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<動意株・6日>(大引け)=シリコンスタ、ハイレックス、ベルーナなど

配信日時:2025/06/06 15:33 配信元:MINKABU
 シリコンスタジオ<3907.T>=物色人気にストップ高。同社はコンピューターグラフィックス技術を駆使して、ゲームの開発支援や販売などを主力展開しているが、5日取引終了後に任天堂<7974.T>に対し、「ニンテンドースイッチ2」の性能・機能を活用したゲームタイトル開発のための環境構築で協力したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金の攻勢を誘っている。シリコンスタは今後も両社の持つノウハウや技術を融合させることにより、引き続き任天堂のゲーム専用機の性能・機能を生かした高品質のゲームタイトル開発環境を整備していく方針を明示しており、今後の業容拡大への期待が買いの根拠となっている。  ハイレックスコーポレーション<7279.T>=大幅高で3連騰。年初来高値を連日で更新した。きょう正午、25年10月期第2四半期累計(24年11月~25年4月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比1.3%減の1523億4700万円、営業利益は同14倍の23億4300万円、最終利益は同9倍の17億7900万円となった。大幅増益で着地したほか、通期計画に対する営業利益の進捗率は約98%に上り、投資家の関心が向かったようだ。主要顧客の北米・欧州における減産の影響を受けながらも、前期に北米子会社で発生した一過性の生産トラブルが解消し、利益回復につながった。  ベルーナ<9997.T>=強含む。午後2時30分ごろ、営業利益250億円の達成を目指す中期経営計画を発表。また、短期経営計画として、28年3月期に営業利益165億円(25年3月期118億8700万円)を目指すと発表しており、短期・中期の成長期待から買われているようだ。  三菱製鋼<5632.T>=急動意。1510円台で収れんする5日・25日移動平均線を足場に大陽線を示現。自動車やトラック、建設機械のほか、デジタル家電向けに特殊鋼及び精密ばねなどを製造しており、素材から製品までワンストップで生産できる優位性を生かし、利益成長トレンドに突入している。ここ防衛関連株人気が波状的に続いており、物色の裾野も広がっている。特に旗艦銘柄である三菱重工業<7011.T>が大株主に入っている銘柄群に投資資金の攻勢が目立つ。そのなか、同社は三菱重工が6%超の株式を保有する実質筆頭株主で注目度が高まった。  さくらインターネット<3778.T>=8日続伸。同社は5日、JERA(東京都中央区)との間で電力インフラと連携したデータセンター(DC)の新設に向けた検討に関する基本合意書を締結しており、これが材料視されているようだ。この合意書は、JERAが所有する既存の発電所構内でDCの整備を検討していくことを定めたもの。検討が進捗することにより、JERAのクリーンな電力を活用したデジタルインフラを、さくらネットから提供することが可能になるという。  売れるネット広告社グループ<9235.T>=切り返し急。同社は5日の取引終了後、連結子会社の売れる越境EC社が提供するTikTok Shop運営代行サービスに関し、上場企業を含めた複数のEC企業と正式契約を締結していると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。日本でのTikTok Shopは正式ローンチ前であるが、受注した契約企業のうち、情報公開に同意したクライアントについては、社内で検討したうえで進捗情報として公表する予定だとしている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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