注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行~
配信日時:2025/03/27 08:54
配信元:FISCO
*08:54JST 前場に注目すべき3つのポイント~米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行~
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行
■レゾナックHD、24/12営業利益 黒字転換 890億円、25/12予想 45.0%減 490億円
■前場の注目材料:ホンダ、中国EV工場初公開、増産体制を整備
■米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行
27日の日本株市場は、売り先行で始まり、その後は次第に底堅さが意識される相場展開が見込まれる。26日の米国市場は、NYダウが132ドル安、ナスダックは372ポイント安だった。中国政府が新規データセンター建設や既存施設の拡張の際、エネルギー効率要件を満たした半導体のみ使用するよう勧告したとの報道を受けて、エヌビディアなど半導体株が売られ、相場の重荷となった。また、トランプ米大統領が自動車関税を発表することが明かになると、自動車株への売りも強まった。シカゴ日経225先物は大阪比340円安の37460円。円相場は1ドル=150円40銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで25日線水準まで下げており、同線での底堅さがみられるかが注目されそうだ。25日線を割り込む局面においては、短期筋の売り仕掛け的な流れになりやすく、インデックスに絡んだ売りが警戒される。また、トランプ米大統領は、輸入自動車に対して25%の関税をかけると発表した。日本からの輸入車も対象になることから、自動車株への売りが強まりそうだ。
エヌビディアなど米ハイテク株の下落により、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>への売りが強まる可能性が高く、日経平均株価の重荷になるだろう。昨日の日経平均株価は買い一巡後は上値の重さが意識されたが、25日線から上抜ける形で1カ月ぶりに38000円を回復して終えた。米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行する形だが、25日線が位置する37735円辺りで下げ渋る動きをみせてくるようだと、押し目を拾う動きが入りやすいだろう。
3月期末に伴う権利付き最終日になるため、配当志向の資金流入が意識されやすいほか、配当再投資に伴う先物買いへの思惑により、需給面が下支えしそうだ。物色は配当志向のほか、外部要因に振らされにくい中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうである。また、トランプ米大統領は、ウクライナ戦争の早期終結に向けた自身の取り組みが思うように進んでいないことを認めたと報じられているなか、防衛関連株への押し目狙いの買いも意識されやすいと考えられる。
■レゾナックHD、24/12営業利益 黒字転換 890億円、25/12予想 45.0%減 490億円
レゾナックHD<4004>が発表した2024年12月期業績は、売上収益が前期比7.4%増の1兆3914億8000万円、営業損益は890億3600万円の黒字(前期は94億700万円の赤字)だった。25年12月期業績は、売上収益が前期比2.2%増の1兆4220億円、営業利益は同45%減の490億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(38027.29、+246.75)
・米原油先物は上昇(69.65、+0.65)
・為替相場は円安・ドル高(150.50-60)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ホンダ<7267>中国EV工場初公開、増産体制を整備
・NEC<6701>シスコとAIガバナンスで協業、産業・公共にコンサル
・コニカミノルタ<4902>独ネットワークカメラ子会社を現地ファンドに譲渡
・日産自動車<7201>新型車で反転へ、エスピノーサ次期社長「あるべき姿に」
・Terra Drone<278A>3Dモデル・2D図面連動の新ソフト、コンクリ配筋を同時修正
・日本精工<6471>小型・軽量の深溝玉軸受、電動車駆動装置向け
・日立建機<6305>100トン級のブーム交換型解体機、高さ・可動範囲自在
・浜松ホトニクス<6965>新貝工場の新棟完成、光半導体生産増強
・ソフトバンク<9434>エリクソンと新技術を共創、AIや通信など
・UBE<4208>大日印との共同出資会社、半導体・環境分析を拡大、機能サービス増強
・リコー<7752>損保ジャパンと保険業向けAI基盤開発
・コニカミノルタ<4902>トロント大と共同研究契約延長、AI強化センシング分野開発加速
・京セラ<6971>韓国社製の人工膝関節手術支援ロボ投入
・テスHD<5074>系統用蓄電所の開発加速、立ち上げから運用まで一貫受託
・東京ガス<9531>来年度上期に自社株1200億円取得、資本政策強化
・コスモエネルギーHD<5021>静岡大と海水からグリーン水素製造、副産物販売で経済性向上
・神戸製鋼所<5406>米の全固体電池新興に出資
・AGC<5201>東京建物と、八重洲に窓・壁一体型の発電ガラス導入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行
■レゾナックHD、24/12営業利益 黒字転換 890億円、25/12予想 45.0%減 490億円
■前場の注目材料:ホンダ、中国EV工場初公開、増産体制を整備
■米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行
27日の日本株市場は、売り先行で始まり、その後は次第に底堅さが意識される相場展開が見込まれる。26日の米国市場は、NYダウが132ドル安、ナスダックは372ポイント安だった。中国政府が新規データセンター建設や既存施設の拡張の際、エネルギー効率要件を満たした半導体のみ使用するよう勧告したとの報道を受けて、エヌビディアなど半導体株が売られ、相場の重荷となった。また、トランプ米大統領が自動車関税を発表することが明かになると、自動車株への売りも強まった。シカゴ日経225先物は大阪比340円安の37460円。円相場は1ドル=150円40銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで25日線水準まで下げており、同線での底堅さがみられるかが注目されそうだ。25日線を割り込む局面においては、短期筋の売り仕掛け的な流れになりやすく、インデックスに絡んだ売りが警戒される。また、トランプ米大統領は、輸入自動車に対して25%の関税をかけると発表した。日本からの輸入車も対象になることから、自動車株への売りが強まりそうだ。
エヌビディアなど米ハイテク株の下落により、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>への売りが強まる可能性が高く、日経平均株価の重荷になるだろう。昨日の日経平均株価は買い一巡後は上値の重さが意識されたが、25日線から上抜ける形で1カ月ぶりに38000円を回復して終えた。米ハイテク株安と自動車関税を嫌気した売りが先行する形だが、25日線が位置する37735円辺りで下げ渋る動きをみせてくるようだと、押し目を拾う動きが入りやすいだろう。
3月期末に伴う権利付き最終日になるため、配当志向の資金流入が意識されやすいほか、配当再投資に伴う先物買いへの思惑により、需給面が下支えしそうだ。物色は配当志向のほか、外部要因に振らされにくい中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうである。また、トランプ米大統領は、ウクライナ戦争の早期終結に向けた自身の取り組みが思うように進んでいないことを認めたと報じられているなか、防衛関連株への押し目狙いの買いも意識されやすいと考えられる。
■レゾナックHD、24/12営業利益 黒字転換 890億円、25/12予想 45.0%減 490億円
レゾナックHD<4004>が発表した2024年12月期業績は、売上収益が前期比7.4%増の1兆3914億8000万円、営業損益は890億3600万円の黒字(前期は94億700万円の赤字)だった。25年12月期業績は、売上収益が前期比2.2%増の1兆4220億円、営業利益は同45%減の490億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(38027.29、+246.75)
・米原油先物は上昇(69.65、+0.65)
・為替相場は円安・ドル高(150.50-60)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・ホンダ<7267>中国EV工場初公開、増産体制を整備
・NEC<6701>シスコとAIガバナンスで協業、産業・公共にコンサル
・コニカミノルタ<4902>独ネットワークカメラ子会社を現地ファンドに譲渡
・日産自動車<7201>新型車で反転へ、エスピノーサ次期社長「あるべき姿に」
・Terra Drone<278A>3Dモデル・2D図面連動の新ソフト、コンクリ配筋を同時修正
・日本精工<6471>小型・軽量の深溝玉軸受、電動車駆動装置向け
・日立建機<6305>100トン級のブーム交換型解体機、高さ・可動範囲自在
・浜松ホトニクス<6965>新貝工場の新棟完成、光半導体生産増強
・ソフトバンク<9434>エリクソンと新技術を共創、AIや通信など
・UBE<4208>大日印との共同出資会社、半導体・環境分析を拡大、機能サービス増強
・リコー<7752>損保ジャパンと保険業向けAI基盤開発
・コニカミノルタ<4902>トロント大と共同研究契約延長、AI強化センシング分野開発加速
・京セラ<6971>韓国社製の人工膝関節手術支援ロボ投入
・テスHD<5074>系統用蓄電所の開発加速、立ち上げから運用まで一貫受託
・東京ガス<9531>来年度上期に自社株1200億円取得、資本政策強化
・コスモエネルギーHD<5021>静岡大と海水からグリーン水素製造、副産物販売で経済性向上
・神戸製鋼所<5406>米の全固体電池新興に出資
・AGC<5201>東京建物と、八重洲に窓・壁一体型の発電ガラス導入
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