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【↑】日経平均 大引け| 大幅反発、日米関税交渉を受け買い戻しが優勢 (4月17日)
配信日時:2025/04/17 17:43
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 33987.01
高値 34379.13(15:23)
安値 33931.53(09:00)
大引け 34377.60(前日比 +457.20 、 +1.35% )
売買高 15億6634万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆7410億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反発、主力株に買い戻しの動き強まる
2.米株大幅安も朝方の日米関税交渉が株価上昇の材料に
3.関税交渉では為替に関する議論なく、ドル高・円安に
4.防衛関連が物色人気、半導体関連なども買い戻し優勢
5.全体の7割の銘柄が上昇、売買代金は3兆円台が続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比699ドル安と続落した。エヌビディアなど半導体関連株の下落やFRB議長が早期利下げに慎重姿勢を示したことが重荷となった。
東京市場では、主力株中心に買い戻す動きが優勢となり、日経平均株価は反発した。日米関税交渉の結果を受け為替が円安に振れたことも、全体相場の押し上げ要因となった。
17日の東京市場は、前日の米国株市場がハイテク株中心に大きく売られたこともあって、取引開始前は軟調な地合いが予想されたが、強弱観対立のなかも買いが先行した。寄り後はいったん伸び悩んだ後に買い直され、次第高の展開となった。この日の朝方に行われた日米関税交渉で、日本にとって懸念された圧力が米国側からかからなかったことから、空売り筋の買い戻しを誘発した。為替に関する議論もなく、これを受けて外国為替市場ではドルが買い戻され円安方向に振れたことも、追い風材料となったようだ。日米交渉を意識して防衛関連株に買いが目立ったほか、半導体関連株もリバウンドに転じる銘柄が多かった。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の72%を占めたが、売買代金は3兆7000億円台で今週に入ってから4日連続で3兆円台にとどまっている。
個別では、売買代金トップとなった川崎重工業<7012>が大きく上昇したほか、同2位となった三菱重工業<7011>、4位のIHI<7013>など防衛関連の人気が際立った。アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連もしっかり。任天堂<7974>も上昇した。住友ファーマ<4506>、カカクコム<2371>、日本農薬<4997>が急騰、GMOインターネットグループ<9449>も値を飛ばした。シンフォニア テクノロジー<6507>、マネーフォワード<3994>なども大幅高に買われた。
半面、フジ・メディア・ホールディングス<4676>が大幅安、ファーストリテイリング<9983>も冴えない。ニトリホールディングス<9843>も売りに押された。スギホールディングス<7649>が大きく水準を切り下げたほか、パルグループホールディングス<2726>の下げも目立つ。神戸物産<3038>なども下値を探った。サイゼリヤ<7581>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、中外薬 <4519>、TDK <6762>、テルモ <4543>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約146円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、ニトリHD <9843>、ファストリ <9983>、第一三共 <4568>、花王 <4452>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は水産・農林業、倉庫運輸関連の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)保険業、(3)銀行業、(4)鉱業、(5)その他製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)小売業、(2)空運業、(3)電気・ガス業、(4)情報・通信業、(5)化学。
■個別材料株
△住石HD <1514> [東証S]
ワンボ炭鉱からの配当金が予想上回り25年3月期利益は計画上振れ。
△カカクコム <2371> [東証P]
「求人ボックス」好調とインバウンド恩恵。
△アエリア <3758> [東証S]
自社株の消却と50万株を上限とする自社株買いを発表。
△チェンジHD <3962> [東証P]
金融機関・自治体の窓口業務DX化へ。
△マネフォ <3994> [東証P]
三井住友FG <8316> との協業による新銀行開業に向け期待膨らむ。
△住友ファーマ <4506> [東証P]
iPS細胞用いたパーキンソン病治験で有効性。
△サイバー <4751> [東証P]
子会社の不適切会計巡る報告書受領でアク抜け感。
△日農薬 <4997> [東証P]
シティインデックスイレブンスより株主提案と発表。
△リグア <7090> [東証G]
株主優待制度を導入へ。
△売れるG <9235> [東証G]
AI画像合成サービスを自社アプリ化。
▼フジHD <4676> [東証P]
SBIHD北尾氏会見も利益確定売りが優勢。
▼ニトリHD <9843> [東証P]
日米交渉後のドル高・円安反転を受け。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)住友ファーマ <4506>、(2)カカクコム <2371>、(3)日農薬 <4997>、(4)GMO <9449>、(5)サイバー <4751>、(6)コクサイエレ <6525>、(7)シンフォニア <6507>、(8)マネフォ <3994>、(9)川重 <7012>、(10)シンクロ <3963>。
値下がり率上位10傑は(1)フジHD <4676>、(2)スギHD <7649>、(3)日本調剤 <3341>、(4)パルHD <2726>、(5)ライフコーポ <8194>、(6)アークス <9948>、(7)リテールPA <8167>、(8)Lドリンク <2585>、(9)神戸物産 <3038>、(10)アクシアル <8255>。
【大引け】
日経平均は前日比457.20円(1.35%)高の3万4377.60円。TOPIXは前日比32.20(1.29%)高の2530.23。出来高は概算で15億6634万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1183、値下がり銘柄数は398となった。東証グロース250指数は645.86ポイント(16.05ポイント高)。
[2025年4月17日]
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