相場概況

日経平均は反落、高値警戒感広がる

配信日時:2025/08/14 16:54 配信元:FISCO
*16:54JST 日経平均は反落、高値警戒感広がる 前日13日の米国株式市場は続伸。S&P500とナスダックが2日連続で最高値を更新し、金利低下と利下げ期待が買いを後押しした。ベッセント米財務長官が9月に0.5%の利下げ可能性に言及し、長期金利低下が好感されたとの見方が広がった。米株式市場の動向を横目に、14日の日経平均は反落して取引を開始した。寄付き後は戻りを試す動きとなり、銀行など内需関連に買いが入る場面があった。ただし半導体や輸出関連に対する警戒感も根強く、相場全体は方向感に欠ける展開となった。後場は下げ止まり底堅さを見せるも、相場はこう着しさえない値動きのまま大引けとなった。

 大引けの日経平均は前日比625.41円安の42649.26円となった。東証プライム市場の売買高は20億5962万株、売買代金は5兆4482億円だった。業種別では、機械、卸売業、輸送用機器などが値下がり率上位、銀行業、電気・ガス業、情報・通信業などが値上がり率上位となっている。東証プライム市場の値上がり銘柄は28.0%、対して値下がり銘柄は68.3%となっている。

 個別では、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、KDDI<9433>、テルモ<4543>、TDK<6762>、バンナムHD<7832>、日東電<6988>、豊田通商<8015>、コナミG<9766>、HOYA<7741>、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、京セラ<6971>などの銘柄が下落。

 一方、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、ニトリHD<9843>、信越化<4063>、エムスリー<2413>、レーザーテク<6920>、シチズン<7762>、クラレ<3405>、オリックス
<8591>、OLC<4661>、野村総合研究所<4307>、三菱UFJ<8306>、日産化<4021>、ENEOS<5020>などの銘柄が上昇。

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