注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~内需系への資金シフト~
配信日時:2025/07/02 08:44
配信元:FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~内需系への資金シフト~
2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■内需系への資金シフト
■アークランズ、 1Q営業利益 14.7%減 42.14億円
■前場の注目材料:あおぞら銀行、 日本政策投資銀行と、カケハシに出資、新興ファンド1号案件
■内需系への資金シフト
2日の日本株市場は、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。1日の米国市場はNYダウが400ドル高、ナスダックは166ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が利下げに慎重な姿勢を再表明したため売りが先行。ISM製造業やJOLT求人件数が予想を上回ると成長継続を期待した買いにダウは上昇に転じた。また、上院がトランプ大統領の大型減税法案を可決したことも材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比230円安の39660円。円相場は1ドル=143円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の日経225先物は39890円と安値で終えたが、ナイトセッションでも売り優勢の流れが続き、39570円と安値で終えている。過熱を冷ます調整の動きの範囲ではあるものの、ボリンジャーバンドの+1σ(39340円)や節目の39000円辺りが意識されてくる可能性がありそうだ。
米国ではテスラが売られた影響があったものの、ハイテク株からの資金流出が目立ち、ディフェンシブ株などへシフトしていた。昨日の東京市場においても相対的にTOPIX型の強さが目立っており、相場をけん引してきたハイテク株は利益確定の動きが強まってくる展開は意識しておきたいところだろう。一方で相対的に出遅れている内需系へ資金が向かいやすい状況になりそうである。
なお、トランプ米大統領は、日本との交渉に不満を持ち、7月9日の猶予期限の延長はないとの見解を示した。合意は困難として30%や35%の高率関税賦課の考えも明らかにしており、自動車株などは手掛けづらくさせてきそうである。週末は米国市場が独立記念日の祝日で海外勢のフローは減少傾向をみせてくるため、参加者が限られるなかでいったん調整の動きが強まるようだと、売り仕掛け的な動きが強まりやすいだろう。
まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになろうが、物色としては内需系に向かいやすいと考えられる。幕間的に中小型株への資金シフトも考えられるが、相場全体が調整ムードを強めてくるようだと、資金の逃げ足が早まりそうだ。
■アークランズ、 1Q営業利益 14.7%減 42.14億円
アークランズ<9842>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比2.5%増の815億2600万円、営業利益は同14.7%減の42億1400万円だった。小売事業において、フレッシュハウスの完全子会社化の影響によりリフォームサービスの売上高及び営業収入は前年同期比65.5%増となった。売上総利益率が改善したことに加えて、販管費については宣伝広告のデジタルシフト、物流の効率化等により抑制を図り一定の効果があったものの、新規出店コスト、人件費単価、水道光熱費の増加が負担となった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44494.94、+400.17)
・米原油先物相場は上昇(65.45、+0.34)
・活発な自社株買い
・あおぞら銀行<8304>日本政策投資銀行と、カケハシに出資、新興ファンド1号案件
・東京海上HD<8766>東京海上日動火災、車保険料8%超引き上げ、物価高で過去最大
・日本酸素HD<4091>豪産業ガスの買収完了
・三菱商事<8058>カナダ産LNG初出荷、アジア向け拡販
・京都FG<5844>M&A支援子会社が始動、34年度売上高50億円に
・イクヨ<7273>投資ファンド設立、異業種のM&A加速
・川崎重工<7012>医薬・医療用6軸ロボ、可搬重量・動作速度を向上
・ブルーイノベ<5597>VFRなどと、ドローンポート開発、27年実用化目指す
・コマツ<6301>カナダ社から鉱山機械受注、中近東プロ向け
・パナソニックHD<6752>ベトナム工場、電設資材の職人育つ
・四国電力<9507>使用済み燃料の乾式貯蔵施設、伊方原発で始動
・大阪ガス<9532>電力・水素CO2を同時製造、低コスト技術実証
・サカタインクス<4633>印刷インキ3社、11月から首都圏で共同配送
・大倉工業<4221>上海に駐在員事務所を設立、フィルム拡販見据え
・カメイ<8037>五興商事と協業へ、排水処理設備レンタル事業
・野村不動産HD<3231>東京・芝浦に「フェアモント東京」開業、日本初進出ホテル
・南海電気鉄道<9044>大阪市街地活性化の起爆剤、京阪HDも、複合ビルを相次ぎ開業
・阪急阪神HD<9042>阪急阪神エクスプレス、南ア支店移転・倉庫併設、車関連の需要増
・シスメックス<6869>ブラジル工場拡張、診断薬5割増
・AGC<5201>細胞治療薬のプロセス開発サービス開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月マネタリーベース(5月:前年比-3.4%)
<海外>
・10:30 豪・5月小売売上高(予想:前月比+0.5%、4月:-0.1%) <ST>
■内需系への資金シフト
■アークランズ、 1Q営業利益 14.7%減 42.14億円
■前場の注目材料:あおぞら銀行、 日本政策投資銀行と、カケハシに出資、新興ファンド1号案件
■内需系への資金シフト
2日の日本株市場は、やや利食い優勢の相場展開になりそうだ。1日の米国市場はNYダウが400ドル高、ナスダックは166ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が利下げに慎重な姿勢を再表明したため売りが先行。ISM製造業やJOLT求人件数が予想を上回ると成長継続を期待した買いにダウは上昇に転じた。また、上院がトランプ大統領の大型減税法案を可決したことも材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比230円安の39660円。円相場は1ドル=143円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。昨日の日経225先物は39890円と安値で終えたが、ナイトセッションでも売り優勢の流れが続き、39570円と安値で終えている。過熱を冷ます調整の動きの範囲ではあるものの、ボリンジャーバンドの+1σ(39340円)や節目の39000円辺りが意識されてくる可能性がありそうだ。
米国ではテスラが売られた影響があったものの、ハイテク株からの資金流出が目立ち、ディフェンシブ株などへシフトしていた。昨日の東京市場においても相対的にTOPIX型の強さが目立っており、相場をけん引してきたハイテク株は利益確定の動きが強まってくる展開は意識しておきたいところだろう。一方で相対的に出遅れている内需系へ資金が向かいやすい状況になりそうである。
なお、トランプ米大統領は、日本との交渉に不満を持ち、7月9日の猶予期限の延長はないとの見解を示した。合意は困難として30%や35%の高率関税賦課の考えも明らかにしており、自動車株などは手掛けづらくさせてきそうである。週末は米国市場が独立記念日の祝日で海外勢のフローは減少傾向をみせてくるため、参加者が限られるなかでいったん調整の動きが強まるようだと、売り仕掛け的な動きが強まりやすいだろう。
まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになろうが、物色としては内需系に向かいやすいと考えられる。幕間的に中小型株への資金シフトも考えられるが、相場全体が調整ムードを強めてくるようだと、資金の逃げ足が早まりそうだ。
■アークランズ、 1Q営業利益 14.7%減 42.14億円
アークランズ<9842>が発表した2026年2月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比2.5%増の815億2600万円、営業利益は同14.7%減の42億1400万円だった。小売事業において、フレッシュハウスの完全子会社化の影響によりリフォームサービスの売上高及び営業収入は前年同期比65.5%増となった。売上総利益率が改善したことに加えて、販管費については宣伝広告のデジタルシフト、物流の効率化等により抑制を図り一定の効果があったものの、新規出店コスト、人件費単価、水道光熱費の増加が負担となった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(44494.94、+400.17)
・米原油先物相場は上昇(65.45、+0.34)
・活発な自社株買い
・あおぞら銀行<8304>日本政策投資銀行と、カケハシに出資、新興ファンド1号案件
・東京海上HD<8766>東京海上日動火災、車保険料8%超引き上げ、物価高で過去最大
・日本酸素HD<4091>豪産業ガスの買収完了
・三菱商事<8058>カナダ産LNG初出荷、アジア向け拡販
・京都FG<5844>M&A支援子会社が始動、34年度売上高50億円に
・イクヨ<7273>投資ファンド設立、異業種のM&A加速
・川崎重工<7012>医薬・医療用6軸ロボ、可搬重量・動作速度を向上
・ブルーイノベ<5597>VFRなどと、ドローンポート開発、27年実用化目指す
・コマツ<6301>カナダ社から鉱山機械受注、中近東プロ向け
・パナソニックHD<6752>ベトナム工場、電設資材の職人育つ
・四国電力<9507>使用済み燃料の乾式貯蔵施設、伊方原発で始動
・大阪ガス<9532>電力・水素CO2を同時製造、低コスト技術実証
・サカタインクス<4633>印刷インキ3社、11月から首都圏で共同配送
・大倉工業<4221>上海に駐在員事務所を設立、フィルム拡販見据え
・カメイ<8037>五興商事と協業へ、排水処理設備レンタル事業
・野村不動産HD<3231>東京・芝浦に「フェアモント東京」開業、日本初進出ホテル
・南海電気鉄道<9044>大阪市街地活性化の起爆剤、京阪HDも、複合ビルを相次ぎ開業
・阪急阪神HD<9042>阪急阪神エクスプレス、南ア支店移転・倉庫併設、車関連の需要増
・シスメックス<6869>ブラジル工場拡張、診断薬5割増
・AGC<5201>細胞治療薬のプロセス開発サービス開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 6月マネタリーベース(5月:前年比-3.4%)
<海外>
・10:30 豪・5月小売売上高(予想:前月比+0.5%、4月:-0.1%) <ST>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況