みんかぶニュース 市況・概況
【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり小反発、自律反発狙いも後半値を消す (4月1日)
配信日時:2025/04/01 18:24
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 35961.19
高値 36052.54(09:24)
安値 35537.86(13:06)
大引け 35624.48(前日比 +6.92 、 +0.02% )
売買高 17億5492万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆0669億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶりに小反発、後半に値を消す
2.米株市場でNYダウが切り返し、朝方は買い優勢に
3.トランプ関税発動を目前に控え、上値の重さが露呈
4.半導体関連がまちまち、防衛関連株など売り優勢に
5.個別株は軟調、値上がり銘柄数を値下がりが上回る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比417ドル高と4日ぶりに反発した。トランプ関税への警戒が強まる中、月末・四半期末特有の持ち高調整の買いが優勢となった。
東京市場では、大型株を中心に自律反発狙いの買いが入ったが、日経平均株価3万6000円近辺では上値が重く、わずかな上昇にとどまった。
1日の東京市場は、4月の新年度入り初日となったが、全体相場に勢いがなかった。前日の米国株市場でNYダウが400ドルを超える上昇をみせたことで、東京市場でもセンチメントが改善、主力株中心に買い戻され朝方は日経平均が大きく水準を切り上げる場面もあった。しかし、買い一巡後は次第に値を消し、後場は下げに転じる場面もみられた。トランプ米政権による相互関税の詳細発表や自動車関税の導入を前に、買い手控えムードが強い。半導体関連株などがまちまちだったほか、防衛関連株も冴えず、全体相場を押し上げる動きは希薄だった。なお、TOPIXも小幅プラス圏で引けているが、個別株でみるとプライム市場の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回った。売買代金は後場に膨らみ4兆円台にかろうじて乗せたが、総じて盛り上がりを欠いた。
個別では、売買代金首位となったディスコ<6146>が堅調な値動きを示し、ファーストリテイリング<9983>もしっかり。リクルートホールディングス<6098>も買いが優勢だった。野村総合研究所<4307>が大きく水準を切り上げたほか、フジ・メディア・ホールディングス<4676>も上昇した。任天堂<7974>も頑強だった。エイチ・アイ・エス<9603>が値上がり率トップに買われ、オープンハウスグループ<3288>、サンケン電気<6707>、日本調剤<3341>なども値を飛ばしている。このほか、第一三共<4568>も活況高。
半面、売買代金2位のアドバンテスト<6857>への売りが止まらず、フジクラ<5803>も下値模索。川崎重工業<7012>、IHI<7013>なども軟調。ディー・エヌ・エー<2432>が安く、サンリオ<8136>の下げも目立っている。オイシックス・ラ・大地<3182>、新光電気工業<6967>が急落したほか、日本ヒューム<5262>も大幅安。ドリームインキュベータ<4310>、インターメスティック<262A>なども大きく値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、第一三共 <4568>、東エレク <8035>、リクルート <6098>、野村総研 <4307>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約87円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、TDK <6762>、NTTデータ <9613>、ニトリHD <9843>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約92円。うち50円はアドテスト1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)電気・ガス業、(3)鉱業、(4)その他製品、(5)不動産業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)精密機器、(3)銀行業、(4)パルプ・紙、(5)機械。
■個別材料株
△オープンH <3288> [東証P]
25年9月期業績・配当予想の上方修正と自社株買い発表。
△AIストーム <3719> [東証S]
27年12月期営業益目標12億円とする中期計画を策定。
△コムシード <3739> [名証N]
SANKYO <6417> とオンラインコンテンツ事業に関し業務提携。
△キッズバイオ <4584> [東証G]
25年3月期上方修正、持田薬 <4534> との共同事業化契約締結。
△フジHD <4676> [東証P]
第三者委員会の調査報告書受領と発表。
△テスHD <5074> [東証P]
株主優待制度を導入へ。
△IIF <6545> [東証G]
15万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△TOPPAN <7911> [東証P]
SMBC日興証券が投資評価を最上位に引き上げ。
△シナネンHD <8132> [東証P]
電力事業の回復進み25年3月期利益予想を上方修正。
△HIS <9603> [東証P]
11~1月期営業6割増益を好感。
▼オイシックス <3182> [東証P]
「Oisix」会員数減少をネガティブ視。
▼ペルセウス <4882> [東証G]
25年3月期営業赤字見通し。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)HIS <9603>、(2)オープンH <3288>、(3)サンケン <6707>、(4)日本調剤 <3341>、(5)しまむら <8227>、(6)テスHD <5074>、(7)シンクロ <3963>、(8)ベステラ <1433>、(9)第一三共 <4568>、(10)シナネンHD <8132>。
値下がり率上位10傑は(1)オイシックス <3182>、(2)新光電工 <6967>、(3)日ヒュム <5262>、(4)ドリームI <4310>、(5)インターメス <262A>、(6)宮越HD <6620>、(7)Aクリエイト <8798>、(8)象印 <7965>、(9)シンフォニア <6507>、(10)WSCOPE <6619>。
【大引け】
日経平均は前日比6.92円(0.02%)高の3万5624.48円。TOPIXは前日比3.00(0.11%)高の2661.73。出来高は概算で17億5492万株。東証プライムの値上がり銘柄数は676、値下がり銘柄数は901となった。東証グロース250指数は636.96ポイント(14.45ポイント安)。
[2025年4月1日]
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