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【↑】日経平均 大引け| 続伸、円安追い風に4万円大台への復帰が目前 (7月9日)
配信日時:2025/07/09 18:23
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 39942.80
高値 39971.06
安値 39573.34
大引け 39821.28(前日比 +132.47 、 +0.33% )
売買高 19億8121万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆2947億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、4万円大台への復帰が目前に
2.トランプ関税への警戒感拭えない中も頑強な値動き
3.ドル高・円安進行を受け投資家のセンチメント改善
4.大型株は高安まちまちも小型株の躍動が目立つ展開
5.全体の77%が上昇、売買代金は4.3兆円弱と減少
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比165ドル安と続落した。トランプ米政権の高関税政策を巡る不透明感から売りが優勢となった。
東京市場では、目先筋の売り物をこなし、日経平均株価が前日に続き上値を追った。ただ上げ幅は限定的で4万円大台には届かなかった。
9日の東京市場は、根強い買いが入り日経平均は頑強な値動きとなった。トランプ米大統領が銅や医薬品など分野別の関税設定に言及するなど米関税政策への警戒感が解消されないなか、前日の米国株市場でNYダウが続落したこともあって買い手控えムードは拭えない。ただ、売り急ぐ動きもみられなかった。外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることは投資家のセンチメントにポジティブに作用した。後場に入り、プライム市場の値上がり銘柄数は前引け時点よりは減少したものの、全体の77%を占めている。売買代金上位の大型株は高安まちまちの展開だったが、本日も小型株が躍動する地合いであった。なお、今週末にオプションSQ算出を控え、商い面では盛り上がりを欠いている。売買代金は4兆3000億円弱で前日を下回った。
個別では、サンリオ<8136>が高く、トヨタ自動車<7203>もしっかり。ソフトバンクグループ<9984>もプラス圏で着地した。キオクシアホールディングス<285A>が活況高、オムロン<6645>が大きく上値を伸ばした。ルネサスエレクトロニクス<6723>が高く、霞ヶ関キャピタル<3498>も値を上げた。GMOインターネット<4784>が値上がり率トップに買われ、JCRファーマ<4552>が急騰、パルグループホールディングス<2726>も値を飛ばした。住友ファーマ<4506>も物色人気を集めた。
半面、売買代金首位のディスコ<6146>が値を下げ、フジクラ<5803>も売りに押された。三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>、IHI<7013>など防衛関連が下落。ソシオネクスト<6526>も軟調だった。富士通<6702>が売られ、リクルートホールディングス<6098>も安い。西武ホールディングス<9024>が大幅安となり、ハニーズホールディングス<2792>、神戸物産<3038>などの下げも目を引く。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、日東電 <6988>、ホンダ <7267>、ファナック <6954>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約53円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、信越化 <4063>、コナミG <9766>、中外薬 <4519>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約70円。
東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)石油・石炭、(2)鉱業、(3)その他金融業、(4)証券・商品、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)電気機器、(3)空運業、(4)小売業、(5)サービス業。
■個別材料株
△パルHD <2726> [東証P]
第1四半期好決算や株式分割の発表。
△ANAPHD <3189> [東証S]
投資戦略の一環としてビットコインを購入。
△JCRファ <4552> [東証P]
アレクシオン社とのライセンス契約締結をポジティブ視。
△雨風太陽 <5616> [東証G]
農業関連株物色の流れに乗り農業総研 <3541> を追う展開に。
△アサカ理研 <5724> [東証S]
レアアース関連の伏兵として物色人気加速。
△ERIHD <6083> [東証S]
改正建築基準法の施行追い風に26年5月期増益・増配予想。
△カシオ <6952> [東証P]
オアシスによる5%超保有が判明し思惑視。
△TORICO <7138> [東証G]
暗号資産投資事業を開始へ。
△イクヨ <7273> [東証S]
高額ビットコイン贈呈の株主優待新設がサプライズに。
△吉野家HD <9861> [東証P]
第1四半期は営業利益2割増で着地。
▼ハニーズHD <2792> [東証P]
前期業績の下振れ着地をマイナス視。
▼富士通 <6702> [東証P]
英郵便冤罪被害の救済勧告でコメント公表。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)GMOインタ <4784>、(2)JCRファ <4552>、(3)パルHD <2726>、(4)テスHD <5074>、(5)愛知鋼 <5482>、(6)住友ファーマ <4506>、(7)オムロン <6645>、(8)東邦鉛 <5707>、(9)吉野家HD <9861>、(10)JMDC <4483>。
値下がり率上位10傑は(1)西武HD <9024>、(2)ハニーズHD <2792>、(3)アイル <3854>、(4)日置電機 <6866>、(5)神戸物産 <3038>、(6)トレファク <3093>、(7)野村マイクロ <6254>、(8)富士通 <6702>、(9)ローツェ <6323>、(10)OBC <4733>。
【大引け】
日経平均は前日比132.47円(0.33%)高の3万9821.28円。TOPIXは前日比11.62(0.41%)高の2828.16。出来高は概算で19億8121万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1259、値下がり銘柄数は315となった。東証グロース250指数は740.75ポイント(8.46ポイント高)。
[2025年7月9日]
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