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【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、米株高で半導体関連などが買われる (6月4日)

配信日時:2025/06/04 16:51 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  37686.66 高値  37868.42 安値  37672.47 大引け 37747.45(前日比 +300.64 、 +0.80% ) 売買高  16億2762万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆854億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は300円高と4日ぶり反発、後場は一進一退に  2.前日のNYダウは214ドル高、エヌビディアなど上昇する  3.円安も追い風で半導体や防衛、ゲーム関連株など買われる  4.アドテストやディスコ、三菱重や任天堂などに買いが集まる  5.豊田織は前日発表されたTOB価格にサヤ寄せし大幅安に ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比214ドル高と4日続伸した。トランプ米政権が中国を含む貿易相手国・地域と交渉を進めるとの期待から買いが優勢となった。  東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反発。米株高を受け半導体関連が買われたほか、防衛やゲーム関連株などが上昇した。  前日の米株式市場では、NYダウが4日続伸。半導体大手のエヌビディアなどハイテク株を中心に値を上げた。この流れを受け、東京市場も日経平均は反発して始まり、朝方には一時400円を超える上昇となった。為替は1ドル=144円台前半まで円安が進行したことも好感された。半導体などハイテク株や防衛関連株、それにゲーム・知的財産(IP)関連株などが値を上げた。ただ、後場に入ってからは3万7800円前後での一進一退が続いた。今週末に米雇用統計の発表が予定され今晩は米5月ADP雇用統計などが公表されるほか、米中首脳会談も近く実施されるとみられており買い一巡後は様子見姿勢が強まった。  個別銘柄では、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>が高く、三菱重工業<7011>やIHI<7013>がしっかり。フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が値を上げ、ファーストリテイリング<9983>が上昇した。任天堂<7974>やサンリオ<8136>、ディー・エヌ・エー<2432>、バンダイナムコホールディングス<7832>、コナミグループ<9766>が買われた。  半面、レーザーテック<6920>やホンダ<7267>が安く、豊田自動織機<6201>は前日発表されたTOB価格にサヤ寄せする格好で大幅安となった。ブリヂストン<5108>やKDDI<9433>、JT<2914>が下落し、富士通<6702>やSMC<6273>、東京地下鉄<9023>が値を下げた。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、トレンド <4704>、TDK <6762>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約159円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は富士フイルム <4901>、中外薬 <4519>、レーザーテク <6920>、スズキ <7269>、ベイカレント <6532>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約19円。  東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)石油・石炭、(3)パルプ・紙、(4)保険業、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)化学、(3)電気・ガス、(4)医薬品、(5)食料品。 ■個別材料株 △ABCマート <2670> [東証P]  5月既存店売上高が3ヵ月連続前年上回る。 △アダストリア <2685> [東証P]  5月既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。 △スターシーズ <3083> [東証S]  中国蓄電池メーカーとの業務提携を材料視。 △T-BASE <3415> [東証P]  5月既存店増収率の拡大を高評価。 △エデュラボ <4427> [東証G]  文科省実施の生成AIの校務利用の実証事業に関する業務を受託。 △メタリアル <6182> [東証G]  ネットリスク評価・サイバー対策レポート作成AIエージェントを提供開始。 △牧野フ <6135> [東証P]  MBKによるTOB価格にサヤ寄せの動き。 △ハイレックス <7279> [東証S]  海外子会社の合理化推進で上期業績は計画上振れ。 △良品計画 <7453> [東証P]  5月既存店は16ヵ月連続前年上回る。 △GLOE <9565> [東証G]  「国民スポーツ大会でeスポーツ採用を検討」との報道。 ▼クレハ <4023> [東証P]  自社株買いでの需給インパクト期待は後退。 ▼豊田織 <6201> [東証P]  トヨタグループによるTOB価格にサヤ寄せへ。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)T-BASE <3415>、(2)双葉電 <6986>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)オープンG <6572>、(5)日農薬 <4997>、(6)ダイト <4577>、(7)ネットプロ <7383>、(8)セック <3741>、(9)古河電 <5801>、(10)三井海洋 <6269>。  値下がり率上位10傑は(1)豊田織 <6201>、(2)クレハ <4023>、(3)M&A総研 <9552>、(4)gumi <3903>、(5)大東建 <1878>、(6)クオールHD <3034>、(7)三和HD <5929>、(8)アイスタイル <3660>、(9)霞ヶ関C <3498>、(10)メドレー <4480>。 【大引け】  日経平均は前日比300.64円(0.80%)高の3万7747.45円。TOPIXは前日比14.02(0.51%)高の2785.13。出来高は概算で16億2762万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1018、値下がり銘柄数は536となった。東証グロース250指数は764.69ポイント(8.19ポイント高)。 [2025年6月4日] 株探ニュース

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