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前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株の底堅さを見極め~
配信日時:2025/07/07 08:49
配信元:FISCO
*08:49JST 前場に注目すべき3つのポイント~値がさハイテク株の底堅さを見極め~
7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■値がさハイテク株の底堅さを見極め
■安川電、26/2下方修正 営業利益430億円←600億円
■前場の注目材料:デンソー、インド・タイでインバーター生産、電動車向け現地化
■値がさハイテク株の底堅さを見極め
7日の日本株市場は、やや売り優勢の相場展開になりそうだ。4日の米国市場は独立記念日の祝日だった。欧州市場は総じて軟調だった。先週、米連邦議会下院はトランプ米大統領の大型減税・歳出法案を可決した。祝日明けの米国市場の反応を見極めたいところだが、グローベックスの米株先物はマイナス圏で推移しており、手掛けづらいところである。日経225先物は20円安の39750円。円相場は1ドル=144円50銭台で推移している。
先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。もっとも、市場の関心はトランプ米大統領が発表した上乗せ関税の一時停止期限が9日に迫っているため、合意に向けた各国の動向に市場の関心が集まりやすい。ベッセント米財務長官は期限までに合意がまとまらない一部の国について、3週間の交渉期間延長の選択肢が与えられる可能性を示したと報じられている。過度な警戒感は和らぐ可能性はあるものの、日米交渉の進展については参院選明け後との見方もあり、押し目狙いの買い意欲もそれほど強まらないだろう。
また、トランプ政権が中国に半導体が密輸されるリスクを阻止するため、マレーシアとタイへの人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を計画していると報じられており、エヌビディアなど米半導体株の動向を確認したいところである。さらに、台湾積体電路製造(TSMC)は米国への投資を優先させるため、日本での熊本第2工場の建設を延期する方針とも報じられており、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などへの物色を手控えさせる可能性がある。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株への利益確定の動きが強まるようだと、日経平均株価の重荷になる可能性があり、TOPIX型への資金流入に向かわせる可能性はありそうだ。一方でハイテク株の底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。日経225先物はナイトセッションで+1σ(39620円)が支持線として機能しており、同水準がサポートとして機能するようだと、リバウンド機運が高まりやすいだろう。
■安川電、26/2下方修正 営業利益430億円←600億円
安川電<6506>は2026年2月期業績予想の修正を発表。売上収益を5500億円から5150億円、営業利益を600億円から430億円に下方修正した。コンセンサス(510億円程度)を下回る。トランプ米政権による関税政策を受け、ロボットなどの需要の先行きに不透明感が強まっているのを踏まえた。
■前場の注目材料
・ベッセント米財務長官、3週間の交渉期間延長の選択肢
・日経平均株価は上昇(39810.88、+24.98)
・為替相場は円安・ドル高(144.50-60)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・デンソー<6902>インド・タイでインバーター生産、電動車向け現地化
・ミツバ<7280>インドで電動2輪駆動を生産
・オリックス<8591>米資産評価会社を1100億円で買収
・NXHD<9147>日本通運、北海道・苫小牧に危険物倉庫、半導体産業向け
・ホンダ<7267>上期の新車販売、「N-BOX」4年連続首位
・日産自<7201>クロスオーバーSUV「ムラーノ」の米生産70万台達成
・アマダ<6113>協働ロボ、曲げ加工自動化、プログラム作成容易
・PILLAR<6490>社長・岩波嘉信氏、フッ素樹脂継手で中国へ攻勢
・日清紡HD<3105>複数エッジAIが自立判断、情報交換技術
・ルネサス<6723>エッジAI高速処理、マイコン量産
・富士通<6702>豪証取にSaaS型ETF基盤、東証の技術活用
・瑞光<6279>機能品で一貫体制、ユニチカの不織布継承
・東亞合成<4045>瞬間接着剤米合弁を解消、単独で展開
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 5月現金給与総額(予想:前年比+2.4%、4月:+2.0%)
<海外>
・特になし <ST>
■値がさハイテク株の底堅さを見極め
■安川電、26/2下方修正 営業利益430億円←600億円
■前場の注目材料:デンソー、インド・タイでインバーター生産、電動車向け現地化
■値がさハイテク株の底堅さを見極め
7日の日本株市場は、やや売り優勢の相場展開になりそうだ。4日の米国市場は独立記念日の祝日だった。欧州市場は総じて軟調だった。先週、米連邦議会下院はトランプ米大統領の大型減税・歳出法案を可決した。祝日明けの米国市場の反応を見極めたいところだが、グローベックスの米株先物はマイナス圏で推移しており、手掛けづらいところである。日経225先物は20円安の39750円。円相場は1ドル=144円50銭台で推移している。
先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。もっとも、市場の関心はトランプ米大統領が発表した上乗せ関税の一時停止期限が9日に迫っているため、合意に向けた各国の動向に市場の関心が集まりやすい。ベッセント米財務長官は期限までに合意がまとまらない一部の国について、3週間の交渉期間延長の選択肢が与えられる可能性を示したと報じられている。過度な警戒感は和らぐ可能性はあるものの、日米交渉の進展については参院選明け後との見方もあり、押し目狙いの買い意欲もそれほど強まらないだろう。
また、トランプ政権が中国に半導体が密輸されるリスクを阻止するため、マレーシアとタイへの人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を計画していると報じられており、エヌビディアなど米半導体株の動向を確認したいところである。さらに、台湾積体電路製造(TSMC)は米国への投資を優先させるため、日本での熊本第2工場の建設を延期する方針とも報じられており、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などへの物色を手控えさせる可能性がある。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株への利益確定の動きが強まるようだと、日経平均株価の重荷になる可能性があり、TOPIX型への資金流入に向かわせる可能性はありそうだ。一方でハイテク株の底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。日経225先物はナイトセッションで+1σ(39620円)が支持線として機能しており、同水準がサポートとして機能するようだと、リバウンド機運が高まりやすいだろう。
■安川電、26/2下方修正 営業利益430億円←600億円
安川電<6506>は2026年2月期業績予想の修正を発表。売上収益を5500億円から5150億円、営業利益を600億円から430億円に下方修正した。コンセンサス(510億円程度)を下回る。トランプ米政権による関税政策を受け、ロボットなどの需要の先行きに不透明感が強まっているのを踏まえた。
■前場の注目材料
・ベッセント米財務長官、3週間の交渉期間延長の選択肢
・日経平均株価は上昇(39810.88、+24.98)
・為替相場は円安・ドル高(144.50-60)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・デンソー<6902>インド・タイでインバーター生産、電動車向け現地化
・ミツバ<7280>インドで電動2輪駆動を生産
・オリックス<8591>米資産評価会社を1100億円で買収
・NXHD<9147>日本通運、北海道・苫小牧に危険物倉庫、半導体産業向け
・ホンダ<7267>上期の新車販売、「N-BOX」4年連続首位
・日産自<7201>クロスオーバーSUV「ムラーノ」の米生産70万台達成
・アマダ<6113>協働ロボ、曲げ加工自動化、プログラム作成容易
・PILLAR<6490>社長・岩波嘉信氏、フッ素樹脂継手で中国へ攻勢
・日清紡HD<3105>複数エッジAIが自立判断、情報交換技術
・ルネサス<6723>エッジAI高速処理、マイコン量産
・富士通<6702>豪証取にSaaS型ETF基盤、東証の技術活用
・瑞光<6279>機能品で一貫体制、ユニチカの不織布継承
・東亞合成<4045>瞬間接着剤米合弁を解消、単独で展開
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 5月現金給与総額(予想:前年比+2.4%、4月:+2.0%)
<海外>
・特になし <ST>
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