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<動意株・13日>(大引け)=アシックス、トヨクモ、冨士ダイスなど

配信日時:2025/08/13 15:33 配信元:MINKABU
 アシックス<7936.T>=急動意。午後1時ごろに25年12月期の連結業績予想について、売上高を7800億円から8000億円(前期比17.9%増)へ、営業利益を1200億円から1360億円(同35.8%増)へ、純利益を780億円から870億円(同36.4%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を14円から16円へ引き上げ年28円としたことが好感されている。高付加価値商品にフォーカスしたパフォーマンスランニングをはじめ、インバウンド需要が好調なオニツカタイガー、特に北米や欧州、中華圏、東南・南アジアの成長が著しいスポーツスタイルなどのカテゴリーが好調に推移していることが牽引し、売上高・各利益とも過去最高を更新する。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高4027億9800万円(前年同期比17.7%増)、営業利益811億3200万円(同37.5%増)、純利益536億600万円円(同27.0増)といずれも上期として過去最高となった。  トヨクモ<4058.T>=後場急伸。午前11時30分ごろに発表した6月中間期連結決算が、売上高22億4700万円(前年同期比55.1%増)、営業利益8億5600万円(同53.1%増)となり、売上高・営業利益とも上期として過去最高を更新したことが好感されている。サイボウズ<4776.T>の業務アプリケーション構築サービス「kintone」と連携し、より便利に利用するためのクラウドサービスである「kintone連携サービス」が大幅に伸長したほか、安否確認サービスも堅調だった。なお、25年12月期通期業績予想は、売上高46億円(前期比46.2%増)、営業利益14億円(同20.4%増)の従来見通しを据え置いている。  冨士ダイス<6167.T>=9連騰で年初来高値にらむ、急勾配の5日移動平均線を足場に上げ足を加速させている。超硬合金を使った耐摩耗工具や金型の製造を手掛け、国内で圧倒的な商品競争力を誇るが、製缶用金型や車載電池用金型の販売が好調で売り上げを伸ばしている。同社が12日取引終了後に発表した26年3月期第1四半期(25年4~6月期)決算は、営業利益が前年同期比3.6倍の1億7500億円と急拡大した。また、株主還元にも前向きに取り組んでおり、決算発表と合わせて自社株買いを発表。発行済み株式数2.0%相当の40万株、金額ベースで3億円を上限に自社株買いを行う(買い付け期間は8月18日から12月23日まで)計画で、これが株価を強く刺激する格好となっている。  サイオス<3744.T>=上値追いに拍車。大幅高で4連騰し、年初来高値を更新した。Linuxに代表されるオープンシステム基盤事業を中核とし、ITシステム障害時のシステムダウンを回避する自社開発製品「LifeKeeper」が好調で収益を押し上げている。また、早くから人工知能(AI)分野を深耕している点で、同関連有力株としての位置付けでマーケットの視線を集めている。25年12月期上期(25年1~6月)は最終利益が前年同期比5.1倍の1億1900万円と好調だった。株価は年初来高値を連日で更新しているが、時価500円台半ばは依然として値ごろ感がある。小型で急騰習性があり、昨年3月上旬に1285円の高値を形成した実績がある。    小田原エンジニアリング<6149.T>=物色人気で急速に上放れる。前日比390円高の2389円とストップ高まであと10円という水準で寄り付いた。モーター製造用自動巻線機の大手で、足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。同社が12日取引終了後に発表した25年12月期上期(25年1~6月)決算は売上高が前年同期比2.2倍の103億5900万円、営業利益が同4.4倍となる20億4400万円と急拡大した。前期からずれ込んでいた案件を含む電気自動車(EV)用モーター巻線システムの案件を計上したこと、下期売り上げを予定していた案件の前倒しでの売上高計上、消耗品・予備品の好調などが寄与した。売上高、利益ともに会社側計画を大きく上回っており、これがポジティブサプライズとなった。 K&Oエナジーグループ<1663.T>=上値指向に6日続伸。12日の取引終了後に25年12月期の連結業績予想について、営業利益を77億円から90億円(前期比2.0%増)へ、純利益を62億円から72億円(同16.7%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を24円から26円(年50円)へ引き上げたことが好感されている。売上高は、輸入エネルギー価格の影響によるガス販売価格の低下などにより919億円から907億円(同1.9%減)へ下方修正したものの、足もとでヨウ素事業の販売量が増加していることに加えて、販売価格の上昇などもあって同事業の売上高・利益が膨らむ見通し。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高485億3600万円(前年同期比0.6%減)、営業利益66億600万円(同17.8%増)、純利益54億9600万円(同48.6%増)だった。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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