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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利1.570%と横ばい

配信日時:2025/09/08 15:39 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。石破茂首相の辞意表明で政治情勢を巡る不透明感が広がるなか、さまざまな思惑が交錯したことから相場の方向感は定まりにくかった。  債券先物は前週末の米債券高を受けて寄り付き直後には一時138円12銭まで上伸したものの、次期政権での拡張的な財政政策が意識されるかたちで軟化。また、内閣府が朝方発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値で、前期比年率2.2%増と速報値(1.0%増)から上方修正されたことも重荷となった。ただ、政局の不安定化で日銀の利上げ再開が遅れるとの見方もあり、先物は売り一巡後に切り返し。この日に財務省が実施した流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)で、応札倍率が4.50倍と前回(7月25日)の3.64倍を上回ったことを好感した買いがみられる場面もあった。とはいえ、新政権による政策推進期待などを背景に日経平均株価が大幅高となったことから債券の上値は重く、先物は午後2時30分ごろに137円93銭をつけた。  先物9月限の終値は、前週末比8銭高の138円04銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末と同じ1.570%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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