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外為サマリー:一時144円30銭台に上伸、時間外の米金利上昇を受けドル買い再開

配信日時:2025/06/04 15:15 配信元:MINKABU
 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=144円21銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円40銭程度のドル高・円安となっている。  3日に発表された4月の米雇用動態調査(JOLTS)で米労働市場の底堅さが示され、米景気悪化に対する過度な懸念が後退するなかドル買い・円売りが先行。また、米ホワイトハウスのレビット報道官が同日の記者会見で、トランプ政権がすべての貿易相手国に向けて関税交渉の加速を催促する手紙を送ったことを明らかにしたことから関税交渉の進展期待が高まりつつあることがドルを押し上げた面もあった。ドル円相場は仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)通過後に143円67銭まで伸び悩む場面もあったが、週内に見込まれる米中首相会談による関係改善の思惑が続いていることからドルの追随売りは広がらず。午後に入って時間外取引の米長期金利が小幅上昇したことでドル買いが再開し、午後2時30分ごろには一時144円38銭まで値を切り上げた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1363ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円86銭前後と同80銭強のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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