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米外為市場サマリー:米物価指標の伸び加速などで一時144円90銭台に上伸

配信日時:2025/06/30 07:55 配信元:MINKABU
 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円65銭前後と前日と比べて20銭強のドル高・円高安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円48銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安だった。  トランプ米大統領が26日に中国との貿易に関する合意に署名したことを明らかにしたほか、ラトニック米商務長官が同日に10カ国・地域の貿易相手との合意に達する計画があると述べたことを受け、米関税政策を巡る不透明感が後退するなかリスク選好的なドル買い・円売りが先行した。この日に米商務省が発表した5月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比で2.3%上昇と4月の2.2%から加速したことや、米ミシガン大学が発表した6月の消費者態度指数・確報値が速報値から上方修正されたこともドル買いにつながり、ドル円相場は144円95銭まで上伸する場面があった。その後はトランプ米大統領が自身のSNSにカナダとの貿易交渉を打ち切ると投稿したことなどから上昇一服となったが、月末・四半期末を控えたドル需要などもあって堅調に推移した。一方、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が「年内に2回の利下げがある公算が大きい」との見解を示したことなどを背景に、ユーロ買い・ドル売りが優勢で、つれて対円でもユーロが買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1718ドル前後と前日に比べて0.0020ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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