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午後:債券サマリー 先物は続落、日銀オペの弱い結果を受け一段安

配信日時:2025/08/14 15:31 配信元:MINKABU
 14日の債券市場で、先物中心限月9月限は4日続落。米債券高を受けた買いが一巡したあとは下げに転じ、日銀が実施した国債買いオペの弱い結果が分かると下げ幅を広げた。  ベッセント米財務長官が13日に「政策金利は少なくとも今より1.5%低くあるべきだ」との考えを示し、米連邦準備理事会(FRB)に対して利下げを求めたことから同日の米市場では金融緩和観測が改めて強まった。米長期金利が低下した流れが東京市場に波及し、債券先物は寄り付き直後に138円49銭まで上伸する場面があった。ただ、ベッセント氏は「日銀総裁の見解ではなく私見だが、日銀はインフレ抑制で後手に回っており、利上げするだろう」とも述べており、徐々に日銀の早期利上げを意識した売りが流入。午後に入って明らかになった日銀オペの結果で売り意欲の強さが示されると、先物は午後0時30分すぎに一時137円90銭まで軟化。「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が前回を上回るなど、総じて弱い結果となったことで需給の緩みを嫌気した売りが出たようだ。  先物9月限の終値は、前日比39銭安の137円97銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.035%高い1.550%と1日以来の水準で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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