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午後:債券サマリー 先物は続落、手掛かり材料難で戻り限定的

配信日時:2025/08/18 15:58 配信元:MINKABU
 18日の債券市場で、先物中心限月9月限は6日続落。前週末の米債券安を受けた売りは朝方で一巡したが、買い手掛かり材料に乏しいことから戻りは限られた。  ミシガン大学が15日に発表した8月の米消費者態度指数(速報値)で1年先と5年先の予想インフレ率が前月から上昇したことなどを背景に、前週末15日に米長期金利が上昇したことが国内債に影響。また、内閣府が15日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値が前期比年率1.0%増と5四半期連続のプラスとなったことで、日銀の利上げ観測が高まっていることもあって債券先物は朝方に一時137円58銭まで軟化した。その後は値ごろ感からの押し目買いで下げ渋る動きとなったが、きょうは財務省による国債入札や日銀の国債買いオペといった需給イベントがなく全般的に積極的な売買は手控え気味。また、20日に公表される7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)や、21~23日に開かれるジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとするムードも感じられた。日経平均株価が続伸したことも戻りの鈍さにつながり、この日の高値は137円84銭にとどまった。  先物9月限の終値は、前週末比10銭安の137円81銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末に比べて0.005%低い1.570%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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