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【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり急反発、リスクオフの巻き戻しで全面高 (4月8日)
配信日時:2025/04/08 18:36
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 31729.11
高値 33257.16(10:49)
安値 31703.69(09:01)
大引け 33012.58(前日比 +1876.00 、 +6.03% )
売買高 26億3771万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆4198億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり急反発、3万3000円台まで戻す
2.一時2000円超上昇、大引け伸び悩むも歴代4位の上げ幅
3.前日の米株市場でハイテク株中心に下げ止まり心理改善
4.半導体株や銀行株など売り込まれた銘柄の買い戻し鮮明
5.追い証回避の売りを経て需給が改善、99%の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比349ドル安と3日続落した。米中貿易摩擦の深刻化を警戒した売りが継続した。
東京市場では、前日の地合いとは打って変わって全面高様相となった。米国株市場でハイテク株中心に下げ止まる動きがみられ、これを受け買い戻しに火がつき、日経平均株価は大幅高となった。
8日の東京市場は、リスクオフの巻き戻しが一気に進んだ。前日に先物主導で急落した反動で、日経平均は一時2000円を超える上昇を示し、大引けはやや伸び悩んだものの歴代4位の上げ幅を記録、3万3000円台に乗せて取引を終えている。これまで全体相場の下げを助長していた半導体関連や銀行セクターなどへの買い戻しが顕著となり市場センチメントが改善した。個人投資家の追い証回避の売りが前日に高水準に出ていたことで、上値が軽くなっていたことも日経平均の上昇を後押しした格好だ。業種別では33業種すべてが高い。また、個別株も前日とは対照的にプライム市場の99%の銘柄が上昇する文字通りの全面高様相となった。売買代金は5兆4000億円台と前日を下回ったものの高水準の商いが続いている。
個別では、ここ売買代金首位が続く三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が大幅高で前日に急落した分をおおむね取り戻したほか、売買代金2位の三菱重工業<7011>やIHI<7013>、川崎重工業<7012>など防衛関連株も大きく買われた。ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>なども切り返し急となった。トヨタ自動車<7203>が上昇、任天堂<7974>も高い。リクルートホールディングス<6098>も値を飛ばした。ファーストリテイリング<9983>やソフトバンクグループ<9984>の戻り足も目立つ。フジクラ<5803>はストップ高に買われ、TOWA<6315>も急騰した。
半面、第一三共<4568>が冴えず、参天製薬<4536>も軟調。サンエー<2659>の下げが目を引いたほか、SGホールディングス<9143>も下値を探った。大塚商会<4768>が見送られ、スズキ<7269>も売り買い拮抗ながらマイナス圏で引けている。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、東エレク <8035>、SBG <9984>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約706円。
日経平均採用で下落したのは3銘柄のみで、マイナス寄与の上位から第一三共 <4568>、スズキ <7269>、JR東日本 <9020>。押し下げ効果は約2円。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)非鉄金属、(2)保険業、(3)銀行業、(4)証券商品先物、(5)電気機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)医薬品、(2)陸運業、(3)電気・ガス業、(4)空運業、(5)精密機器。
■個別材料株
△まんだらけ <2652> [東証S]
自社株取得を好感。
△ティムス <4891> [東証G]
「TMS-008」試験で良好な結果。
△グッドコムA <3475> [東証P]
トランプ関税の影響希薄な不動産セクターの高成長株として人気。
△WNIウェザ <4825> [東証P]
25年5月期営業利益予想を上方修正。
△日本製鉄 <5401> [東証P]
トランプ米大統領が再審査を命令。
△フジクラ <5803> [東証P]
米株市場の地合い引き継ぎ連続S安後の鮮烈切り返しへ。
△アドテスト <6857> [東証P]
米エヌビディアなど買われSOX指数も下げ止まる。
△めぶきFG <7167> [東証P]
4500万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△コジマ <7513> [東証P]
スマホや季節家電好調で25年8月期業績予想を上方修正。
△三菱UFJ <8306> [東証P]
米金利低下一服し日米関税交渉巡る思惑で買い戻し。
▼サンエー <2659> [東証P]
収益成長率の鈍化を引き続きマイナス視。
▼スター精密 <7718> [東証P]
第三者割当増資の発表受け希薄化懸念が上値圧迫。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)Aクリエイト <8798>、(2)プロレド <7034>、(3)TOWA <6315>、(4)フジクラ <5803>、(5)キオクシア <285A>、(6)日製鋼 <5631>、(7)Jテック・C <3446>、(8)野村マイクロ <6254>、(9)三井E&S <7003>、(10)SREHD <2980>。
値下がり率上位10傑は(1)サンエー <2659>、(2)トランザク <7818>、(3)SGHD <9143>、(4)参天薬 <4536>、(5)新光電工 <6967>、(6)大塚商会 <4768>、(7)クスリアオキ <3549>、(8)第一三共 <4568>、(9)スズキ <7269>、(10)スター精 <7718>。
【大引け】
日経平均は前日比1876.00円(6.03%)高の3万3012.58円。TOPIXは前日比143.36(6.26%)高の2432.02。出来高は概算で26億3771万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1621、値下がり銘柄数は12となった。東証グロース250指数は589.17ポイント(54.62ポイント高)。
[2025年4月8日]
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