みんかぶニュース 市況・概況
【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、欧米株安でリスク回避の売り優勢 (8月4日)
配信日時:2025/08/04 18:25
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 40118.81
高値 40332.25
安値 39850.52
大引け 40290.70(前日比 -508.90 、 -1.25% )
売買高 20億1787万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆8035億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、一時4万円大台を下回る場面も
2.7月米雇用統計を嫌気し、欧米株の全面安を引き継ぐ
3.急速な円高も警戒、朝方はリスクオフ一色の地合いに
4.売り一巡後は、押し目買いや買い戻しなどで下げ渋る
5.好決算株や不動産など内需の一角買われ、全体支える
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比542ドル安と5日続落した。米雇用統計の悪化に伴い、米経済の先行き不透明感が強まり売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、前週末の欧米株安を受けリスクオフの地合いが加速し、日経平均株価は一時4万円大台を下回る場面があった。その後は下げ渋ったが500円あまりの下げとなった。
4日の東京市場は、波乱含みの地合いとなった。前週末に発表された7月の米雇用統計がコンセンサスを下回ったことや、5月と6月分について大幅下方修正されたことを嫌気して、欧米株が売り一色の展開となり、東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄が下落を余儀なくされた。外国為替市場で1ドル=147円台まで急速にドル安・円高が進んでいたこともあって、日経平均は寄り後早々にフシ目の4万円大台を割り込んだ。しかし、その後は押し目買いやショートカバーなどが観測され下げ渋る展開に。個別に好決算銘柄が強さを発揮したほか、不動産など内需の一角が底堅い値動きを示し全体相場を支えた。プライム市場の値下がり銘柄数は1000を上回ったが、前引け時点からは大分減少し、全体の68%を占めるにとどまっている。
個別では、売買代金トップとなったディスコ<6146>が大きく下落したほか、アドバンテスト<6857>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも下値を探った。三菱重工業<7011>が売られ、ファーストリテイリング<9983>の下げも目立つ。リクルートホールディングス<6098>も大きく水準を切り下げた。日東紡績<3110>が値下がり率トップに売り込まれ、ヤマハ<7951>、クレディセゾン<8253>、日清食品ホールディングス<2897>なども大幅安。
半面、売買代金2位となった東京エレクトロン<8035>は後場に入って小幅ながらプラス圏に切り返した。任天堂<7974>が高く、ソシオネクスト<6526>も堅調。古河電気工業<5801>も上昇した。黒崎播磨<5352>がストップ高に買われ、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>、大塚商会<4768>が急騰、インターメスティック<262A>も値を飛ばした。山崎製パン<2212>が買われ、イビデン<4062>も物色人気となった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は任天堂 <7974>、HOYA <7741>、東エレク <8035>、ソシオネクス <6526>、イオン <8267>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約47円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、TDK <6762>、アドテスト <6857>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約300円。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)不動産業、(3)精密機器、(4)空運業、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)電気機器、(3)鉄鋼、(4)機械、(5)証券・商品。
■個別材料株
△山パン <2212> [東証P]
25年12月期業績予想を上方修正。
△コカBJH <2579> [東証P]
自社株買いと新中計を評価。
△dely <299A> [東証G]
4-6月期の購買事業の成長を評価。
△ジェリビンズ <3070> [東証G]
資金調達策と新規事業の開始を発表。
△コラボス <3908> [東証G]
上期経常を一転18%増益に上方修正。
△わかもと <4512> [東証S]
マキュエイド眼注用40ミリグラムが中国で承認取得。
△大塚商会 <4768> [東証P]
25年12月期業績予想を上方修正。
△黒崎播磨 <5352> [東証P]
日本製鉄 <5401> が1株4200円でTOB実施、完全子会社化へ。
△santec <6777> [東証S]
第1四半期は営業増益。
△日本アビオ <6946> [東証S]
4-6月期営業8割増益で自己株TOBも発表。
▼日東紡 <3110> [東証P]
4-6月期経常利益9%減。
▼セキド <9878> [東証S]
4-6月期(1Q)最終は赤字拡大で着地。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)黒崎播磨 <5352>、(2)コカBJH <2579>、(3)大塚商会 <4768>、(4)インターメス <262A>、(5)日ヒュム <5262>、(6)広ガス <9535>、(7)山パン <2212>、(8)ドリームI <4310>、(9)伊藤米久HD <2296>、(10)メンバーズ <2130>。
値下がり率上位10傑は(1)日東紡 <3110>、(2)アルゴグラフ <7595>、(3)ヤマハ <7951>、(4)極洋 <1301>、(5)クレセゾン <8253>、(6)イーガーディ <6050>、(7)日清食HD <2897>、(8)ニシオHD <9699>、(9)ノジマ <7419>、(10)椿本チ <6371>。
【大引け】
日経平均は前日比508.90円(1.25%)安の4万0290.70円。TOPIXは前日比32.45(1.10%)安の2916.20。出来高は概算で20億1787万株。東証プライムの値上がり銘柄数は473、値下がり銘柄数は1096となった。東証グロース250指数は762.45ポイント(0.18ポイント高)。
[2025年8月4日]
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