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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利1.625%に上昇

配信日時:2025/09/01 15:44 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は3営業日ぶりに反落。日銀の追加利上げへの思惑がくすぶっているほか、国内政治の不透明感が強いことなどから売りが出やすかった。  日銀の植田和男総裁は8月23日、カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)の討論会で「国内賃金には上昇圧力がかかり続ける」と述べ、利上げを続ける方針を示している。あす2日には氷見野良三副総裁の講演が予定されており、タカ派的な発言を警戒した売りが出たもよう。また、2日には自民党の両院議員総会が開かれる見通しで、参院選の総括が正式にまとまれば党総裁選の是非を問う手続きに入ると報じられていることから買いが入りにくい面もあった。午後に入ると、あす財務省が実施する10年債入札を前にした調整売りなども流入し、午後2時40分すぎには137円30銭まで下押す場面があった。  先物9月限の終値は、前週末比24銭安の137円30銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末に比べて0.025%高い1.625%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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