注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は個人主体の中小型株物色に~
配信日時:2025/06/03 08:29
配信元:FISCO
*08:29JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は個人主体の中小型株物色に~
3日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■買い一巡後は個人主体の中小型株物色に
■伊藤園、25/4営業利益 8.2%減 229億円、26/4予想 11.0%増 255億円
■前場の注目材料:りそなHD、AI関連300億円、商品開発でリテール強化
■買い一巡後は個人主体の中小型株物色に
3日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。2日の米国市場は、NYダウが35ドル高、ナスダックは128ポイント高だった。米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことが嫌気され、売りが先行して始まった。5月の米ISM製造業景況指数が予想を下回ったことも重荷になった。その後、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性があると伝わると買い戻しの動きが強まり、上昇に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比315円高の37805円。円相場は1ドル=142円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37280円まで売られる場面もあったが、25日線が支持線として意識される形から切り返し、200日線を上回って終えている。昨日の日経平均株価はマドを空けての下落で25日線に接近していたが、同線が支持線として機能する形になりそうだ。
もっとも、米国市場はトランプ大統領と習主席が週内に会談する可能性からリバウンドをみせていた。会談内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、積極的な上値追いの動きは限られそうである。そのため、買い戻しが一巡した後は、次第にこう着感が強まることになるだろう。また、エヌビディアなど半導体株の一角が買われていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になる。一方で、為替市場では1ドル=142円台半ばと円高に振れて推移していることが輸出関連などの重荷になろう。
物色としてはハイテク株の自律反発狙いのほか、内需系の一角に資金が向かいやすい。地政学リスクへの警戒から防衛関連株への物色も根強いだろう。そのほか、昨日も日経平均株価が下落する反面、中小型株への物色は活発だった。東証グロース250指数は小幅ながらも高値を更新しており、個人主体の物色意欲は強そうである。
■伊藤園、25/4営業利益 8.2%減 229億円、26/4予想 11.0%増 255億円
伊藤園<2593>が発表した2025年4月期業績は、売上高が前期比4.1%増の4727億1600万円、営業利益は同8.2%減の229億6900万円だった。リーフ・ドリンク関連事業における売上高は、「お~いお茶」ブランド製品を中心に堅調に推移した。利益面は、原材料をはじめとする各種コスト上昇の影響や、競争激化に伴うリベート等の増加、広告宣伝費の先行投資もあり減益となった。2026年4月期業績は、売上高が前期比3.7%増の4900億円、営業利益は同11%増の255億円を計画。主力の茶系飲料「お~いお茶」などの販売を伸ばすほか、容器や製品構成の見直しで収益性を改善させ、原材料高の影響を補う。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42305.48、+35.41)
・ナスダック総合指数は上昇(19242.61、+128.84)
・SOX指数は上昇(4832.78、+74.72)
・シカゴ日経225先物は上昇(37805、+315)
・VIX指数は低下(18.36、-0.21)
・米原油先物相場は上昇(62.52、+1.73)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・りそなHD<8308>AI関連300億円、商品開発でリテール強化
・KTC<5966>不適切会計で特別調査委設置
・JDI<6740>台湾社への出資見送り
・JR東海<9022>データ使い訪日客獲得、輸送計画最適化、新幹線利用拡大へ
・三菱商事<8058>英社と提携、有価金属低コストで回収、供給確保へ都市鉱山活用
・伊藤忠<8001>米で個人健康保険、数十億円規模出資、現地代理店に商品提供
・西松建設<1820>伊藤忠が出資引き上げ、協業進化、持ち分法会社化
・豊田通商<8015>計測ドローン開発出資、物流・インフラ設備点検拡大、防災分野進出も視野
・大和証G<8601>不動産のストック収益拡充、ファンド商品拡充も
・三井金<5706>非鉄山元2社、電気銅と電気亜鉛建値改定
・スズキ<7269>小型4輪「ジムニーノマド」来月から増産
・スズキ<7269>インドネシアでSUV「フロンクス」生産開始、東南アに輸出
・トヨタ自<7203>英で「GR」来年生産、海外で初、需要増に対応
・クボタ<6326>営農型太陽光を拡大、発電所新設、農作物・エネ地産地消化
・東京エレクトロン<8035>宮城で新製造棟起工式、半導体装置拡充
・三菱電機<6503>宇宙用太陽電池開発の米新興に出資
・NSSOL<2327>工場・物流情報を見える化、デジタルツイン提供
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 5月マネタリーベース(4月:前年比-4.8%)
<海外>
・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:-120億豪ドル、前期:-125億豪ドル)
・10:30 中・5月財新製造業PMI(予想:50.6、4月:50.4) <ST>
■買い一巡後は個人主体の中小型株物色に
■伊藤園、25/4営業利益 8.2%減 229億円、26/4予想 11.0%増 255億円
■前場の注目材料:りそなHD、AI関連300億円、商品開発でリテール強化
■買い一巡後は個人主体の中小型株物色に
3日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。2日の米国市場は、NYダウが35ドル高、ナスダックは128ポイント高だった。米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことが嫌気され、売りが先行して始まった。5月の米ISM製造業景況指数が予想を下回ったことも重荷になった。その後、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性があると伝わると買い戻しの動きが強まり、上昇に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比315円高の37805円。円相場は1ドル=142円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37280円まで売られる場面もあったが、25日線が支持線として意識される形から切り返し、200日線を上回って終えている。昨日の日経平均株価はマドを空けての下落で25日線に接近していたが、同線が支持線として機能する形になりそうだ。
もっとも、米国市場はトランプ大統領と習主席が週内に会談する可能性からリバウンドをみせていた。会談内容を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、積極的な上値追いの動きは限られそうである。そのため、買い戻しが一巡した後は、次第にこう着感が強まることになるだろう。また、エヌビディアなど半導体株の一角が買われていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になる。一方で、為替市場では1ドル=142円台半ばと円高に振れて推移していることが輸出関連などの重荷になろう。
物色としてはハイテク株の自律反発狙いのほか、内需系の一角に資金が向かいやすい。地政学リスクへの警戒から防衛関連株への物色も根強いだろう。そのほか、昨日も日経平均株価が下落する反面、中小型株への物色は活発だった。東証グロース250指数は小幅ながらも高値を更新しており、個人主体の物色意欲は強そうである。
■伊藤園、25/4営業利益 8.2%減 229億円、26/4予想 11.0%増 255億円
伊藤園<2593>が発表した2025年4月期業績は、売上高が前期比4.1%増の4727億1600万円、営業利益は同8.2%減の229億6900万円だった。リーフ・ドリンク関連事業における売上高は、「お~いお茶」ブランド製品を中心に堅調に推移した。利益面は、原材料をはじめとする各種コスト上昇の影響や、競争激化に伴うリベート等の増加、広告宣伝費の先行投資もあり減益となった。2026年4月期業績は、売上高が前期比3.7%増の4900億円、営業利益は同11%増の255億円を計画。主力の茶系飲料「お~いお茶」などの販売を伸ばすほか、容器や製品構成の見直しで収益性を改善させ、原材料高の影響を補う。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42305.48、+35.41)
・ナスダック総合指数は上昇(19242.61、+128.84)
・SOX指数は上昇(4832.78、+74.72)
・シカゴ日経225先物は上昇(37805、+315)
・VIX指数は低下(18.36、-0.21)
・米原油先物相場は上昇(62.52、+1.73)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・りそなHD<8308>AI関連300億円、商品開発でリテール強化
・KTC<5966>不適切会計で特別調査委設置
・JDI<6740>台湾社への出資見送り
・JR東海<9022>データ使い訪日客獲得、輸送計画最適化、新幹線利用拡大へ
・三菱商事<8058>英社と提携、有価金属低コストで回収、供給確保へ都市鉱山活用
・伊藤忠<8001>米で個人健康保険、数十億円規模出資、現地代理店に商品提供
・西松建設<1820>伊藤忠が出資引き上げ、協業進化、持ち分法会社化
・豊田通商<8015>計測ドローン開発出資、物流・インフラ設備点検拡大、防災分野進出も視野
・大和証G<8601>不動産のストック収益拡充、ファンド商品拡充も
・三井金<5706>非鉄山元2社、電気銅と電気亜鉛建値改定
・スズキ<7269>小型4輪「ジムニーノマド」来月から増産
・スズキ<7269>インドネシアでSUV「フロンクス」生産開始、東南アに輸出
・トヨタ自<7203>英で「GR」来年生産、海外で初、需要増に対応
・クボタ<6326>営農型太陽光を拡大、発電所新設、農作物・エネ地産地消化
・東京エレクトロン<8035>宮城で新製造棟起工式、半導体装置拡充
・三菱電機<6503>宇宙用太陽電池開発の米新興に出資
・NSSOL<2327>工場・物流情報を見える化、デジタルツイン提供
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 5月マネタリーベース(4月:前年比-4.8%)
<海外>
・10:30 豪・1-3月期経常収支(予想:-120億豪ドル、前期:-125億豪ドル)
・10:30 中・5月財新製造業PMI(予想:50.6、4月:50.4) <ST>
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