注目トピックス 日本株
ダイワ通信---大幅続伸、遅延していた決算発表を受けて安心感先行
配信日時:2025/09/04 14:23
配信元:FISCO
*14:23JST ダイワ通信---大幅続伸、遅延していた決算発表を受けて安心感先行
ダイワ通信<7116>は大幅続伸。前引け後に遅延していた25年3月期の決算を発表、後場に入って急速に切り返す展開となっている。25年3月期営業利益は4.5億円で前期比93.9%増となり、従来計画の4億円を上振れ。純損益は、調査費用の発生で1.6億円の赤字となり、従来計画2.6億円の黒字を下回った。不適切取引に伴う本業への影響が限定的にとどまったことから、買い安心感が先行の形。なお、24年3月期営業利益は3.6億円から2.3億円に修正されている。
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株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)
*15:37JST 株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)
LIFULL<2120>●DAIBOUCHOUそうですね。投資家の立場からすると、社長も同じ船に乗ってくださるという点は非常に心強いです。金額に換算すると、現在の株価で約3億円に相当します。これは相当な覚悟だと思います。ちなみに、今回の取得はストックオプションではなく、現金で購入されたものです。■LIFULL 伊東様はい、市場で購入させていただきました。●DAIBOUCHOUなるほど、すごいですね。やはりこれは、今後の成長に自信があることの表れとも言えるのでしょうか。■LIFULL 伊東様そうですね。137万株という数字は少し中途半端に聞こえるかもしれません。しかし、もともと保有していた株式と合わせると、現在の株主名簿においてトップ10に入る水準となります。また、個人株主としては、創業者の井上に次いで2位の位置づけになる規模です。その水準に達するのが、ちょうど137万株という株数でしたので、そこを目指して購入したという背景があります。●DAIBOUCHOU次に、プライム市場の上場維持基準についてお伺いします。流通株式時価総額は100億円以上である必要がありますが、その株価対策についてはどのように検討されているのでしょうか。■LIFULL 伊東様繰り返しになりますが、8月13日の決算において配当予想を公表いたしました。第2四半期時点での発表では、配当性向を25%から30%へ引き上げ、さらに創業30周年記念として1円の記念配当を加えています。その結果、決算発表以降は株価も一定の好感をいただき、ご支持を得られていると感じています。また、8月13日の決算以降、株価は上昇傾向にあり、上場維持基準である流通株式時価総額100億円についても、現状では超えていると認識しています。ただし、投資家の皆様からの期待はさらに高い水準にあると理解していますので、今後もその期待に応えられるよう、取り組んでまいります。●DAIBOUCHOU現在の株価水準であれば、十分に余裕を持って流通株式時価総額100億円を超えており、プライム市場の上場維持はほぼ確実な状況といえるかと思います。さらに、PBRも1倍を超えてきましたが、今後は株価を一段と押し上げ、より高い水準へと持っていきたい、そういうお考えでしょうか。■LIFULL 伊東様まずは、皆さまにこの種のご心配をおかけしないような水準まで、しっかりと数字を持っていきたいと考えております。●DAIBOUCHOUお話を伺っていると、御社はAIにかなり力を入れて取り組まれている印象を受けます。不動産業界全体を見ますと、まだDXが十分に進んでいない部分もあると思いますが、そうした不動産業者の方々に向けたDX支援や、社内システムの強化といった取り組み・アプローチもされているのでしょうか。■LIFULL 伊東様現在、すでにさまざまなプロジェクトが進行しております。ただし、まだIR上で公表していない情報もありますので、この場では詳細をお伝えできませんが、まさにご指摘のような取り組みも今後の計画に盛り込んでいく予定です。ぜひご期待いただければと思います。●DAIBOUCHOU御社のDXパートナーシップの中では、ハウスコムさんをはじめ、不動産業者の方々との提携も進められていますので、そうした取り組みとうまく連携しながら、AIを活用した不動産業向けのサービス──例えば最近注目されているサブスク型の業務ソフトや、オンライン内見・オンライン契約といった領域も、非常に注目して良いのではないかと感じています。■LIFULL 伊東様ありがとうございます。補足を一点させていただきますと、本当にこの2〜3年で潮目が変わってきたと感じています。私自身、現場にも訪問しているのですが、不動産業界も他の業種同様に人手不足が非常に進んできています。経営者の皆様からも「採用がなかなか進まない」といった声が多く、AI活用やDX化、さらには業務効率化への関心や注目度が大きく高まっている状況です。実際、我々が各社様と連携してリリースを出すと、問い合わせが大幅に増えているのも事実です。それほど採用が厳しくなっている一方で、不動産投資への関心や投資家の熱は高まっているため、対応が追いつかない、営業で処理しきれないといった課題が顕在化しています。こうした状況に対して、AIを活用した支援の仕組みやサービスを今後も検討・開発し、提供していきたいと考えています。●DAIBOUCHOUそうですね。実際、日本人の不動産への関心が高まる中で、それに対応するためには人員が必要になります。しかし、人手不足が進むと、その解決策としてDXやAIの導入が求められ、結果としてツールやサービスの開発・商品化につながっていく。この流れは非常に自然だと思います。今後の御社の成長にも大いに注目させていただきます。■終わりのあいさつ▲フィスコ 高井伊東様、DAIBOUCHOU様、本日はありがとうございました。最後に、伊東様とDAIBOUCHOU様からご挨拶をいただきたいと思います。それでは、まず伊東様、お願いいたします。■LIFULL 伊東様改めまして、本日は対談の機会をいただき、誠にありがとうございました。また、さまざまなご質問をいただき感謝申し上げます。LIFULLは1年半前に私が社長に就任し、海外事業のリストラクチャリングを経て、さらなる成長を目指して社内も活気づいております。加えて、AI活用を得意とするエンジニアが多数在籍しており、今後の成長に向けた取り組みも進めております。ぜひ、今後のLIFULLの成長にご期待いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。▲フィスコ 高井ありがとうございます。DAIBOUCHOU様、本日の対談はいかがでしたでしょうか。●DAIBOUCHOU御社には、約15年前に投資した経験があります。その後、業績が不安定になったり赤字になったり、海外事業や住居以外の事業に展開したりと、不安定な時期もあったため、一度保有をやめたこともありました。しかし最近では、不動産の中でも住居領域に集中し、付随する事業にも注力することで、安定かつ高い成長を実現し、利益率や収益性も高めていこうという動きが鮮明になっています。今日の対談を通じて、今後は安定的な成長とV字回復が期待できる雰囲気を感じることができ、大変良い印象を持ちました。本日はありがとうございました。▲フィスコ 高井ありがとうございました。これにて対談は終了とさせていただきます。皆様、ご視聴いただき誠にありがとうございました。
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2025/09/04 15:37
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株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
*15:36JST 株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
LIFULL<2120>これは5月14日にリリースした生成AIの社内活用についてですが、すでに社員の9割以上、約900人が活用しており、これまでに合計で31,600時間の業務時間を創出しています。この時間を時間単価に換算すると、1億円以上の業務価値に相当し、効率的な時間の使い方や新たな業務への投資が可能となっています。生成AIの活用をさらに推進することで、社内の生産性向上、新サービスの創出、そして業界全体の効率化という三方向での成果を拡大していく計画です。●DAIBOUCHOU確かに。私も最近、AIを活用しています。例えば、マンションを民泊にする場合と通常の賃貸にする場合のシミュレーションや、建て替えた場合と大規模修繕を行った場合のシミュレーションなど、細かく予算を作成してくれるので非常に助かっています。そのため、不動産投資とAIは非常に相性が良いと感じています。AIで収益性を計算し、どの程度のキャッシュフローが見込めるか、どのくらいの利益が出るかといったシミュレーションが、投資家や管理会社でも把握できるようになると、大変便利だと思います。■LIFULL 伊東様おっしゃる通りです。AIは毎月、あるいは毎日のように進化しています。私たちも新しいサービスを次々に開発し、提供していきたいと考えています。また、いただいたフィードバックを基に、サービスをさらにブラッシュアップしていくつもりです。●DAIBOUCHOU確かに、不動産も自分で細かく検索して希望の物件が見つかれば理想的ですが、実際には少し漠然とした感覚になってしまう場合もあると思います。相場が分からないことも多いため、AIにさまざまな情報を教えてもらえると、良い物件探しの第一歩を踏み出しやすくなります。また、御社の株主として楽天さんがいらっしゃいます。楽天さんもAIを積極的に活用されているため、今後の協力などはあるのでしょうか。■LIFULL 伊東様楽天のAIチームの皆様とは情報交換の場を設けています。楽天社内の成功事例や、当社の成功事例のノウハウを共有し、不動産業界とは異なるECやモバイルなどの分野でも、活用できるアイデアがないか検討しています。そのような形で、連携を進めています。●DAIBOUCHOU承知しました。次にお伺いします。海外事業の撤退により、のれんや有利子負債が減少し、財務面に余裕が生まれたと考えられます。配当性向は25%から30%に引き上げられましたが、今後、さらなる増配や自社株買いなど、株主還元策の拡充を検討される可能性はありますか。■LIFULL 伊東様DAIBOUCHOUさんのお話の通り、2024年12月末時点で、左下に記載のとおり、資産としてのれんが99億円、長期金融負債が42億円、いずれもバランスシートに計上されておりました。今回のリストラクチャリングにより、のれんは投資有価証券に振り替えられ、約60億円が純投資として株式で保有される形となっています。右上に記載の通り、のれんが投資有価証券に変更されたことで、損益計算書上の減損リスクはなくなりました。また、長期金融負債が消滅したことにより、将来のキャッシュアウトのリスクも解消されました。ご質問の配当性向についてですが、今回25%から30%に引き上げています。加えて、創業30周年を記念して1円の記念配当を加えた結果、今期は過去最高の配当額を予定しています。今後の株主還元策につきましては、株価対策を含め、社長として強化していきたいと考えており、本丸とも言える部分です。さまざまな施策を検討中ですので、ご注目いただければと思います。●DAIBOUCHOU実際、のれんの減損リスクは元々それほど大きくなかったと思います。しかし、投資有価証券に振り替えることで、財務状況は非常に安定感のあるものになったという理解でよろしいでしょうか。また、この投資有価証券の価値が下落するリスクについては、それほど懸念する必要はないのでしょうか。■LIFULL 伊東様もちろん、投資有価証券の価値下落リスクはゼロではありません。しかし、当社としては、MBOを行った経営者とも大株主として関与しており、常に連携をとっています。この連携を通じて、価値向上に努めており、今後も引き続き、投資価値を高める取り組みを進めてまいります。●DAIBOUCHOU次に、中期経営計画についてお伺いします。現在の中期経営計画は今期で終了しますが、次期中期経営計画は、本決算である今年の11月に発表される予定でしょうか。■LIFULL 伊東様次期中期経営計画の内容や、どこまで数字を公開するかについては現在検討中ですが、非常に良い計画が仕上がってきていると感じています。株主の皆様に期待して応援していただけるよう、今後LIFULLがどの方向に進み、どのような事業成長シナリオを描いているのかを、11月から12月にかけてしっかりとお示ししていきたいと考えています。●DAIBOUCHOU一般的な日本人の立場から見ると、インフレや家賃の上昇は脅威である一方、チャンスでもあると思います。そのため、株式投資だけでなく、不動産投資や住宅購入といった行動に繋がりやすい状況ではないかと考えています。その結果、御社への注目や需要も高まるのではないでしょうか。また、今回LIFULL HOME’Sを中心に住まい事業に集中して取り組むことで、付随する事業の成長も見込まれます。こうした背景を踏まえた中期経営計画が示されるという理解でよろしいでしょうか。■LIFULL 伊東様はい、その通りです。●DAIBOUCHOUそれでは、11月の発表を楽しみにしております。次にお伺いします。現在のタイミングで、伊東社長が個人として137万株を買い増されましたが、これはどのような理由によるものなのでしょうか。■LIFULL 伊東様今回の株式取得については、多くの方に注目いただき、さまざまな問い合わせをいただいております。「すごいですね」との反響や、「どのようなスキームですか」といった質問も多く、反響は非常に大きいです。背景としては、繰り返しになりますが、私が社長に就任してから1年半が経過し、海外事業のリストラクチャリングを実施した上で、国内事業の重要領域に回帰し、着実に成長させていく方針が固まっています。さらに、ホームズ事業の成長も回復傾向にあり、AIも今後大きな事業機会になると考えています。私はLIFULLグループの今後の成長に自信を持っています。しかし、社長が自信を持っているといっても、外部からは「社長頑張ってください」という話になってしまいます。そのため、私自身がリスクを取って株式を保有し、皆様と価値を共有することで、この覚悟を示し、自信を伝えることが最も効果的だと考え、今回の株式取得に至りました。株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)に続く
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2025/09/04 15:36
注目トピックス 日本株
株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)
*15:35JST 株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)
LIFULL<2120>私たちは「老後の不安をゼロにする」というビジョンを掲げ、HOME’Sで培ってきたマーケティングや集客のノウハウを積極的に移植することで、LIFULL介護は今後さらに成長できると考えています。また、HOME’Sのユーザー動向を見ても、学生の一人暮らしのタイミングで賃貸物件を探し、ライフステージが進むと住み替えや住宅購入に利用し、さらに高齢期には老人ホームを探す場面でも当社のサービスをご利用いただける流れが生まれています。人生の各ステージで寄り添い、長期的に利用していただけるサービス群を提供していくうえで、LIFULL介護は非常に重要な役割を担っていると考えております。やはり人口減少が進む中で、地方の過疎化に伴う「空き家問題」は非常に大きな課題だと考えています。最新のデータによると、日本全国に約900万戸の空き家があり、これは全体の約13%、つまり7軒に1軒が空き家という状況です。これを放置してしまうと建物がどんどん傷んでしまい、町全体の価値も下がっていく。いわゆる「負のスパイラル」に陥ることが予想されます。そこで私たちは、まず空き家の「見える化」に取り組んでいます。国土交通省と連携し、「空き家バンク」を通じて900万戸の空き家を可視化し、多くの人に興味を持ってもらえるようにしていきます。さらに、利活用の具体的な事例づくりにも一緒になって取り組んでいきたいと考えています。例えば日常利用はもちろん、用途を転換した形での利活用なども含めて、空き家の活用方法を広げることで「関係人口」を増やしていく。これは大きな社会課題であると同時に、裏を返せば大きなビジネスチャンスでもあります。私たちはこの領域に積極的に投資を行い、社会課題の解決とビジネスの成長を両輪で回していきたいと考えています。●DAIBOUCHOU確かに、地方の民泊と組み合わせることで、さまざまな面白い取り組みができそうですね。右下に「LIFULL STAY」とありますが、最近は会員制の宿泊施設も増えてきていますし、大株主として楽天さんもいらっしゃいますので、楽天トラベルとの連携も考えられるのではないかと思います。また、冒頭で触れていただいた介護分野については、今後の業績への貢献度も大きくなるのではないでしょうか。一方で、紹介や仲介といったビジネスでも相応の収益を得られる可能性があると思いますし、相談窓口のような形で利用者と接点を持つサービスも展開されているのか、非常に気になるところです。■LIFULL 伊東様我々の方でコンシェルジ店舗というよりは、もういわゆる電話でご相談していただけるのはコンシェルジも用意しています。●DAIBOUCHOUそうですか。実は私の親もかなり介護が必要な年齢になってきておりまして、妻の方もすでにそういう段階に入っている状況です。やはり「どこに相談すればいいのか分からない」というケースが多く、その点で御社のようなサービスには非常に大きなビジネスチャンスがあるのではないかと感じています。次に、生成AIの活用について伺いたいと思います。最近かなり注目されていますが、御社でもこうした技術を使って新たな機能を生み出したり、広告費の削減や生産性の向上につなげたりされているかと思います。具体的にどのような成果が出ているのか、教えていただけますでしょうか。■LIFULL 伊東様先ほど30年の振り返りのページでも触れましたが、当社はこれまで、テクノロジーの進化に合わせて「追いつけ追い越せ」の精神でアジャストしながら成長してきた会社です。そうした中で、生成AIという非常に大きな新しい波が到来したと強く感じております。実際、これほど関連分野で積極的にリリースを出している企業は他にあまりないのではないかと思うほど、当社としてもさまざまな取り組みを進めております。生成AIといっても用途は多岐にわたりますので、いくつかに分類してご説明します。まず、ユーザー向けサービスの領域です。右上の「社外の活用」の「プロダクトへのAI技術導入」の項目をご覧いただきたいのですが、当社では「AIホームズくん」というベータ版をリリースしています。従来のポータルサイトでは、ユーザーが物件を検索し、条件を絞り込み、例えば「2階以上がいい」「オートロックがいい」といったチェックをつけて候補を探し、気に入ったら問い合わせをして内見に進む、という体験でした。一方で「AIホームズくん」では、もっと感覚的に「こんな感じの物件がいい」「このエリアで賃貸も売買も見比べたい」といった要望を投げかけると、まるで接客を受けているかのように状況を理解し、物件を提案してくれるという新しい体験を実現しています。このような形で、不動産とAIは非常に相性が良いと考えており、今後もこうした用途をさらに広げていきたいと思っています。ちょうど7月30日にリリースを出しましたが、まさに生成AIを活用した新しいサービスを開始しております。「LIFULL HOME'S」の注文住宅サービスにおいて、工務店やハウスメーカーのカタログを見て資料請求できるサイトがありますが、そこにAI機能を導入しました。具体的には、ユーザーが自分の好みの物件や部屋の画像を登録すると、AIがその画像を解析し、自動的にスタイル分類を行い、好みに合った工務店を検索しやすくする、というものです。具体的には、ユーザーがリビングの画像などを登録すると、AIが自動でフラグ付けを行います。その結果、ユーザーは自分の感覚に合ったリビングや部屋のイメージを一覧で確認できるようになります。まさに、「こんな家を建てたい」という希望やイメージを感覚的に探せる、事例を確認できる体験を提供することが可能となりました。このように、AIを活用することで、従来にはなかった新しいサービス体験を生み出すことができ、各事業においても順次活用を広げていくことでさらなる付加価値を創出していきたいと考えております。右下の「DXパートナーシップ」は、不動産会社と連携し、AIを活用した業務効率化や新サービスの創出を推進する取り組みです。我々単独でサービスを提供するだけでは、ユーザーが使いこなせないケースもあるため、不動産会社と協働して、現場の課題解決や生成AIの活用を進めています。すでにいくつかのリリースを行い、問い合わせも増えてきております。この取り組みにより、業務改善・効率化を図るだけでなく、不動産事業者がより売上を上げやすく、収益性を高めやすい環境を作ることが可能となります。さらに、左側の「社内の活用」では、社内業務の効率化にもAIをフル活用しており、業務全体の生産性向上に寄与しています。株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)に続く
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2025/09/04 15:35
注目トピックス 日本株
株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)
*15:34JST 株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)
LIFULL<2120>■LIFULL 伊東様物件鮮度については、あまり聞き慣れない方も多いかと思います。業界内では以前、「おとり物件」が問題となっていました。多くの物件が掲載されていても、ユーザーが問い合わせるとすでに埋まっていたり、他の物件に案内されるケースがありました。その結果、ユーザーにとってがっかりする体験が発生していました。当社では、このような経験をできるだけ減らすために、物件情報のクリーニングを強化し、物件鮮度を高めることでユーザー満足度の向上を図っています。この取り組みには、5年以上前から投資を続けています。当社は宅建免許を持つ不動産会社ではないため、正確な情報は不動産会社から得る必要があります。まずは、物件鮮度向上に賛同いただける不動産会社を集め、業界全体をクリーンにしていく活動を行いました。賛同いただける不動産会社が増えることで、蓄積されるデータも増え、現在はAIを活用して「おとりの可能性がある物件」や「実際には存在しない可能性のある物件」を検知し、不動産会社に確認依頼を送る仕組みを構築しています。結果として、ここ3年間で募集終了物件(クリーニングできた物件)の数は年々増加しています。この取り組みにより、ユーザーはLIFULL HOME'Sで物件を探すと見つけやすく、内見もスムーズにできるようになりました。今後も、この物件鮮度向上の取り組みを継続し、ユーザー満足度の向上に努めてまいります。●DAIBOUCHOUおとり物件は、ユーザーにとって満足度が下がる原因になります。これが減ることで、ユーザーは安心して問い合わせができるようになりますし、真摯に営業している不動産会社にも問い合わせが届きやすくなるため、成約率の向上にもつながる、という理解でよろしいでしょうか。■LIFULL 伊東様その通りです。5年前に物件鮮度向上の取り組みを始めた際も、物件数が減少するのではないか、というご心配の声をいただくことがありました。確かに、物件数は当社の競争力の源泉であるため、クリーニングを強化することで減少する可能性があります。しかし、当社としては、ユーザーの満足度を高めることが結果的にLIFULL HOME'Sの利用促進につながり、選ばれるサービスになると信じて取り組んでいます。また、企業理念に照らしても、ユーザー満足度を向上させ、本質的な喜びを追求することこそが事業活動の本質であると考えております。そのため、物件鮮度向上の取り組みは今後も強化し、さらにアピールしてまいりたいと考えております。●DAIBOUCHOUなるほど、理解しました。ありがとうございます。次に、LIFULL HOME'Sの不動産投資事業と、健美家のデータベースを統合された件についてお伺いします。掲載物件数は2025年3月末時点で19.7%増加し、ほぼ20%増となりました。この健美家の今後の成長戦略についても教えていただけますでしょうか。■LIFULL 伊東様まだあまり知られていないかもしれませんが、健美家は2020年7月に当社の完全子会社となっております。この5年間で行ってきたことは、健美家が老舗の不動産投資ポータルサイトとして不動産投資家に広く認知されている一方で、当社もLIFULL HOME'S内に不動産投資向けサービスを運営していたため、両方のサイトのデータベースを統合する作業に取り組んできました。この統合作業には約3年を要しました。統合により、従来はそれぞれのサイトに個別に物件を登録する必要がありましたが、現在は健美家に物件を掲載すると、LIFULL HOME'Sの不動産投資サービスにも自動で反映される仕組みになっています。この両サイトのユーザー層は重なっておらず、健美家は一棟アパートや土地を所有するオーナー層に強く、LIFULL HOME'Sの不動産投資サービスは区分マンションなど、いわゆるサラリーマン投資家層に利用されています。そのため、物件データベースを統合することで、異なる層へのアプローチが可能となりました。結果として、掲載物件数は統合前と比べて75.2%増加し、現在7万件以上に拡大しています。この施策は非常に好調で、掲載希望の不動産会社も増加しており、事業成長の一因となっています。●DAIBOUCHOUつまり、不動産業者にとっても、どちらか一方に物件を掲載すれば両方のサイトに反映され、異なる属性のユーザーにアプローチできるため、売却しやすくなるということですね。この利便性が、掲載物件数7万件以上という結果につながっている、という理解でよろしいでしょうか。■LIFULL 伊東様その通りです。さらにもう一つの施策として、LIFULL HOME'Sに掲載されている実需物件、つまり通常の住み替えや売買用の物件を、投資用としても活用できる仕組みを整えました。従来は一般の方に向けて販売していた物件ですが、この統合システムにより、投資家の方々にも同じ物件をアピールできるようになっています。これにより、会員や物件数の拡充がさらに進むと考えております。●DAIBOUCHOUなるほど。確かに最近はインフレ対策として不動産投資を始めたいという方が一般的になってきています。売り手からすれば、買い手が実際に住む方であっても、不動産投資家であっても、どちらであっても「売れる」ことが重要です。そう考えると、幅広い層にアプローチできるようになるという点で、とても良い取り組みだと思います。次の質問ですが、御社は空き家問題や介護といった様々な社会課題にも積極的に取り組み、サービスを多角化されています。そこで、主力であるLIFULL HOME’S以外のサービスについて、現状の業績への貢献度、そして今後の取り組み方針についてお聞かせいただけますでしょうか。■LIFULL 伊東様業績への貢献度については、先ほど円グラフでもお示ししたとおり、まだ全体の1割弱にとどまっており、現状ではこれからの領域だと考えております。ただし、市場規模や成長ポテンシャルは非常に大きいと見ており、今後の成長ドライバーになると認識しています。また、当社は「ソーシャルエンタープライズ」、すなわち社会課題を解決していく企業であることを掲げております。そのため、LIFULL HOME’Sや健美家といった既存サービスにとどまらず、社会課題に関連するさまざまな分野にも積極的にフォーカスし、事業の多角化を進めてまいります。当社では、人口減少や少子高齢化が進むなかで高齢者が増加していく社会課題に対応するため、高齢者向け住宅や老人ホームのマッチングサービス「LIFULL介護」を展開しております。現在、日本最大級の介護施設情報サイトとして、全国で延べ5万7,000件以上の施設情報を掲載しています。イメージとしては、まさに「HOME’S」の高齢者版といえるサービスです。株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)に続く
<MY>
2025/09/04 15:34
注目トピックス 日本株
株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)
*15:33JST 株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)
LIFULL<2120>LIFULL HOME'Sは、日本最大級の不動産住宅情報サイトです。賃貸物件だけでなく、中古売買、新築マンション、新築戸建て、注文住宅など、あらゆるジャンルの物件を全国でご覧いただけます。多くの方々にご利用いただいており、テレビCMなども展開しておりますので、認知度も高いと考えております。それでは、ここで一度、私の説明は簡単に区切らせていただきます。■質疑応答▲フィスコ 高井伊東様、ありがとうございました。続いては、DAIBOUCHOUさんに、伊東様へのご質問をお願いしたいと思います。それでは、DAIBOUCHOUさん、よろしくお願いいたします。●DAIBOUCHOUまずお伺いしたいのですが、今回のタイミングでこの対談動画にご登壇されようと思われた理由や背景について、教えていただけますでしょうか。■LIFULL 伊東様まず、DAIBOUCHOUさんとお話ししたいという思いもありましたが、背景についてご説明いたします。私が社長に就任してから、約1年半が経過しました。この間に私が取り組んできたことの一つは、海外事業の見直しです。これまで当社は国内事業と海外事業の二本柱で推進してまいりましたが、就任当時、海外事業の進捗が十分ではなく、社内ではリストラクチャリングと呼ぶ形で、構造改革を行い、一旦整理を進めてまいりました。その結果、海外事業は非連結化し、一部株式を保有する純投資の形となっており、一定の整理は完了しております。今後は、海外事業を一旦切り離したことで、国内事業に経営資源を集中いたします。具体的には、LIFULL HOME'S事業を中心に、高齢者領域のLIFULL senior、健美家などの不動産投資関連事業、さらに地方創生や遊休不動産の利活用など、国内の住領域に注力してまいります。これら住まい関連の領域に集中投資することで、事業成長が可能であると確信しており、今回の対談はその取り組みをアピールし、強化していく機会として臨ませていただきました。●DAIBOUCHOUありがとうございます。実際に最近の決算も非常に好調とのことですが、海外事業のリストラクチャリングの効果もあるかと思います。そこでお伺いしたいのですが、リストラクチャリング後の業績成長の原動力となる成長事業は、具体的にどのようなものになるのでしょうか。■LIFULL 伊東様注目いただきたいのは、売上の約9割を占めるLIFULL HOME'S関連事業の動向です。現在、このLIFULL HOME'S関連事業の売上成長は順調に回復しており、業績成長の原動力となっていると考えております。先週、8月13日に発表した決算資料にも記載しておりますが、LIFULL HOME'S事業は7四半期連続で前期を上回る成長を遂げています。2024年9月期は成長率が0.5%から1.8%とやや物足りない水準でしたが、その後、成長スピードは加速し、現在は約5%から8%まで上昇しております。この国内LIFULL HOME'S事業の足元での成長が、全体の業績を牽引している状況です。足元の成長率が4.8%となっておりますが、一見すると控えめに見えるかもしれません。これは、国内の広告宣伝費を自社の成長に投資する形で組み替えた影響によるものであり、全体の勢いが落ちているわけではありません。引き続き、この成長基調を維持し、事業を拡大していけると考えております。●DAIBOUCHOU第2四半期は1月から3月の繁忙期にあたるため、好決算はある程度予想できると思いました。しかし、第3四半期も第2四半期並みの利益を確保しており、利益率の改善が明確に見えて非常に良いと感じました。次に、営業活動の結果についてお伺いします。顧客数は2.3%増加し、ARPA(顧客あたり売上)は4.3%増加したとのことです。今後も、このような増加傾向は続くとお考えでしょうか。■LIFULL 伊東様今後もこの増加傾向は続くと考えております。特に、顧客数、つまり当社のHOME'Sに掲載いただいている不動産会社や関連会社の数については、この2~3年、特に注力して強化してまいりました。その結果、一定の成果が出ていると考えております。現在、入会後のフォロー体制も強化しており、期待通りの効果を得られずに退会されるケースを抑制しています。入会後にしっかりと成功体験を提供することで、退会を減らし、顧客数の増加につなげています。今後も入会促進と退会抑制の両面で施策を進め、全体の顧客数を引き上げていきたいと考えております。さらに、入会数が増えることで、不動産関連会社の数が増え、掲載物件や事例の数も増加します。これによりサイトの価値が向上し、多くのユーザーを呼び込むことが可能になります。ユーザーからの問い合わせに対しては、当社は反響課金型の料金体系を採用しており、問い合わせごとに課金が発生する仕組みです。つまり、顧客数の増加によってコンテンツが増え、それが問い合わせの増加や単価の向上につながる仕組みになっております。顧客数の増加とサイトコンテンツの充実という両輪を回すことで、今後も事業をさらに成長させていけると考えております。●DAIBOUCHOUつまり、顧客が増えることで物件数が増え、サイトのトラフィックや問い合わせも増加し、ARPAが上昇する。結果として収益が増えるので、さらに顧客を増やせる。このように、非常に良いスパイラルが回っているということですね。次に、賃貸物件の領域についてお伺いします。LIFULL HOME'Sは、2年連続で「物件鮮度ナンバーワン」を獲得されましたが、具体的にはどのような対策で物件の鮮度を高めているのでしょうか。株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)に続く
<MY>
2025/09/04 15:33
注目トピックス 日本株
株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(2)
*15:32JST 株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(2)
LIFULL<2120>■企業説明■LIFULL 伊東様改めまして、代表取締役社長の伊東でございます。本日はよろしくお願いいたします。DAIBOUCHOUさんにも、ぜひ気になる点を率直にご質問いただければと思います。それでは会社概要についてご説明いたします。当社の社名は「株式会社LIFULL」と申します。なかなか聞きなれないかもしれませんが、「LIFEをFULLに」という造語であり、人生や生活を安心と喜びで満たし、豊かにするという思いを込めています。2017年からこの社名で事業を運営しており、現在は東京証券取引所プライム市場に上場しております。創業者は現代表取締役会長の井上高志で、私は2代目の社長を務めております。2006年に新卒で入社し、2023年12月より代表取締役社長執行役員に就任いたしました。会社の設立は1997年ですが、実際には2年前の1995年に井上が個人事業主として創業しており、今年でちょうど創業30周年を迎えます。その節目にあわせて、先日リリースも発表させていただきました。現在、連結ベースの従業員数は約1,000名です。主な子会社には、ライフル介護というサービスを運営する「LIFULL senior」、不動産投資ポータルサイトを運営する「健美家」などがあります。次に、当社が大切にしている企業理念についてご説明いたします。当社は創業以来「利他主義」を社是として掲げており、この理念を基盤に仲間を集め、経営を進めてまいりました。経営理念としては、「常に革進することで、より多くの人々が心からの安心と喜びを得られる社会の仕組みをつくる」ことを掲げています。また、当社は「公益志本主義」という考え方を経営の基本に据えています。ここで用いている「資本」の「資」を「志」と書くのは、造語的な表現ですが、同じ志を持った仲間やステークホルダーの皆様とともにビジョンを実現していこうという思いを込めています。ステークホルダーには、サービスを利用してくださるユーザー、不動産会社をはじめとする掲載企業、当社従業員、提携先パートナー、株主の皆様、さらには社会や地球環境も含まれます。これらすべてのステークホルダーと共にビジョンを実現していくことが、当社の企業スタンスです。そのために、より良いサービスを継続的に提供し、持続的な企業価値の向上を目指しております。先ほど申し上げたように、当社は今年で創業30周年を迎えました。これを機に、創業からの歩みを振り返るスライドも公開しております。当社の創業は1995年。ちょうどインターネットが世の中に広がり始めた時期であり、LIFULL HOME'S事業を中心に展開してまいりました。言い換えれば、インターネットの普及とともに成長してきた企業であると考えております。この30年を振り返ると、Windows95の登場に始まり、ブロードバンドの普及で誰もが容易にインターネットへアクセスできるようになり、さらにスマートフォンやSNSの時代を経て、現在はAIの時代を迎えています。当社はこうしたテクノロジーの進化を積極的に取り入れ、不動産業界に革進をもたらし続けてまいりました。サービス面でも進化を遂げています。まずは不動産住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」から始まり、アプリへの展開、法改正に伴うオンライン内見やIT重説(重要事項説明)の支援サービスへと拡大しました。オンラインで不動産取引を進められる環境を整え、利便性の向上に寄与しています。そして近年は、生成AIを活用した「AIによる住まい探し」といった新しいサービスにも挑戦を広げております。次に、売上の内訳についてご説明いたします。当社の売上の約9割は、LIFULL HOME'S関連事業が占めています。このHOME'S関連事業には、「LIFULL HOME'S」と「健美家」が含まれております。その他の売上としては約8.7%で、こちらは主にLIFULL介護を中心とした新規事業によるものです。株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)に続く
<MY>
2025/09/04 15:32
注目トピックス 日本株
株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(1)
*15:31JST 株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(1)
LIFULL<2120>■冒頭のあいさつ▲フィスコ 高井皆様、こんにちは。フィスコマーケットレポーターの高井ひろえです。本日は、株式会社LIFULL 代表取締役社長執行役員の伊東祐司様にご登壇いただき、著名投資家のDAIBOUCHOUさんから気になる質問を直接伺ってまいります。それでは、本日の登壇者をご紹介いたします。まずは、株式会社LIFULL 代表取締役社長執行役員の伊東祐司様です。どうぞよろしくお願いいたします。■LIFULL 伊東様こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。▲フィスコ 高井伊東様は大学卒業後、2006年に株式会社ネクスト(現LIFULL)へ新卒で入社されました。「HOME'S」(現LIFULL HOME'S)の営業職として全国を飛び回った後、賃貸流通領域の営業部長を経て、2015年には当時最年少の32歳で執行役員に就任されています。その後、LIFULL HOME'Sの新規事業を立ち上げるため、新UX開発部を創設し、Webにとどまらないオムニチャネル戦略を推進。売買事業も含めた事業成長を牽引し、2019年にはLIFULL HOME'S事業本部長、2020年には取締役執行役員に就任。そして2023年12月21日付で、代表取締役社長執行役員に就任されました。続いて、本日ご登壇いただく著名投資家のDAIBOUCHOUさんをご紹介いたします。どうぞよろしくお願いいたします。●DAIBOUCHOUこんにちは。本日はよろしくお願いいたします。▲フィスコ 高井DAIBOUCHOUさんは、200万円の元手を一時は10億円規模にまで増やした実績を持つ、著名な個人投資家です。2000年5月に株式投資を開始し、ITバブル崩壊時の暴落を資産バリュー株で回避。その後、不動産株への逆張り投資により2004年10月には資産1.5億円を達成されました。専業投資家として活動されており、X(旧Twitter)のフォロワー数は13万人を超えています。伊東様、DAIBOUCHOUさん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。それでは、まず伊東様より企業説明をお願いできますでしょうか。DAIBOUCHOUさんも、気になる点があれば随時ご質問ください。どうぞよろしくお願いいたします。株式会社LIFULL×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(2)に続く
<MY>
2025/09/04 15:31
注目トピックス 日本株
きちりホールディングス---剰余金配当
*15:13JST きちりホールディングス---剰余金配当
きちりホールディングス<3082>は3日開催の取締役会で、2025年6月30日を基準日とする剰余金の配当を行うことを決議した。同社は株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、経営成績及び財政状態等を勘案し、安定継続的な配当を行うことを基本方針としている。この基本方針のもと、2025年6月期の期末配当については、直近の配当予想のとおり、1株当たり5.00円とした。配当金の総額は0.56億円、効力発生日は2025年9月12日、配当原資は利益剰余金。
<AK>
2025/09/04 15:13
注目トピックス 日本株
青山商事:事業ポートフォリオ改革とOMO推進で収益構造強化へ、年初来高値更新もいまだPBR0.6倍台で推移
*15:02JST 青山商事:事業ポートフォリオ改革とOMO推進で収益構造強化へ、年初来高値更新もいまだPBR0.6倍台で推移
青山商事<8219>は、「洋服の青山」を中核とする紳士服販売の国内最大手で、ビジネスウェア市場のリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いている。しかし、同社の事業はスーツ販売にとどまらない。連結売上高の約7割を占める「ビジネスウェア事業」に加え、会員数約385万人のクレジットカードを展開する「カード事業」、販売促進支援を手掛ける「印刷・メディア事業」、100円ショップ「ダイソー」を販売代理店として展開する「雑貨販売事業」、靴・鞄修理の「ミスターミニット」などを展開する「総合リペアサービス事業」、そして「焼肉きんぐ」や「セカンドストリート」などをFC展開する「フランチャイジー事業」など、多角的な事業ポートフォリオを構築しているのが特徴となる。近年は、スーツ市場の構造的変化に対応すべく、事業ポートフォリオの最適化とグループシナジーの創出を経営の重要課題と位置付けている。同社の競争優位性は、長年培ってきたビジネスウェア事業の強固な基盤と、そこから派生・拡大した多様な事業群との連携にある。第1に、ビジネスウェア事業においては、47都道府県すべてに店舗網を持つ唯一の企業であり、圧倒的な販売チャネルと顧客接点を有している。また、市場のカジュアル化が進みスーツ需要が減少トレンドにある中、同社はオーダースーツへの注力を強化している。オーダースーツブランド「麻布テーラー」の子会社化も実行するなど、全店舗でオーダー対応可能な体制を構築し、多様化する顧客ニーズを的確に捉えている。そのほか、冠婚葬祭などのフォーマルウェアは業界内で高いシェアを誇っている。第2に、これらのビジネスウェア事業で築いた顧客基盤や店舗網、ノウハウを他の事業セグメントに活用できる点も大きな特徴だ。例えば、カード事業はビジネスウェア事業の顧客を会員として取り込むことで安定した収益を上げており、フランチャイジー事業では「洋服の青山」の店舗開発で培った立地選定や店舗運営のノウハウが活かされている。スーツという伝統的な事業を核としながらも、時代の変化に合わせて事業の多角化を進め、グループ全体でのシナジー創出を目指す姿勢が同社の競争力を支えている。最新の2026年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が43,657百万円(前年同期比3.4%減)、営業利益が1,369百万円(同19.2%減)と減収減益での着地となった。ただ、通期では挽回が可能な範囲のようで、秋以降に効いてくる施策の仕込みも順調に進んでいるようだ。主力のビジネスウェア事業が、市場のカジュアル化や消費者の節約志向を背景に客数・客単価ともに伸び悩み、低調に推移したことが響いた。一方で、ポートフォリオの多様性が業績を下支えした。特にフランチャイジー事業は、リユース業態や飲食業態が引き続き好調を維持し、全体の業績に貢献した。カード事業も安定した収益を確保しており、ビジネスウェア事業の不振を他事業でカバーする構図が明確になっている。2026年3月期の通期業績予想は、売上高199,800百万円(前期比2.1%増)、営業利益14,000百万円(同11.3%増)と増収増益を見込む。市場環境としては、ビジネスウェアに対する需要の構造的変化は厳しい状況が続いているが、下期に需要が集中する季節特性を活かし、オーダースーツやフォーマルウェアといった高付加価値商品の販売強化、OMO戦略によるオンラインと店舗の連携深化、そして効果的な販売促進策の実施によって巻き返しを図る計画だ。同社は、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画を推進中であり、連結売上高2,100億円、連結営業利益170億円という目標を掲げている。この目標達成に向け、引き続き既存事業の収益力強化と事業ポートフォリオの最適化を両輪で進める。具体的には、ビジネスウェア事業において、不採算店舗の整理を進める一方で、店舗のコンパクト化(中小型化)によって賃料を抑制し、店舗あたりの収益性を高める戦略を加速させる。同時に、ECと店舗をシームレスに連携させるOMO戦略を深化させ、顧客データの活用によるパーソナライズされたサービス提供や、店舗在庫のEC販売による在庫効率の改善を図る。事業ポートフォリオに関しては、成長が見込めるフランチャイジー事業などへの投資を拡大する一方、不採算事業については撤退も視野に入れた見直しを行っていく方針だ。株主還元については、「PBR1倍以上」の達成を最重要課題と位置付け、極めて積極的な姿勢を打ち出している。還元方針として「連結配当性向70%」または「DOE(株主資本配当率)3%」のいずれか高い方を採用するという方針を掲げている。2026年3月期の年間配当は、前期から2円増配となる1株あたり136円を予想。2025年4月に創業家以外から社長が就任する新経営体制へ移行したが、大きな混乱もなく想定通りの計画で進捗できているほか、この高い還元方針は維持されてPBR1倍割れ改善に向けて経営陣の企業価値向上に対する強い意志がうかがえる。IR活動においても、個人投資家向けのコミュニケーションの強化も検討が進んでおり、市場との対話を重視する姿勢が見られる。主力のビジネスウェア事業の収益性改善を図りつつ、フランチャイジー事業などのビジネスウェア事業以外のセグメントの成長加速も今後の企業価値を大きく左右しそうだ。PBR0.6倍台で推移する中、直近の株価は年初来高値を更新し、2019年ぶりに2500円を超えた。PBR1倍に向けて企業価値評価が高まっていくと想定すると、上値余地は大きい。新経営体制のもとで進められる事業構造改革の動向に、引き続き注目しておきたい。
<FA>
2025/09/04 15:02
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