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午後:債券サマリー 先物は続落、株高が重荷 長期金利1.560%で推移

配信日時:2025/08/15 15:15 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落した。内閣府がこの日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)は年率換算で1.0%増となり、市場予想を上回った。過去分の上方改定もあり、5四半期連続のプラス成長となった。日銀が利上げに動きやすくなるとの見方が広がり、債券売りを促した。  この日は日経平均株価の上げ幅が一時700円を超えるなど、再び騰勢を強めた。投資家のリスク許容度の高まりは、安全資産とされる円債には重荷となった。先物は午後に一時137円80銭まで下落した。  この日実施された10年物価連動債(第30回、クーポン0.005%)の入札は、応札倍率は2.92倍となり、前回(5月22日)の3.04倍を下回った。市場では弱めの結果との受け止めがあり、買い手控え要因となった。もっとも、持ち高調整目的の買い需要もあって、取引終盤に先物は下げ幅を縮小した。  先物9月限は前営業日比6銭安の137円91銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント高い1.560%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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