寄り付き概況

日経平均は420円高でスタート、ディスコや川崎重などが上昇

配信日時:2025/04/14 09:27 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;34006.37;+420.79TOPIX;2496.88;+29.97


[寄り付き概況]

 4月14日の日経平均は前営業日比420.79円高の34006.37円と大幅反発でスタート。
11日の米国市場でダウ平均は619.05ドル高の40212.71ドル、ナスダックは337.15ポイント高の16724.46で取引を終了。中国が対米関税を125%に引き上げるとの発表を受け、米中貿易戦争悪化を警戒し、寄り付き後、下落。生産者物価指数(PPI)は予想以上に減速したが、短長期のインフレ期待率が急伸したデータを受けた国内債券相場の下落を警戒し、売りに拍車がかかった。その後、政府報道官が会見で、トランプ大統領は依然中国との取引を楽観視しているほか、他の交渉は非常に良好に進んでいることを明らかにした。さらに、ボストン連銀のコリンズ総裁が必要であれば市場を安定させる準備があるとの発言を受け、債券売りも一段落したため警戒感が緩和し、買戻しが加速。シカゴ日経225先物は大阪比130円高の33650円。本日の日経平均は買いが先行。トランプ大統領の発言を巡って、振らされる状況は依然変わらないものの、中国側は報復関税打ち止め方針を示し、米国側も中国側との取り引きに前向きとの認識を示しており、ひとまず過度な警戒感は後退の方向に向かっているようだ。

 東証プライム市場の売買代金上位では、ディスコ<6146>、川崎重<7012>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、任天堂<7974>、レーザーテック<6920>、ソフトバンク<9434>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>など主力処の上げが目立つ。一方、ファーストリテ<9983>が小安い。業種別では、その他製品、医薬品、電気機器などが上昇率上位で推移。
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