出や受注力の強化とサービス領域の拡大、開発リソースの最適化などのシナジーを期待しているという。取得価額は非開示。なお、業績に与える影響は軽微としている。  ホットリンク<3680.T>=後場一段高。同社はきょう、グループのNonagon Capitalが自社でのブロックチェーン・バリデーター運用に加え、国内大手企業におけるバリデーター運用開始に向けた支援を本格的に開始したと発表。これが材料視されているようだ。バリデーターとは、入力されたデータが適切かつ有効であるかどうかを検証し、不適切な箇所があるとエラーとして通知する機能またはソフトウエアのこと。Nonagon Capitalでは「バリデーター運用を軸とする戦略立案」「バリデーター運用するブロックチェーンの選定」「開発元との条件交渉」「法務や会計に関する業務フローの策定、及び社内調整サポート」「バリデーター運用に必要な技術的支援」などに対応し、バリデーター運用開始までを伴走支援するという。  オムロン<6645.T>=大幅反発。前週末19日取引終了後、デバイス&モジュールソリューションズビジネス(電子部品事業)の分社化に関する検討を開始すると発表した。事業の自律性を高めることで市場環境の変化に迅速に対応し、意思決定のスピードを向上させて競争力を強化する狙いがあるもよう。来年4月1日をメドに分社化を目指す。今後の収益性向上を期待した買いが入っている。  ミタチ産業<3321.T>=急伸。年初来高値を更新した。同社は前週末19日の取引終了後、26年5月期の連結業績予想の上方修正を発表。今期の売上高予想を従来の見通しから50億円増額して1050億円(前期比7.0%増)、最終利益予想を2億5000万円増額して17億5000万円(同3.2%増)に見直した。最終利益は減益予想から一転、増益の見通しとなり、好感されたようだ。自動車分野での販売や、民生分野でのEMSの受注が堅調に推移しており、遊休資産の売却益の影響を含めて業績予想に織り込んだ。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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