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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ上振れも来週の雇用統計を見極め

配信日時:2025/08/29 17:50 配信元:FISCO
*17:50JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米インフレ上振れも来週の雇用統計を見極め 29日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米コアPCE価格指数は前回を上回る見込みで、短期的にドル買いに振れやすい。ただ、来週の米雇用統計を控え、積極的なドル買いにはつながりにくい。

前日のドルは主要通貨に対して下落した。NY連銀のウィリアムズ総裁が今後の利下げの可能性に言及すると、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定に思惑が広がり、米金利は低下。それを受け、ユーロ・ドルは1.1700ドル付近に浮上、ドル・円は146円60銭付近まで落ち込んだ。本日アジア市場で米金利は低水準で推移し、ドル買いは後退。一方、日経平均株価は下げ渋り、株価にらみの円売りが主要通貨を支えた。

この後の海外市場は、米コアPCE価格指数が焦点となる。想定通り伸びが加速すれば、9月利下げ観測は一服し短期的にドル買いを強める見通し。ただ、来週発表の米8月雇用統計を確認したいとの思惑が広がり、過度なドル買いを抑制しそうだ。一方、トランプ政権による連邦準備制度理事会(FRB)人事への介入が意識され、金融政策の独立性に対する懸念もドルの重石となるだろう。投資家は新規ポジションを取りにくく調整主体の取引に傾きやすい。

【今日の欧米市場の予定】
・21:00 南アフリカ・7月貿易収支(6月:+220億ランド)
・21:30 加・4-6月期国内総生産(予想:前期比年率-0.5%、前期:+2.2%)
・21:30 米・7月コアPCE価格指数(予想:前年比+2.9%、6月:+2.8%)
・21:30 米・7月個人所得(予想:前月比+0.4%、6月:+0.3%)
・21:30 米・7月個人消費支出(予想:前月比+0.5%、6月:+0.3%)


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