みんかぶニュース 為替・FX

外為サマリー:米PCEの発表を控えるなか144円台半ばで推移

配信日時:2025/06/27 15:16 配信元:MINKABU
 27日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=144円43銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭弱のドル高・円安となっている。  トランプ米大統領は26日、米政府が中国と貿易に関する合意に25日に署名したことを明らかにした。また、同日にはラトニック米商務長官も米中が先月スイスのジュネーブで合意した内容について最終的な理解の取りまとめに至ったと述べた。米関税政策を巡る懸念が和らいだことを背景に、リスク選好的なドル買い・円売りが先行した。また、総務省が朝方発表した6月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品を除く総合の前年同月比での伸び率が5月から縮小したことから、日銀による早期の追加利上げ観測の後退が円売りにつながり、ドル円相場は午前9時30分ごろに144円80銭をつける場面があった。ただ、前日に発表された1~3月期の米実質国内総生産(GDP)確報値が改定値から下方修正され、米早期利下げが意識されやすいことからドルの上値追いには慎重ムード。午前11時00分すぎに144円19銭まで押されたあとは持ち直したものの、日本時間今晩に発表される5月の米個人消費支出(PCE)を見極めたいとして上値は限られた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1689ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=168円82銭前後と同15銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ