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午後:債券サマリー 先物は続落、米債券安や株高が影響

配信日時:2025/08/12 15:49 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。日本が連休中の間に米長期債相場が下落したことや、この日に日経平均株価が史上最高値を更新したことが影響した。  米債券市場では8日に長期金利が4.28%まで上昇し、週明け11日は同水準での動きだった。米関税政策による物価押し上げの影響が指数に表れてくる可能性が意識されるなか、12日発表の米7月消費者物価指数(CPI)を控えて持ち高調整の売りが出たもよう。この流れが東京市場に波及し、債券先物は寄り付き直後に一時138円43銭まで軟化した。その後は下げ渋ったものの、株高で投資家心理が好転していることから安全資産とされる債券は買われにくく戻りは限定的。きょうは財務省による国債入札や日銀の国債買いオペといった需給イベントがなく、新規の手掛かり材料が乏しかったことも戻りの鈍さにつながった。午後に入ると、米CPIの結果と米金利の反応を見極めたいとして積極的な売買が見送られ、138円50銭ラインを挟んで方向感なく推移した。  先物9月限の終値は、8日に比べて6銭安の138円56銭となった。一方、現物債市場で10年債の取引は、午後3時時点でまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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