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【↑】日経平均 大引け| 反発、米中貿易摩擦の緩和期待で買い優勢 (6月5日)

配信日時:2025/06/06 16:55 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  37590.44 高値  37756.15 安値  37590.42 大引け 37741.61(前日比 +187.12 、 +0.50% ) 売買高  14億6413万株 (東証プライム概算) 売買代金 3兆6054億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は187円高と反発、3万7700円台に値を上げる  2.前日の米株式市場は下落も米中交渉の進展を期待し買い先行  3.重工大手など防衛関連株が買われたほか、鉄鋼や建設株など高い  4.三菱重が商いを伴い上昇し、IHIや川重も買い人気が続く  5.大成建や清水建が値を上げ、日本製鉄やJR東日本もしっかり ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比108ドル安と続落した。米政権の高関税政策で雇用減速懸念が台頭し売りが優勢となった。  東京市場では、日経平均株価は反発。全体相場の上値は重い展開だったが、重工大手など防衛関連株への買い人気は続いた。  前日の米株式市場では、NYダウは下落したが、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席との電話協議が行われ米中貿易摩擦の緩和期待が台頭し、東京市場は買い先行でスタート。日経平均は3万7700円台まで買われ、上昇幅は200円を超える場面があった。ただ、今晩は米5月雇用統計の発表が予定されており、後場にかけ様子見姿勢が強まった。防衛関連株が買われたほか、建設や鉄鋼、陸運株などが堅調だった。  個別銘柄では、三菱重工業<7011>が売買代金トップで大幅高となりIHI<7013>や川崎重工業<7012>も値を上げた。アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、任天堂<7974>、ソニーグループ<6758>が高い。大成建設<1801>や清水建設<1803>が値を上げ、日本製鉄<5401>、JR東日本<9020>がしっかり。  半面、サンリオ<8136>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>が安く、キーエンス<6861>やリクルートホールディングス<6098>が軟調。パナソニック ホールディングス<6752>やディー・エヌ・エー<2432>、ニトリホールディングス<9843>、楽天銀行<5838>が値を下げた。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、中外薬 <4519>、ファストリ <9983>、バンナムHD <7832>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約123円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>、ニトリHD <9843>、SMC <6273>、SBG <9984>、大塚HD <4578>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約22円。  東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は精密機器、食料品、情報・通信業の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)建設業、(3)機械、(4)倉庫・運輸、(5)陸運業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)卸売業、(2)非鉄金属、(3)化学、(4)医薬品、(5)繊維製品。 ■個別材料株 △マクニカHD <3132> [東証P]  警備サービスを提供するセノンと業務提携。 △さくらネット <3778> [東証P]  JERAとDC新設に向けた基本合意書締結。 △シリコンスタ <3907> [東証G]  任天堂 <7974> に対しゲームタイトル開発のための環境構築で協力。 △メルカリ <4385> [東証P]  大和証券が目標株価を引き上げ。 △OLC <4661> [東証P]  「チケット価格見直し」との報道。 △エレメンツ <5246> [東証G]  「証券会社向けに口座乗っ取り対策のサービス開始」との報道。 △菱製鋼 <5632> [東証P]  防衛関連物色の裾野広がり三菱重 <7011> が大株主の銘柄に攻勢。 △ハイレックス <7279> [東証S]  4月中間期は大幅な営業増益で関心向かう。 △トーセイ <8923> [東証P]  ダルトンの大量保有を材料視。 △売れるG <9235> [東証G]  TikTok Shop運営代行サービスで複数の受注獲得。 ▼アイスペース <9348> [東証G]  2度目の月面着陸挑戦は通信不能でミッション終了。 ▼アインHD <9627> [東証P]  25年4月期利益の計画下振れ着地で慎重姿勢。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)菱製鋼 <5632>、(2)BML <4694>、(3)トーセイ <8923>、(4)大阪ソーダ <4046>、(5)M&Aキャピ <6080>、(6)井関農 <6310>、(7)アイスタイル <3660>、(8)ギフトHD <9279>、(9)平和堂 <8276>、(10)YTL <1773>。  値下がり率上位10傑は(1)アインHD <9627>、(2)インターメス <262A>、(3)KLab <3656>、(4)Jディスプレ <6740>、(5)ミダックHD <6564>、(6)新日本科学 <2395>、(7)ユーグレナ <2931>、(8)クミアイ化 <4996>、(9)ネットプロ <7383>、(10)ソースネクス <4344>。 【大引け】  日経平均は前日比187.12円(0.50%)高の3万7741.61円。TOPIXは前日比12.86(0.47%)高の2769.33。出来高は概算で14億6413万株。東証プライムの値上がり銘柄数は861、値下がり銘柄数は710となった。東証グロース250指数は745.64ポイント(15.90ポイント安)。 [2025年6月6日] 株探ニュース

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