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米外為市場サマリー:日米金利差が意識され一時150円80銭台に上伸

配信日時:2025/08/01 07:55 配信元:MINKABU
 7月31日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円75銭前後と前日と比べて1円25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円08銭前後と同1円60銭弱のユーロ高・円安だった。  日銀の植田和男総裁が夕方の記者会見で、経済・物価情勢の展望(展望リポート)で物価上昇率の見通しを引き上げたことについて「インフレ率の上方修正だけをもって、金融政策が左右されることはない」などと述べた。米連邦準備理事会(FRB)による次回9月会合での利下げ観測が後退しているなか、日銀は追加利上げを急いでいないとの見方が広がり、日米の金利差が当面維持されることを意識したドル買い・円売りが入りやすかった。また、この日に発表された6月の米個人消費支出(PCE)価格指数や、4~6月期の米雇用コスト指数が市場予想を上回り、米インフレ圧力の根強さが示されたこともドル買いを促した。ドル円相場は一時150円84銭まで上伸し、3月下旬以来およそ4カ月ぶりとなるドル高・円安水準をつけた。一方、足もとで売りが目立っていたユーロは持ち高調整の動きから堅調に推移した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1415ドル前後と前日に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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