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新興市場見通し:主力株の下げでグロース市場250指数は今年の安値更新の可能性も
配信日時:2025/03/08 13:25
配信元:FISCO
*13:25JST 新興市場見通し:主力株の下げでグロース市場250指数は今年の安値更新の可能性も
■「往って来い」の形状に
今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-0.72%だったのに対して、グロース市場指数は-3.08%、グロース市場250指数は-3.48%と新興市場の下落が目立った。トランプ米大統領の関税政策に関する発言にプライム市場の大型株が上下に振らされるなか、新興市場も時価総額が大きい主力株の下げなどが影響し、グロース市場250指数は上昇前の1月下旬の水準まで下落。「往って来い」の形状となった。
時価総額上位銘柄では、ジーエヌアイグループ<2160>が、目立った材料が観測されないにもかかわらず5日に大商いでストップ安。「F351の結果に関し引き続き第3相臨床試験の結果報告を待っている」と発表したものの、売りが継続した。また、弁護士ドットコム<6027>、アストロスケールHD<186A>も厳しい下げとなったほか、直近IPO銘柄のTENTIAL<325A>も売り優勢となり5日に上場来安値を更新した。一方、西友買収を発表したトライアルHD<141A>は買われ、上場来安値からようやく反発した。
■ジーエヌアイグループの動向に要注目
来週の新興市場は、主力株の下げによって投資家のセンチメントがより悪化していることから、グロース市場250指数は今年の安値である1月23日の624.73ポイントを割り込む可能性もある。指数への影響力が大きいGENDA<9166>、カバー<5253>、トライアルHDなどグロース市場指数コア20採用銘柄の動向が注目されよう。とりわけ、今週の新興市場の下げをけん引したジーエヌアイグループの動向には要注目だ。2月20日に上場来高値水準である3970円から一気に下げ足を強めており、下落率は38%と厳しい。同社は、「F351」を巡る風説の流布を指摘するなど投資家への発信を複数回行っているが、投資家の疑心暗鬼は払しょくできていない。時価総額1000億円超で、新興市場の指数への影響力も大きく、投資家の関心が非常に高まっていることから、同社の株価動向は注視したい。
また、日本の長期金利の指標となる10年物国債利回りが2009年以来の1.5%台まで上昇したことも、借入企業が多い新興市場のネガティブ材料となる。18-19日に開催される日本銀行の金融政策決定会合までは、思惑先行の金利上昇が続く可能性もあるため、新興市場の重しとなりそうだ。売買代金も1000億円台前半から半ばまで減少しており、売り圧力も強い相場展開ではないが、積極的な買いは入りにくい状況だ。投資家心理が大きく改善するようなポジティブ材料が出ない限り、新興市場の低迷は続きそうだ。
来週はIPOも予定されていないことから、売買代金が減少し投資家心理も悪化している状況を考慮すると、値動きの軽い銘柄などを対象とした短気資金中心の相場展開となろう。主力株の動向を横目に見つつ、週末ストップ高した雨風太陽<5616>や戻りを強めているデータセクション<3905>辺りに注目したい。
<FA>
今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-0.72%だったのに対して、グロース市場指数は-3.08%、グロース市場250指数は-3.48%と新興市場の下落が目立った。トランプ米大統領の関税政策に関する発言にプライム市場の大型株が上下に振らされるなか、新興市場も時価総額が大きい主力株の下げなどが影響し、グロース市場250指数は上昇前の1月下旬の水準まで下落。「往って来い」の形状となった。
時価総額上位銘柄では、ジーエヌアイグループ<2160>が、目立った材料が観測されないにもかかわらず5日に大商いでストップ安。「F351の結果に関し引き続き第3相臨床試験の結果報告を待っている」と発表したものの、売りが継続した。また、弁護士ドットコム<6027>、アストロスケールHD<186A>も厳しい下げとなったほか、直近IPO銘柄のTENTIAL<325A>も売り優勢となり5日に上場来安値を更新した。一方、西友買収を発表したトライアルHD<141A>は買われ、上場来安値からようやく反発した。
■ジーエヌアイグループの動向に要注目
来週の新興市場は、主力株の下げによって投資家のセンチメントがより悪化していることから、グロース市場250指数は今年の安値である1月23日の624.73ポイントを割り込む可能性もある。指数への影響力が大きいGENDA<9166>、カバー<5253>、トライアルHDなどグロース市場指数コア20採用銘柄の動向が注目されよう。とりわけ、今週の新興市場の下げをけん引したジーエヌアイグループの動向には要注目だ。2月20日に上場来高値水準である3970円から一気に下げ足を強めており、下落率は38%と厳しい。同社は、「F351」を巡る風説の流布を指摘するなど投資家への発信を複数回行っているが、投資家の疑心暗鬼は払しょくできていない。時価総額1000億円超で、新興市場の指数への影響力も大きく、投資家の関心が非常に高まっていることから、同社の株価動向は注視したい。
また、日本の長期金利の指標となる10年物国債利回りが2009年以来の1.5%台まで上昇したことも、借入企業が多い新興市場のネガティブ材料となる。18-19日に開催される日本銀行の金融政策決定会合までは、思惑先行の金利上昇が続く可能性もあるため、新興市場の重しとなりそうだ。売買代金も1000億円台前半から半ばまで減少しており、売り圧力も強い相場展開ではないが、積極的な買いは入りにくい状況だ。投資家心理が大きく改善するようなポジティブ材料が出ない限り、新興市場の低迷は続きそうだ。
来週はIPOも予定されていないことから、売買代金が減少し投資家心理も悪化している状況を考慮すると、値動きの軽い銘柄などを対象とした短気資金中心の相場展開となろう。主力株の動向を横目に見つつ、週末ストップ高した雨風太陽<5616>や戻りを強めているデータセクション<3905>辺りに注目したい。
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