みんかぶニュース 市況・概況

【↑】日経平均 大引け| 大幅反発、半導体関連株が買われ最高値更新 (9月18日)

配信日時:2025/09/18 16:18 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  44910.50 高値  45508.67 安値  44815.40 大引け 45303.43(前日比 +513.05 、 +1.15% ) 売買高  17億4799万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆8546億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は大幅反発、終値は最高値更新  2.FOMC通過の安心感広がり一時700円超高  3.時間外で米株価指数先物が上昇  4.半導体関連に資金流入  5.高市氏の自民総裁選出馬表明の反応限定的 ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比260ドル高と反発した。FOMCで0.25%の利下げが決定されたほか、今後も利下げを継続する見通しを示したため、景気敏感株や消費関連株を中心に買いが優勢となった。  東京市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し買い安心感が広がるなか、日経平均株価はフシ目の4万5000円を突破し過去最高値を更新した。  16~17日開催のFOMCでは市場の予想通り0.25%の利下げが決まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見など重要イベントを経て、年内の追加利下げの期待感が広がるなか、時間外取引で米株価指数先物が上昇した。投資家のリスク許容度が高まり東京市場では半導体関連株を中心に投資資金が流入。先物買いも手伝って日経平均の上げ幅は一時700円を超え、午後にザラ場ベースの最高値となる4万5508円67銭まで水準を切り上げた。一方、為替は一時1ドル=147円50銭台まで円安方向に振れたものの、自動車株への買い意欲は高まらず、鉄道や電気・ガスなど内需関連の一角が売られ、プライム市場の値上がり銘柄数の割合は全体の56%にとどまった。高市早苗前経済安全保障相が18日、自民党総裁選に出馬する意向を表明したものの、全体相場の反応は限定的だった。  個別では、ディスコ<6146>が急伸し売買代金トップ。東京エレクトロン<8035>が大幅高で10連騰となったほか、アドバンテスト<6857>やKOKUSAI ELECTRIC<6525>、レゾナック・ホールディングス<4004>が値を飛ばした。芝浦メカトロニクス<6590>やSUMCO<3436>も大幅高。ソニーグループ<6758>やTDK<6762>、フジクラ<5803>が堅調に推移し、日本ヒューム<5262>や三井金属<5706>、フィックスターズ<3687>が株価水準を大きく切り上げ、さくらインターネット<3778>がストップ高となった。  半面、東京電力ホールディングス<9501>や東京ガス<9531>、JR東海<9022>が下値を探り、任天堂<7974>やサイバーエージェント<4751>が軟調。トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、SUBARU<7270>が値を下げたほか、日東紡績<3110>が売られ、KLab<3656>が急落した。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、SBG <9984>、TDK <6762>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約409円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は任天堂 <7974>、リクルート <6098>、KDDI <9433>、コナミG <9766>、HOYA <7741>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約44円。  東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)非鉄金属、(3)金属製品、(4)医薬品、(5)卸売業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス、(2)その他製品、(3)空運業、(4)陸運業、(5)水産・農林業。 ■個別材料株 △カウリス <153A> [東証G]  電力10社と連携しマネロン対策で新展開へ。 △フロンテオ <2158> [東証G]  自社の医学論文探索AIを寝具ブランド展開のMorghtが導入。 △リベラウェア <218A> [東証G]  韓国Sequor Robotics社と業務提携。 △さくらネット <3778> [東証P]  「政府が国産AI開発に乗り出す」との報道。 △電算 <3640> [東証S]  上半期業績は想定外の大幅上方修正に。 △エディア <3935> [東証S]  ニンテンドースイッチ向け「虧月の夜」を来年1月29日発売へ。 △ジャストプラ <4287> [東証S]  自社株22万2750株を9月25日付で消却へ。 △東京衡機 <7719> [東証S]  今2月期営業利益増額し前期比7倍に。 △MTG <7806> [東証G]  女性向け新カテゴリー立ち上げフェムテック領域に参入へ。 △AB&C <9251> [東証G]  配当方針を変更し今期は年60円配予想と大幅増額修正。 ▼KLab <3656> [東証P]  東証が信用規制の臨時措置を実施。 ▼モンラボ <5255> [東証G]  リオン <6823> から訴訟提起。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)さくらネット <3778>、(2)レゾナック <4004>、(3)Vテク <7717>、(4)ローツェ <6323>、(5)芝浦 <6590>、(6)コクサイエレ <6525>、(7)日ヒュム <5262>、(8)サムコ <6387>、(9)フジシール <7864>、(10)SUMCO <3436>。  値下がり率上位10傑は(1)KLab <3656>、(2)Jディスプレ <6740>、(3)東電HD <9501>、(4)東ガス <9531>、(5)日東紡 <3110>、(6)東洋エンジ <6330>、(7)PRTIME <3922>、(8)サンウェルズ <9229>、(9)マンダム <4917>、(10)T-BASE <3415>。 【大引け】  日経平均は前日比513.05円(1.15%)高の4万5303.43円。TOPIXは前日比13.04(0.41%)高の3158.87。出来高は概算で17億4799万株。東証プライムの値上がり銘柄数は912、値下がり銘柄数は637となった。東証グロース250指数は761.53ポイント(1.96ポイント安)。 [2025年9月18日] 株探ニュース

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ