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【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、米ハイテク株安で半導体関連に売り (9月1日)
配信日時:2025/09/01 17:59
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 42362.71
高値 42454.99
安値 41835.17
大引け 42188.79(前日比 -529.68 、 -1.24% )
売買高 17億2207万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆244億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、一時は900円近く下げる場面も
2.前週末の米ハイテク株安引き継ぎ、半導体関連に売り
3.アリババの新たなAI半導体開発の報道が嫌気される
4.内需株に強い銘柄も多く、値上がり数が46%占める
5.売り一巡後は下げ渋り、4万2000円台を維持して着地
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比92ドル安と4日ぶりに反落した。AI半導体を巡る楽観が後退しハイテク株を中心に売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、リスク回避の流れが強まり、日経平均株価は大幅安となり、一時4万2000円台を下回る場面があった。
1日の東京市場は、前週末の欧米株が全面安に売られた流れを引き継いでリスクオフの地合いが加速した。特に米国株市場でハイテク株に売りがかさんだことを受け、半導体セクターを中心に先物主導で大きく値を下げる主力銘柄が相次いだ。中国の電子商取引最大手アリババが新しいAI半導体を開発したとの報道を受け、米株市場ではエヌビディアが売られており、東京市場でもこれが嫌気されている。日経平均はフシ目の4万2000円台を下回り、900円近く下落する場面もあったが、その後は下げ渋る動きとなった。個別株は内需を中心に買われるものも多く、値上がり銘柄数もプライム市場全体の46%を占めた。売買代金は4兆円台をキープしたものの盛り上がりを欠いている。
個別では、売買代金トップとなったディスコ<6146>が急落したほか、同3位となったアドバンテスト<6857>なども大幅安となり、半導体製造装置関連株への売りが顕著だった。また売買代金首位のディスコにわずかに届かなかったが、大商いとなったソフトバンクグループ<9984>の下げが目立つ。フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>など電線株もリスク回避の売りに晒された。任天堂<7974>、川崎重工業<7012>も冴えない。トリケミカル研究所<4369>がストップ安となったほか、芝浦メカトロニクス<6590>、野村マイクロ・サイエンス<6254>も急落した。
半面、サンリオ<8136>がしっかり。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が大幅高、キオクシアホールディングス<285A>も上昇した。日東紡績<3110>が急騰し値上がり率トップとなったほか、電算システムホールディングス<4072>も6日ぶりに大きく切り返した。インターネットイニシアティブ<3774>が値を飛ばし、KLab<3656>も物色人気。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、オリンパス <7733>、大塚HD <4578>、エムスリー <2413>、ホンダ <7267>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約41円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、ディスコ <6146>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約493円。うち250円はアドテスト1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス、(2)医薬品、(3)陸運業、(4)水産・農林業、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)証券・商品、(3)電気機器、(4)機械、(5)情報・通信業。
■個別材料株
△六甲バタ <2266> [東証P]
ミツヤグループ完全子会社化で連結決算に移行へ。
△Hmcomm <265A> [東証G]
セコム <9735> 向けにAI音声認識プラットフォームを導入。
△日東紡 <3110> [東証P]
AIサーバー市場の拡大に対応したガラスクロス生産設備増強発表。
△ジオリーブG <3157> [東証S]
住友林 <1911> と資本・業務提携。
△IIJ <3774> [東証P]
ゆうちょ銀 <7182> のデジタル通貨導入報道が株価刺激。
△Sワイヤー <3929> [東証G]
インフルエンサーマーケティング支援のiHackを子会社化へ。
△BTM <5247> [東証G]
さくらネット <3778> とセールスパートナー契約を締結。
△アールビバン <7523> [東証S]
MBO実施でTOB価格1株1670円にサヤ寄せ。
△abc <8783> [東証S]
暗号資産の急激な値動きに応じアラートを発信するシステムを提供。
△グラッドC <9561> [東証G]
独自のステーブルコインを発行する構想を決議。
▼トリケミカル <4369> [東証P]
中国顧客の需要減で26年1月期連結業績予想を下方修正。
▼アドテスト <6857> [東証P]
エヌビディアなど米半導体株安の流れが波及。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)日東紡 <3110>、(2)電算システム <4072>、(3)大阪チタ <5726>、(4)IIJ <3774>、(5)たけびし <7510>、(6)六甲バタ <2266>、(7)ネクセラ <4565>、(8)サンマルク <3395>、(9)gumi <3903>、(10)FJネクHD <8935>。
値下がり率上位10傑は(1)トリケミカル <4369>、(2)アドテスト <6857>、(3)ディスコ <6146>、(4)ラクーンHD <3031>、(5)ソシオネクス <6526>、(6)コクサイエレ <6525>、(7)タツモ <6266>、(8)芝浦 <6590>、(9)古河電 <5801>、(10)野村マイクロ <6254>。
【大引け】
日経平均は前日比529.68円(1.24%)安の4万2188.79円。TOPIXは前日比11.99(0.39%)安の3063.19。出来高は概算で17億2207万株。東証プライムの値上がり銘柄数は750、値下がり銘柄数は806となった。東証グロース250指数は777.98ポイント(2.34ポイント安)。
[2025年9月1日]
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