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【↑】日経平均 大引け| 5日ぶり急反発、日銀現状維持で買い優勢 (7月31日)
配信日時:2025/07/31 16:40
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 40693.00
高値 41151.25
安値 40639.32
大引け 41069.82(前日比 +415.12 、 +1.02% )
売買高 21億2974万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆3877億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.5日ぶり急反発し4万1000円台回復
2.米株価指数先物が時間外で上昇し追い風
3.FOMC後の円安で安心感台頭
4.日銀政策「現状維持」発表後に一段高
5.月末で機関投資家のリバランスの指摘も
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比171ドル安と3日続落した。FRBが早期利下げに慎重な姿勢を示したことを嫌気した売りが先行した。
東京市場では、日経平均株価は寄り付き直後は下げに沈む場面がみられながらも強調展開を続け、上げ幅は一時500円に迫った。終値は4日ぶりに4万1000円台を回復した。
日銀の金融政策決定会合では、市場のコンセンサス通りに政策金利の据え置きが決まった。引け後には植田和男総裁の記者会見が予定されているものの、結果公表後に日経平均は後場に上げ幅を拡大した。30日に決算を発表したメタ・プラットフォームズやマイクロソフトの株価が時間外で大幅高となり、米株価指数先物が上昇したことが、日本株の追い風になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)も金融政策の修正はなかったが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見での発言がタカ派的と受け止められ、為替がドル高・円安方向に振れ、先物買いを通じて日本株を押し上げる要因となった。企業の決算発表も本格化し、個別物色の傾向が強まった。この日は月末とあって、機関投資家のリバランス目的の株買いが入り、株価指数を押し上げたとの見方がある。
個別では売買代金トップのディスコ<6146>と2位のフジクラ<5803>が急騰。アドバンテスト<6857>やレーザーテック<6920>が買われたほか、サンリオ<8136>やソフトバンクグループ<9984>が値を上げ、京セラ<6971>や日本電気硝子<5214>、南海電気鉄道<9044>が大幅高。アイ・ピー・エス<4390>がストップ高に買われ、ヤマトホールディングス<9064>とさくらインターネット<3778>が値を飛ばし、日本M&Aセンターホールディングス<2127>とフィックスターズ<3687>、アステラス製薬<4503>が堅調だった。
半面、トヨタ自動車<7203>とパナソニック ホールディングス<6752>、東京電力ホールディングス<9501>が冴えない展開。武田薬品工業<4502>や富士通<6702>、アシックス<7936>が株価水準を切り下げたほか、住友金属鉱山<5713>と日鉄ソリューションズ<2327>が下値を探り、JCRファーマ<4552>と三和ホールディングス<5929>が急落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、京セラ <6971>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約180円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、ダイキン <6367>、中外薬 <4519>、ホンダ <7267>、武田 <4502>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約28円。
東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)保険業、(3)ガラス・土石、(4)空運業、(5)倉庫・運輸。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)食料品、(3)海運業、(4)繊維製品、(5)電気・ガス。
■個別材料株
△Lドリンク <2585> [東証P]
29年3月期営業益目標120億円とする中期計画を策定。
△AGS <3648> [東証S]
4-6月期営業利益3.5倍。
△網屋 <4258> [東証G]
25年12月期利益予想を増額修正。
△アイピーエス <4390> [東証P]
国際海底ケーブルの共同建設に参画し大口受注も獲得。
△ダイハツイン <6023> [東証S]
4-6月期経常利益の通期計画進捗率30%で受注残高は過去最高。
△カワタ <6292> [東証S]
第1四半期営業益3.4倍で通期計画を超過。
△コンヴァノ <6574> [東証G]
今期最終を52%上方修正・最高益予想を上乗せ。
△京セラ <6971> [東証P]
4-6月期の最終利益は計画に対し約53%の進捗率。
△ノジマ <7419> [東証P]
今期経常を11%上方修正。
△ヤマトHD <9064> [東証P]
4-6月期の営業赤字幅が縮小。
▼オルツ <260A> [東証G]
東証が上場廃止を決定。
▼JCRファ <4552> [東証P]
4-6月期営業赤字。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アイピーエス <4390>、(2)ヤマトHD <9064>、(3)アルビス <7475>、(4)Lドリンク <2585>、(5)ノジマ <7419>、(6)東洋エンジ <6330>、(7)京セラ <6971>、(8)南海電 <9044>、(9)さくらネット <3778>、(10)日電硝 <5214>。
値下がり率上位10傑は(1)JCRファ <4552>、(2)三和HD <5929>、(3)大和工 <5444>、(4)アンリツ <6754>、(5)ワコム <6727>、(6)カプコン <9697>、(7)AREHD <5857>、(8)NSSOL <2327>、(9)日本酸素HD <4091>、(10)アイチコーポ <6345>。
【大引け】
日経平均は前日比415.12円(1.02%)高の4万1069.82円。TOPIXは前日比22.89(0.78%)高の2943.07。出来高は概算で21億2974万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1271、値下がり銘柄数は305となった。東証グロース250指数は760.32ポイント(6.44ポイント高)。
[2025年7月31日]
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