注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~39500円を挟んだ狭いレンジでの推移~
配信日時:2025/07/17 08:41
配信元:FISCO
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~39500円を挟んだ狭いレンジでの推移~
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■39500円を挟んだ狭いレンジでの推移
■ブロドリーフ、2Q上方修正 営業利益 7.6億円←5.5億円
■前場の注目材料:ソフトバンクG、AIエージェント10億本、年内にも
■39500円を挟んだ狭いレンジでの推移
17日の日本株市場は、引き続きこう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが231ドル高、ナスダックは52ポイント高だった。6月の米卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、利下げ期待から買いが先行した。その後、トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長解任を検討しているとの報道を受けて急落する場面もあったが、トランプ大統領は「議長解任する可能性は非常に低い」と述べたことで買い戻されている。シカゴ日経225先物は大阪比25円安の39565円。円相場は1ドル=147円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで一時39130円まで下落した後は39500円を回復して終えており、短期的な売買が中心である。トランプ大統領の発言に振らされやすい状況ではあるものの、下へのバイアスが強まる局面においては、押し目狙いの買いで対応したいところである。
一方で、上値の重さも意識されやすい。20日の参議院選挙を控えるなかで、積極的な売買は手控えられやすい。結果次第では日米通商協議に影響を与える可能性もあるため、神経質にさせそうだ。また、前日に織り込まれているが、オランダのASMLホールディングの決算の影響から米半導体株の一角が軟調だったことで、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になる可能性がありそうだ。
そのため、日経平均株価は39500円を挟んだ狭いレンジでの推移になりそうであり、決算を手掛かりとした個別対応のほか、AI関連などの中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。なお、昨夕に決算を発表したところでは、クリングル<4884>やブロドリーフ<3673>が注目されそうだ。
■ブロドリーフ、2Q上方修正 営業利益 7.6億円←5.5億円
ブロドリーフ<3673>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上収益は96.0億円から98.6億円、営業利益を5.5億円から7.6億円に上方修正した。パッケージソフトを利用中の顧客によるクラウドソフトへの切り替えが計画通りに進捗するなか、セキュリティ強化を目的としたパソコンの買い替え需要が想定を上回ったことに加え、非自動車産業の顧客向けのパッケージソフト販売が好調に推移した結果、売上収益は前回発表予想を上回る見通しとなった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44254.78、+231.49)
・ナスダック総合指数は上昇(20730.49、+52.69)
・VIX指数は低下(17.16、-0.22)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ソフトバンクG<9984>AIエージェント10億本、年内にも
・日野自<7205>三菱ふそうトラック・バスが300人補強、グローバル人材、統合見据え
・住友商事<8053>タイでの物流事業拡充、第2倉庫新設、1年半前倒し
・伊藤忠<8001>舶用アンモニア燃料供給船、28年実用化
・三井物産<8031>三井物産流通G、卸強化・大型物流推進、合併1年で新戦略
・日本製鉄<5401>日鉄スチール、7月のH形鋼販価据え置き
・ユアサ商事<8074>図面管理に定額制システム、板金業向け
・Liberaware<218A>ドローン開発で韓国社と提携
・能美防災<6744>北興通信を子会社化、函館エリアの施工充実
・富士通<6702>台湾エイサーと協業、高齢者の疾病リスク評価、骨格認識、AIで解析
・ローム<6963>小型・回路電流38%減のCMOSオペアンプ、電池駆動端末向け
・日本航空電子<6807>オオクマ電子と光学顕微鏡向け部品、自由な角度で観察可能に
・シャープ<6753>生成AIが献立助言、「ヘルシオ」シリーズの新製品、スマホと連携
・高千穂交易<2676>工場向けセキュリティー監視サービス開始、運用負荷低減
・東邦HD<8129>帝人リジェネットなどと再生医療新興を支援、効率的な製品化環境構築
・栗田工業<6370>PFASレス超純水供給配管を実用化、半導体向け
・スターシーズ<3083>日本エネルギー総合システムと提携、蓄電所開発で
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月貿易収支(予想:+3539億円)
<海外>
・10:30 豪・6月失業率(予想:4.1%、5月:4.1%) <ST>
■39500円を挟んだ狭いレンジでの推移
■ブロドリーフ、2Q上方修正 営業利益 7.6億円←5.5億円
■前場の注目材料:ソフトバンクG、AIエージェント10億本、年内にも
■39500円を挟んだ狭いレンジでの推移
17日の日本株市場は、引き続きこう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが231ドル高、ナスダックは52ポイント高だった。6月の米卸売物価指数(PPI)が予想を下回り、利下げ期待から買いが先行した。その後、トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長解任を検討しているとの報道を受けて急落する場面もあったが、トランプ大統領は「議長解任する可能性は非常に低い」と述べたことで買い戻されている。シカゴ日経225先物は大阪比25円安の39565円。円相場は1ドル=147円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで一時39130円まで下落した後は39500円を回復して終えており、短期的な売買が中心である。トランプ大統領の発言に振らされやすい状況ではあるものの、下へのバイアスが強まる局面においては、押し目狙いの買いで対応したいところである。
一方で、上値の重さも意識されやすい。20日の参議院選挙を控えるなかで、積極的な売買は手控えられやすい。結果次第では日米通商協議に影響を与える可能性もあるため、神経質にさせそうだ。また、前日に織り込まれているが、オランダのASMLホールディングの決算の影響から米半導体株の一角が軟調だったことで、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になる可能性がありそうだ。
そのため、日経平均株価は39500円を挟んだ狭いレンジでの推移になりそうであり、決算を手掛かりとした個別対応のほか、AI関連などの中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。なお、昨夕に決算を発表したところでは、クリングル<4884>やブロドリーフ<3673>が注目されそうだ。
■ブロドリーフ、2Q上方修正 営業利益 7.6億円←5.5億円
ブロドリーフ<3673>は第2四半期業績予想の修正を発表。売上収益は96.0億円から98.6億円、営業利益を5.5億円から7.6億円に上方修正した。パッケージソフトを利用中の顧客によるクラウドソフトへの切り替えが計画通りに進捗するなか、セキュリティ強化を目的としたパソコンの買い替え需要が想定を上回ったことに加え、非自動車産業の顧客向けのパッケージソフト販売が好調に推移した結果、売上収益は前回発表予想を上回る見通しとなった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44254.78、+231.49)
・ナスダック総合指数は上昇(20730.49、+52.69)
・VIX指数は低下(17.16、-0.22)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ソフトバンクG<9984>AIエージェント10億本、年内にも
・日野自<7205>三菱ふそうトラック・バスが300人補強、グローバル人材、統合見据え
・住友商事<8053>タイでの物流事業拡充、第2倉庫新設、1年半前倒し
・伊藤忠<8001>舶用アンモニア燃料供給船、28年実用化
・三井物産<8031>三井物産流通G、卸強化・大型物流推進、合併1年で新戦略
・日本製鉄<5401>日鉄スチール、7月のH形鋼販価据え置き
・ユアサ商事<8074>図面管理に定額制システム、板金業向け
・Liberaware<218A>ドローン開発で韓国社と提携
・能美防災<6744>北興通信を子会社化、函館エリアの施工充実
・富士通<6702>台湾エイサーと協業、高齢者の疾病リスク評価、骨格認識、AIで解析
・ローム<6963>小型・回路電流38%減のCMOSオペアンプ、電池駆動端末向け
・日本航空電子<6807>オオクマ電子と光学顕微鏡向け部品、自由な角度で観察可能に
・シャープ<6753>生成AIが献立助言、「ヘルシオ」シリーズの新製品、スマホと連携
・高千穂交易<2676>工場向けセキュリティー監視サービス開始、運用負荷低減
・東邦HD<8129>帝人リジェネットなどと再生医療新興を支援、効率的な製品化環境構築
・栗田工業<6370>PFASレス超純水供給配管を実用化、半導体向け
・スターシーズ<3083>日本エネルギー総合システムと提携、蓄電所開発で
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月貿易収支(予想:+3539億円)
<海外>
・10:30 豪・6月失業率(予想:4.1%、5月:4.1%) <ST>
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