注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~200日線での底堅さを見極め~
配信日時:2025/05/30 08:36
配信元:FISCO
*08:36JST 前場に注目すべき3つのポイント~200日線での底堅さを見極め~
30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■200日線での底堅さを見極め
■HEROZ、25/4下方修正 営業利益 3.06億円←5.00億円
■前場の注目材料:アルプスアルパイン、27年度売上高1兆円超、ソフト×センサー新製品
■200日線での底堅さを見極め
30日の日本株市場は、前日の大幅上昇に対する反動安が意識されるが、売り一巡後の押し目狙いのスタンスになりそうだ。29日の米国市場は、NYダウが117ドル高、ナスダックは74ポイント高だった。好調な決算を発表したエヌビディアの上昇が相場をけん引する形になった。米国際貿易裁判所がトランプ関税を「違法で無効」と判断し、差し止めを命じる決定をしたことが支援材料となった。ただし、関税を巡っては米政権が控訴審で保留が認められない場合、30日にも米連邦最高裁判所に上訴する意向を示唆したと伝わり、先行きへの不透明感から上値は抑えられた。シカゴ日経225先物は大阪比495円安の37915円。円相場は1ドル=143円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。エヌビディアの決算は前日の時間外取引での急伸で織り込まれている。トランプ関税を巡り米国際貿易裁判所が違法の判断を下したことで、米関税引き上げへの警戒感が和らいだが、東京市場では前日に過剰な反応をみせていたことで、反動安が意識されやすい。米政権側は直ちに控訴しており、関税に対する不透明感が積極的な売買を手控えさせそうだ。
日経225先物は前日に710円高と大幅に上昇したが、取引終了後のナイトセッションで一時37720円まで売られる場面もみられており、上昇部分をほぼ帳消しにする形だった。そのため、朝方はインデックスに絡んだ売りが先行することになりそうだ。ただし、200日線(37795円)が支持線として意識されやすく、同水準に接近する局面においては押し目狙いの買いが入りやすいだろう。
週末には赤沢経済再生相が3回目の通商協議で会談できなかったベッセント米財務長官と協議を行う予定であり、協議進展への期待から押し目待ち狙いの買いが入りやすい。そのほか、3月期決算企業の期末配当金の支払いが本格化することが需給面での下支えになると考えられる。まずは200日線での底堅さを見極めつつ、その後のリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。
昨日は日経平均株価が急伸したが、インデックスに絡んだ商いが中心だったこともあり、東証グロース250指数は高値更新後に軟化し、4日ぶりに反落となった。日経平均株価がこう着感を強めるようだと、個人主体による中小型株物色に向かわせそうである。
■HEROZ、25/4下方修正 営業利益 3.06億円←5.00億円
HEROZ<4382>は2025年4月期業績予想の修正を発表。売上高は60.00億円から59.29億円、営業利益を5.00億円から3.06億円に下方修正した。市場環境が堅調に推移する中、各新規事業の立ち上げに伴う先行投資が今期は期初の想定を上回る水準で推移したこと、下期に計上を予定していたBtoB事業にかかる売上が案件計上時期の遅れ等により2026年4月期への計上となった。さらに、グループ会社であるストラテジットに関して計上していたソフトウェアについて、減損の兆候が認められ、改めて事業計画等を精査し当該ソフトウェアに係る回収可能性を検討した結果、特別損失として96,987千円の減損損失を計上する。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(38432.98、+710.58)
・NYダウは上昇(42215.73、+117.03)
・ナスダック総合指数は上昇(19175.87、+74.93)
・SOX指数は上昇(4860.48、+26.06)
・VIX指数は低下(19.18、-0.13)
・米長期金利は低下
・NTT<9432>振動解析、老朽インフラ効率整備、東芝はAI
・アルプスアルパイン<6770>27年度売上高1兆円超、ソフト×センサー新製品
・東海理化<6995>売上高20%増、25-30年度中計
・豊田通商<8015>アフリカでのトヨタ車販売2倍に
・東邦ガス<9533>LNG冷熱でサーモンを陸上養殖、地域スーパーに出荷
・ホンダ<7267>セダン「アコード」に量産モデルで初のハンズオフ機能
・愛三工業<7283>愛知・安城市に新工場、電動化の駆動系部品を量産
・横浜ゴム<5101>中国でアルミホイール模倣品排除
・安川電機<6506>AIと共創、ロボ自ら判断
・堀場製作所<6856>車の開発現場で45%省エネ効果、管理技術27年実用化
・シャープ<6753>スマホをAIで高機能化、「アクオス」新製品
・モンスターラボ<5255>AI駆動の次世代基幹システム構築を支援
・旭化成<3407>半導体向け感光性フィルムを開発、レーザー露光に対応
・東洋紡<3101>大塚化学と、医薬向け分離膜開発、ウイルス除去迅速に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月失業率(予想:2.5%、3月:2.5%)
・08:30 4月有効求人倍率(予想:1.26倍、3月:1.26倍)
・08:30 5月東京都区部消費者物価コア指数(予想:前年比+3.5%、4月+3.4%)
・08:50 4月鉱工業生産速報(予想:前月比-1.5%、3月:+0.2%)
<海外>
・10:30 豪・4月小売売上高(予想:前月比+0.3%、3月:+0.3%) <ST>
■200日線での底堅さを見極め
■HEROZ、25/4下方修正 営業利益 3.06億円←5.00億円
■前場の注目材料:アルプスアルパイン、27年度売上高1兆円超、ソフト×センサー新製品
■200日線での底堅さを見極め
30日の日本株市場は、前日の大幅上昇に対する反動安が意識されるが、売り一巡後の押し目狙いのスタンスになりそうだ。29日の米国市場は、NYダウが117ドル高、ナスダックは74ポイント高だった。好調な決算を発表したエヌビディアの上昇が相場をけん引する形になった。米国際貿易裁判所がトランプ関税を「違法で無効」と判断し、差し止めを命じる決定をしたことが支援材料となった。ただし、関税を巡っては米政権が控訴審で保留が認められない場合、30日にも米連邦最高裁判所に上訴する意向を示唆したと伝わり、先行きへの不透明感から上値は抑えられた。シカゴ日経225先物は大阪比495円安の37915円。円相場は1ドル=143円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。エヌビディアの決算は前日の時間外取引での急伸で織り込まれている。トランプ関税を巡り米国際貿易裁判所が違法の判断を下したことで、米関税引き上げへの警戒感が和らいだが、東京市場では前日に過剰な反応をみせていたことで、反動安が意識されやすい。米政権側は直ちに控訴しており、関税に対する不透明感が積極的な売買を手控えさせそうだ。
日経225先物は前日に710円高と大幅に上昇したが、取引終了後のナイトセッションで一時37720円まで売られる場面もみられており、上昇部分をほぼ帳消しにする形だった。そのため、朝方はインデックスに絡んだ売りが先行することになりそうだ。ただし、200日線(37795円)が支持線として意識されやすく、同水準に接近する局面においては押し目狙いの買いが入りやすいだろう。
週末には赤沢経済再生相が3回目の通商協議で会談できなかったベッセント米財務長官と協議を行う予定であり、協議進展への期待から押し目待ち狙いの買いが入りやすい。そのほか、3月期決算企業の期末配当金の支払いが本格化することが需給面での下支えになると考えられる。まずは200日線での底堅さを見極めつつ、その後のリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。
昨日は日経平均株価が急伸したが、インデックスに絡んだ商いが中心だったこともあり、東証グロース250指数は高値更新後に軟化し、4日ぶりに反落となった。日経平均株価がこう着感を強めるようだと、個人主体による中小型株物色に向かわせそうである。
■HEROZ、25/4下方修正 営業利益 3.06億円←5.00億円
HEROZ<4382>は2025年4月期業績予想の修正を発表。売上高は60.00億円から59.29億円、営業利益を5.00億円から3.06億円に下方修正した。市場環境が堅調に推移する中、各新規事業の立ち上げに伴う先行投資が今期は期初の想定を上回る水準で推移したこと、下期に計上を予定していたBtoB事業にかかる売上が案件計上時期の遅れ等により2026年4月期への計上となった。さらに、グループ会社であるストラテジットに関して計上していたソフトウェアについて、減損の兆候が認められ、改めて事業計画等を精査し当該ソフトウェアに係る回収可能性を検討した結果、特別損失として96,987千円の減損損失を計上する。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(38432.98、+710.58)
・NYダウは上昇(42215.73、+117.03)
・ナスダック総合指数は上昇(19175.87、+74.93)
・SOX指数は上昇(4860.48、+26.06)
・VIX指数は低下(19.18、-0.13)
・米長期金利は低下
・NTT<9432>振動解析、老朽インフラ効率整備、東芝はAI
・アルプスアルパイン<6770>27年度売上高1兆円超、ソフト×センサー新製品
・東海理化<6995>売上高20%増、25-30年度中計
・豊田通商<8015>アフリカでのトヨタ車販売2倍に
・東邦ガス<9533>LNG冷熱でサーモンを陸上養殖、地域スーパーに出荷
・ホンダ<7267>セダン「アコード」に量産モデルで初のハンズオフ機能
・愛三工業<7283>愛知・安城市に新工場、電動化の駆動系部品を量産
・横浜ゴム<5101>中国でアルミホイール模倣品排除
・安川電機<6506>AIと共創、ロボ自ら判断
・堀場製作所<6856>車の開発現場で45%省エネ効果、管理技術27年実用化
・シャープ<6753>スマホをAIで高機能化、「アクオス」新製品
・モンスターラボ<5255>AI駆動の次世代基幹システム構築を支援
・旭化成<3407>半導体向け感光性フィルムを開発、レーザー露光に対応
・東洋紡<3101>大塚化学と、医薬向け分離膜開発、ウイルス除去迅速に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月失業率(予想:2.5%、3月:2.5%)
・08:30 4月有効求人倍率(予想:1.26倍、3月:1.26倍)
・08:30 5月東京都区部消費者物価コア指数(予想:前年比+3.5%、4月+3.4%)
・08:50 4月鉱工業生産速報(予想:前月比-1.5%、3月:+0.2%)
<海外>
・10:30 豪・4月小売売上高(予想:前月比+0.3%、3月:+0.3%) <ST>
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