注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~冷静に押し目を拾いたいところ~
配信日時:2025/06/02 08:32
配信元:FISCO
*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~冷静に押し目を拾いたいところ~
2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■冷静に押し目を拾いたいところ
■新光商、26/3上方修正 営業利益 10億円←7億円
■前場の注目材料:日本製鉄、電炉転換に8687億円、3カ所、年産290万トン
■冷静に押し目を拾いたいところ
2日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さを見極める相場展開になりそうだ。5月30日の米国市場は、NYダウが54ドル高、ナスダックは62ポイント安だった。トランプ米大統領が自身のSNSに「中国は米国との合意に完全に違反」と投稿し、米中対立への懸念が再び高まった。一方、朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.1%上昇と、市場予想(2.2%)を下回り、インフレに対する懸念後退や利下げへの期待につながり、相場を下支えした。シカゴ日経225先物は大阪比255円安の37705円。円相場は1ドル=143円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。トランプ大統領のSNSへの投稿のほか、米政権が中国のハイテク部門に対する規制を拡大する計画だと一部の米メディアが報じており、米中の貿易を巡る緊張感は相場の重荷となるだろう。また、トランプ氏は輸入される鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を25%から50%に引き上げると発表した。これに対しEUは対抗措置の用意があると表明していることもあり、米関税政策を巡る不透明感から積極的な売買は手控えられやすい。
先週の日経平均株価は29日に38454.07円まで買われ、30日は反動安となったが200日線(37794円)を支持線とした底堅さはみられていた。200日線を明確に割り込んでくる局面においては、先週のリバウンド部分を帳消しにしてくる可能性も意識されてくるだろう。もっとも、これまでもトランプ発言に振らされる動きをみせてきたが、売られる局面では目先的な底となる動きであった。下への耐性もみられてきていることから、冷静に押し目を拾いたいところだ。
物色としてはハイテク株や鉄鋼などは手掛けづらくさせそうである。内需系にシフトしやすいと考えられるほか、相対的に強い動きをみせている中小型株への押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。新興市場では先週、ジーエヌアイグループ<2160>がストップ高を交えての上昇で、2020年10月6日以来の上場来高値(分割考慮)を更新。ライフネット生命保険<7157>は昨年12月以来の2000円台を回復した。QPS研究所<5595>は貸借銘柄への選定で流動性が向上し、昨年7月以来の水準を回復している。
■新光商、26/3上方修正 営業利益 10億円←7億円
新光商<8141>は2026年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1000億円から1075億円、営業利益を7億円から10億円に上方修正した。日本電気<6701>傘下のシミズシンテックの株式譲渡契約を締結し、完全子会社化することについて合意した。シミズシンテックは2026年3月期第2四半期より連結子会社となる。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42270.07、+54.34)
・VIX指数は低下(18.57、-0.61)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本製鉄<5401>電炉転換に8687億円、3カ所、年産290万トン
・NEC<6701>DXに「型化モデル」、知見・最適解を標準化
・第一生命HD<8750>英M&Gに1600億円出資、生保・運用で連携
・三ツ知<3439>和田山精機と提携、難加工材成形で新領域開拓
・トヨタ自<7203>水素エンジン車に新燃焼技術、高出力・低燃費を両立
・ENEOSHD<5020>レースに低炭素ガソリン、トヨタ自動車など4社と検証
・アルファ<3434>欧での車部品売上高を2倍に
・スズキ<7269>相良工場での「スイフト」生産停止を6日まで継続
・川崎重工<7012>ロボット新時代、AIと共創、他社AIと高度化
・山善<8051>28年3月期、営業益67%増、板金・鍛圧機械など拡販
・アズワン<7476>3カ年中計、EC強化、取扱商品数37%増
・双葉電子工業<6986>ベトナムに工作機械監視システム投入
・富士通<6702>独GKソフトウエアを完全会社化、小売り向け事業高度化
・旭化成<3407>北米でリチウム電池用セパレーター供給先開拓
・三井化学<4183>石化を27年分社化、他社と連携・再編容易に
・出光興産<5019>石炭ボイラを低炭素化、バイオ燃料の最適混焼
・新コスモス電機<6824>家庭向け水素警報器、英実証に採用
・JSP<7942>再生材20%使用で環境対応の緩衝用ビーズ発売
・王子HD<3861>28年度営業益1200億円、新中計
・野村不動産HD<3231>物流事業で戦略投資、3年で3400億円
・アステラス製薬<4503>中国社からライセンス、胃・食道がん治療薬
・京セラ<6971>メディカル事業分社化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 1-3月期法人企業統計
<海外>
・特になし <ST>
■冷静に押し目を拾いたいところ
■新光商、26/3上方修正 営業利益 10億円←7億円
■前場の注目材料:日本製鉄、電炉転換に8687億円、3カ所、年産290万トン
■冷静に押し目を拾いたいところ
2日の日本株市場は、売り一巡後は底堅さを見極める相場展開になりそうだ。5月30日の米国市場は、NYダウが54ドル高、ナスダックは62ポイント安だった。トランプ米大統領が自身のSNSに「中国は米国との合意に完全に違反」と投稿し、米中対立への懸念が再び高まった。一方、朝方発表された4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で2.1%上昇と、市場予想(2.2%)を下回り、インフレに対する懸念後退や利下げへの期待につながり、相場を下支えした。シカゴ日経225先物は大阪比255円安の37705円。円相場は1ドル=143円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。トランプ大統領のSNSへの投稿のほか、米政権が中国のハイテク部門に対する規制を拡大する計画だと一部の米メディアが報じており、米中の貿易を巡る緊張感は相場の重荷となるだろう。また、トランプ氏は輸入される鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を25%から50%に引き上げると発表した。これに対しEUは対抗措置の用意があると表明していることもあり、米関税政策を巡る不透明感から積極的な売買は手控えられやすい。
先週の日経平均株価は29日に38454.07円まで買われ、30日は反動安となったが200日線(37794円)を支持線とした底堅さはみられていた。200日線を明確に割り込んでくる局面においては、先週のリバウンド部分を帳消しにしてくる可能性も意識されてくるだろう。もっとも、これまでもトランプ発言に振らされる動きをみせてきたが、売られる局面では目先的な底となる動きであった。下への耐性もみられてきていることから、冷静に押し目を拾いたいところだ。
物色としてはハイテク株や鉄鋼などは手掛けづらくさせそうである。内需系にシフトしやすいと考えられるほか、相対的に強い動きをみせている中小型株への押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。新興市場では先週、ジーエヌアイグループ<2160>がストップ高を交えての上昇で、2020年10月6日以来の上場来高値(分割考慮)を更新。ライフネット生命保険<7157>は昨年12月以来の2000円台を回復した。QPS研究所<5595>は貸借銘柄への選定で流動性が向上し、昨年7月以来の水準を回復している。
■新光商、26/3上方修正 営業利益 10億円←7億円
新光商<8141>は2026年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1000億円から1075億円、営業利益を7億円から10億円に上方修正した。日本電気<6701>傘下のシミズシンテックの株式譲渡契約を締結し、完全子会社化することについて合意した。シミズシンテックは2026年3月期第2四半期より連結子会社となる。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42270.07、+54.34)
・VIX指数は低下(18.57、-0.61)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日本製鉄<5401>電炉転換に8687億円、3カ所、年産290万トン
・NEC<6701>DXに「型化モデル」、知見・最適解を標準化
・第一生命HD<8750>英M&Gに1600億円出資、生保・運用で連携
・三ツ知<3439>和田山精機と提携、難加工材成形で新領域開拓
・トヨタ自<7203>水素エンジン車に新燃焼技術、高出力・低燃費を両立
・ENEOSHD<5020>レースに低炭素ガソリン、トヨタ自動車など4社と検証
・アルファ<3434>欧での車部品売上高を2倍に
・スズキ<7269>相良工場での「スイフト」生産停止を6日まで継続
・川崎重工<7012>ロボット新時代、AIと共創、他社AIと高度化
・山善<8051>28年3月期、営業益67%増、板金・鍛圧機械など拡販
・アズワン<7476>3カ年中計、EC強化、取扱商品数37%増
・双葉電子工業<6986>ベトナムに工作機械監視システム投入
・富士通<6702>独GKソフトウエアを完全会社化、小売り向け事業高度化
・旭化成<3407>北米でリチウム電池用セパレーター供給先開拓
・三井化学<4183>石化を27年分社化、他社と連携・再編容易に
・出光興産<5019>石炭ボイラを低炭素化、バイオ燃料の最適混焼
・新コスモス電機<6824>家庭向け水素警報器、英実証に採用
・JSP<7942>再生材20%使用で環境対応の緩衝用ビーズ発売
・王子HD<3861>28年度営業益1200億円、新中計
・野村不動産HD<3231>物流事業で戦略投資、3年で3400億円
・アステラス製薬<4503>中国社からライセンス、胃・食道がん治療薬
・京セラ<6971>メディカル事業分社化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 1-3月期法人企業統計
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・特になし <ST>
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