注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした選別物色~
配信日時:2025/05/01 08:43
配信元:FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~決算を手掛かりとした選別物色~
5月1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■決算を手掛かりとした選別物色
■三菱UFJ、25/3上方修正 純利益 1兆8600億円←1兆7500億円
■前場の注目材料:北海道電力、泊原発3号機「合格」、規制委、審査書案を了承
■決算を手掛かりとした選別物色
1日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、底堅さは意識されそうだ。4月30日の米国市場は、NYダウが141ドル高、ナスダックは14ポイント安だった。4月のADP雇用統計が予想を下回り、1-3月期米国内総生産(GDP)がマイナス成長に落ち込むなど低調な経済指標が嫌気され売りが先行した。その後、トランプ米大統領がいずれ中国の国家主席と会談することになると言及、米政府が中国に関税協議を打診しているとの報道で対中貿易協議に楽観的な見方から上昇に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比135円高の36165円。円相場は1ドル=143円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場では弱い経済指標が嫌気されたが、一方で、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が高まっている。関税を巡る報道に振らされやすいながら、トランプ米大統領は就任から100日が経過し、経済政策の成果を出したいところである。これまでの強硬姿勢から緩和姿勢に舵を切っており、赤沢亮正経済財政再生相とベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議への期待は高まる。
日経225先物はナイトセッションで一時36310円まで買われ、ボリンジャーバンドの+1σが位置する36160円を上回ってきた。1月下旬に同バンドを割り込んだ以降、上値を抑えられていただけに、売り方の買い戻しを誘う動きが強まる可能性はありそうだ。日経平均株価の+1σは36360円辺りに位置しており、同水準での攻防になりそうである。+1σが抵抗線として意識されてくるようだと、戻り待ちの売り圧力が強まる可能性はあるものの、36000円を支持線とした押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
決算発表が本格化するなか、昨日は今期6割減益を見込んだ商船三井<9104>の急落が目立った。関税による影響を織り込んでおり、トランプ関税による業績への影響が表面化してくることで、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。先回り的な買いは手控えられる一方で、良好な決算を発表した企業へは、好感した買いが集中することになりそうだ。なお、昨日の引け後に発表した決算では、TAC<4319>、三菱UFJ<8306>、日電硝<5214>、シンプレクスHD<4373>、ベルテクス<5290>、牧野フライス<6135>、ネットイヤー<3622>、BIPROGY<8056>、SCSK<9719>、三菱倉<9301>の動向が注目される。
■三菱UFJ、25/3上方修正 純利益 1兆8600億円←1兆7500億円
三菱UFJ<8306>は2025年3月期業績予想の修正を発表。純利益を1兆7500億円から1兆8600億円に上方修正した。政策保有株式の売却益や大口の与信関係費用の戻入などの一過性の利益を計上したため、それらの益を活用し、バランスシートマネジメントの観点で債券ポートフォリオの組替えを行い、将来の収益力向上のための取組みを実施した。1株当たりの期末配当を従来予想から4円引き上げて39円(前期は20円50銭)とした。年間配当は64円(同41円)となる。
■前場の注目材料
・米とウクライナ 鉱物資源めぐる合意文書に署名
・日経平均株価は上昇(36045.38、+205.39)
・NYダウは上昇(40669.36、+141.74)
・SOX指数は上昇(4230.08、+33.34)
・シカゴ日経225先物は上昇(36165、+135)
・為替相場は円安・ドル高(143.00-10)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・1~3月期の米GDP速報値が3年ぶりにマイナス成長
・北海道電力<9509>泊原発3号機「合格」、規制委、審査書案を了承
・トヨタ自<7203>米ウェイモと連携、自動運転の技術・基盤開発
・カナデビア<7004>新たに35件不正、社長ら報酬返上
・豊田通商<8015>28年3月期に当期益4500億円、新中計発表
・花王<4452>太平洋マテリアルと粉体急結剤を開発、トンネルの使用コンクリ量減
・不二製油<2607>仏植物油脂社を完全子会社化
・エア・ウォーター<4088>極細内視鏡機器レンタル、低侵襲医療向け
・南海電気鉄道<9044>TRCと提携、幹線輸送経路を構築、物流効率化図る
・ロート製薬<4527>コラーゲン線維形成、素材添加時期がカギ、解明
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・3月貿易収支(予想:+39億豪ドル、2月+29.68億豪ドル) <ST>
■決算を手掛かりとした選別物色
■三菱UFJ、25/3上方修正 純利益 1兆8600億円←1兆7500億円
■前場の注目材料:北海道電力、泊原発3号機「合格」、規制委、審査書案を了承
■決算を手掛かりとした選別物色
1日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、底堅さは意識されそうだ。4月30日の米国市場は、NYダウが141ドル高、ナスダックは14ポイント安だった。4月のADP雇用統計が予想を下回り、1-3月期米国内総生産(GDP)がマイナス成長に落ち込むなど低調な経済指標が嫌気され売りが先行した。その後、トランプ米大統領がいずれ中国の国家主席と会談することになると言及、米政府が中国に関税協議を打診しているとの報道で対中貿易協議に楽観的な見方から上昇に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比135円高の36165円。円相場は1ドル=143円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場では弱い経済指標が嫌気されたが、一方で、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が高まっている。関税を巡る報道に振らされやすいながら、トランプ米大統領は就任から100日が経過し、経済政策の成果を出したいところである。これまでの強硬姿勢から緩和姿勢に舵を切っており、赤沢亮正経済財政再生相とベッセント米財務長官らと関税を巡る2回目の協議への期待は高まる。
日経225先物はナイトセッションで一時36310円まで買われ、ボリンジャーバンドの+1σが位置する36160円を上回ってきた。1月下旬に同バンドを割り込んだ以降、上値を抑えられていただけに、売り方の買い戻しを誘う動きが強まる可能性はありそうだ。日経平均株価の+1σは36360円辺りに位置しており、同水準での攻防になりそうである。+1σが抵抗線として意識されてくるようだと、戻り待ちの売り圧力が強まる可能性はあるものの、36000円を支持線とした押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
決算発表が本格化するなか、昨日は今期6割減益を見込んだ商船三井<9104>の急落が目立った。関税による影響を織り込んでおり、トランプ関税による業績への影響が表面化してくることで、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。先回り的な買いは手控えられる一方で、良好な決算を発表した企業へは、好感した買いが集中することになりそうだ。なお、昨日の引け後に発表した決算では、TAC<4319>、三菱UFJ<8306>、日電硝<5214>、シンプレクスHD<4373>、ベルテクス<5290>、牧野フライス<6135>、ネットイヤー<3622>、BIPROGY<8056>、SCSK<9719>、三菱倉<9301>の動向が注目される。
■三菱UFJ、25/3上方修正 純利益 1兆8600億円←1兆7500億円
三菱UFJ<8306>は2025年3月期業績予想の修正を発表。純利益を1兆7500億円から1兆8600億円に上方修正した。政策保有株式の売却益や大口の与信関係費用の戻入などの一過性の利益を計上したため、それらの益を活用し、バランスシートマネジメントの観点で債券ポートフォリオの組替えを行い、将来の収益力向上のための取組みを実施した。1株当たりの期末配当を従来予想から4円引き上げて39円(前期は20円50銭)とした。年間配当は64円(同41円)となる。
■前場の注目材料
・米とウクライナ 鉱物資源めぐる合意文書に署名
・日経平均株価は上昇(36045.38、+205.39)
・NYダウは上昇(40669.36、+141.74)
・SOX指数は上昇(4230.08、+33.34)
・シカゴ日経225先物は上昇(36165、+135)
・為替相場は円安・ドル高(143.00-10)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・1~3月期の米GDP速報値が3年ぶりにマイナス成長
・北海道電力<9509>泊原発3号機「合格」、規制委、審査書案を了承
・トヨタ自<7203>米ウェイモと連携、自動運転の技術・基盤開発
・カナデビア<7004>新たに35件不正、社長ら報酬返上
・豊田通商<8015>28年3月期に当期益4500億円、新中計発表
・花王<4452>太平洋マテリアルと粉体急結剤を開発、トンネルの使用コンクリ量減
・不二製油<2607>仏植物油脂社を完全子会社化
・エア・ウォーター<4088>極細内視鏡機器レンタル、低侵襲医療向け
・南海電気鉄道<9044>TRCと提携、幹線輸送経路を構築、物流効率化図る
・ロート製薬<4527>コラーゲン線維形成、素材添加時期がカギ、解明
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・3月貿易収支(予想:+39億豪ドル、2月+29.68億豪ドル) <ST>
Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況