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前場に注目すべき3つのポイント~過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続~
配信日時:2025/09/12 08:42
配信元:FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続~
12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続
■アインHD、26/4上方修正 営業利益283.0億円←218.6億円
■前場の注目材料:アルバック、FPD装置の国内生産から撤退、中国に集約
■過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続
12日の日本株市場は、連日で史上最高値を更新することになろう。11日の米国市場はNYダウが617ドル高、ナスダックは157ポイント高だった。8月の米消費者物価指数(CPI)は予想に一致したほか、新規失業保険申請件数の増加を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを後押しするとの見方に向かわせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比335円高の44505円、円相場は1ドル=147円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになろう。日経225先物(12月限)のナイトセッションは中盤にかけて44570円まで買われる場面もみられた。先物は9月の配当落ち分を考慮しているため、現物市場においては44700円辺りまで上昇してくる可能性がありそうだ。日経平均株価は前日の上昇でボリンジャーバンドの+2σ(44245円)を突破しており、+3σ(44949円)とのレンジが意識されてくることになりそうだ。短期的な過熱感が警戒されてくる可能性はあるものの、引き続き指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する形になるようだと、上へのバイアスが強まりやすいだろう。
本日は9月限の先物オプション特別清算指数算出(SQ)となるが、SQに絡んだ商いで買いが見込まれ、SQ通過後は利益確定の流れに向かう可能性はあるだろう。ただし、足もとの急ピッチの上昇で買い遅れているファンドによる押し目買い意欲は強そうである。そのため、短期的な過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続しそうである。昨日強い値動きが目立った半導体やAI関連などは利食いが入りやすいだろうが、引き続き資金が集中しやすい需給状況だろう。出遅れている半導体株などを探る動きなどもありそうだ。
一方で、海外勢による資金流入が継続するなかでは、日経平均型などのインデックス買いが中心になりやすいだろう。そのため、中小型株など個人主体の銘柄については相対的に鈍い動きになりそうだ。低位材料株などでの短期的な値幅取り狙いにとどまりそうである。
■アインHD、26/4上方修正 営業利益283.0億円←218.6億円
アインHD<9627>は2026年4月期業績予想の修正を発表。営業利益を218.6億円から283.0億円に上方修正した。第1四半期は、ファーマシー事業において、高額医薬品の処方により処方箋単価が上昇し、処方箋枚数も堅調に推移。また、首都圏や関西圏、東海地方等の人口集積エリアを中心に調剤薬局約830店舗を展開する「さくら薬局グループ」がグループ入りしている。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(44372.50、+534.83)
・NYダウは上昇(46108.00、+617.08)
・ナスダック総合指数は上昇(22043.07、+157.01)
・SOX指数は上昇(5995.39、+37.30)
・シカゴ日経225先物は上昇(44505、+335)
・VIX指数は低下(14.71、-0.64)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・アルバック<6728>FPD装置の国内生産から撤退、中国に集約
・ホンダ<7267>航続距離295km、軽EV規格内で最長達成
・兼松<8020>イスラエル新興に出資、介護AIロボ日本展開、健康管理後押し
・技研製作所<6289>インド深耕、インフラ整備、コンクリに圧入提案
・洋エンジ<6330>米GFEと地熱開発で協業、アジア・北米に展開
・三菱電機<6503>日英伊4社でコンソーシアム、次期戦闘機開発で
・アドバンテスト<6857>CD‐SEM投入2ナノ級以降のマスク対応
・野村総合研究所<4307>JR東日本と新会社、生活様式・働き方革新を支援
・INPEX<1605>大阪ガスなどと、CO2の流通可視化、新潟にe―メタン基盤
・DIC<4631>リチウム電池吸熱パッドを開発、熱暴走時の延焼防止
・扶桑薬品工業<4538>生産体制強化、岡山工場に第2製剤棟
・阪急阪神HD<9042>阪急阪神不動産、タイに分譲マンション、バンコク通勤者向け
・ヤマハ<7951>ベトナムで音楽教育、幼児向け提供
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<ST>
■過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続
■アインHD、26/4上方修正 営業利益283.0億円←218.6億円
■前場の注目材料:アルバック、FPD装置の国内生産から撤退、中国に集約
■過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続
12日の日本株市場は、連日で史上最高値を更新することになろう。11日の米国市場はNYダウが617ドル高、ナスダックは157ポイント高だった。8月の米消費者物価指数(CPI)は予想に一致したほか、新規失業保険申請件数の増加を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを後押しするとの見方に向かわせた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比335円高の44505円、円相場は1ドル=147円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになろう。日経225先物(12月限)のナイトセッションは中盤にかけて44570円まで買われる場面もみられた。先物は9月の配当落ち分を考慮しているため、現物市場においては44700円辺りまで上昇してくる可能性がありそうだ。日経平均株価は前日の上昇でボリンジャーバンドの+2σ(44245円)を突破しており、+3σ(44949円)とのレンジが意識されてくることになりそうだ。短期的な過熱感が警戒されてくる可能性はあるものの、引き続き指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引する形になるようだと、上へのバイアスが強まりやすいだろう。
本日は9月限の先物オプション特別清算指数算出(SQ)となるが、SQに絡んだ商いで買いが見込まれ、SQ通過後は利益確定の流れに向かう可能性はあるだろう。ただし、足もとの急ピッチの上昇で買い遅れているファンドによる押し目買い意欲は強そうである。そのため、短期的な過熱を冷ましつつも下値切り上げのトレンドが継続しそうである。昨日強い値動きが目立った半導体やAI関連などは利食いが入りやすいだろうが、引き続き資金が集中しやすい需給状況だろう。出遅れている半導体株などを探る動きなどもありそうだ。
一方で、海外勢による資金流入が継続するなかでは、日経平均型などのインデックス買いが中心になりやすいだろう。そのため、中小型株など個人主体の銘柄については相対的に鈍い動きになりそうだ。低位材料株などでの短期的な値幅取り狙いにとどまりそうである。
■アインHD、26/4上方修正 営業利益283.0億円←218.6億円
アインHD<9627>は2026年4月期業績予想の修正を発表。営業利益を218.6億円から283.0億円に上方修正した。第1四半期は、ファーマシー事業において、高額医薬品の処方により処方箋単価が上昇し、処方箋枚数も堅調に推移。また、首都圏や関西圏、東海地方等の人口集積エリアを中心に調剤薬局約830店舗を展開する「さくら薬局グループ」がグループ入りしている。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(44372.50、+534.83)
・NYダウは上昇(46108.00、+617.08)
・ナスダック総合指数は上昇(22043.07、+157.01)
・SOX指数は上昇(5995.39、+37.30)
・シカゴ日経225先物は上昇(44505、+335)
・VIX指数は低下(14.71、-0.64)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・アルバック<6728>FPD装置の国内生産から撤退、中国に集約
・ホンダ<7267>航続距離295km、軽EV規格内で最長達成
・兼松<8020>イスラエル新興に出資、介護AIロボ日本展開、健康管理後押し
・技研製作所<6289>インド深耕、インフラ整備、コンクリに圧入提案
・洋エンジ<6330>米GFEと地熱開発で協業、アジア・北米に展開
・三菱電機<6503>日英伊4社でコンソーシアム、次期戦闘機開発で
・アドバンテスト<6857>CD‐SEM投入2ナノ級以降のマスク対応
・野村総合研究所<4307>JR東日本と新会社、生活様式・働き方革新を支援
・INPEX<1605>大阪ガスなどと、CO2の流通可視化、新潟にe―メタン基盤
・DIC<4631>リチウム電池吸熱パッドを開発、熱暴走時の延焼防止
・扶桑薬品工業<4538>生産体制強化、岡山工場に第2製剤棟
・阪急阪神HD<9042>阪急阪神不動産、タイに分譲マンション、バンコク通勤者向け
・ヤマハ<7951>ベトナムで音楽教育、幼児向け提供
☆前場のイベントスケジュール
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・特になし
<海外>
・特になし
<ST>
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