注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~軟調推移の中で防衛関連株への資金流入が強まる可能性~
配信日時:2025/03/07 08:38
配信元:FISCO
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~軟調推移の中で防衛関連株への資金流入が強まる可能性~
7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■軟調推移の中で防衛関連株への資金流入が強まる可能性
■TBSHD、25/3上方修正 純利益 430億円←406億円
■前場の注目材料:SBIHD、台韓2社と交渉、宮城半導体工場で協業
■軟調推移の中で防衛関連株への資金流入が強まる可能性
7日の日本株市場は、売り一巡後も不安定な相場展開が続きそうだ。6日の米国市場は、NYダウが427ドル安、ナスダックは483ポイント安だった。貿易赤字の拡大で景気減速懸念が強まったほか、貿易摩擦の深刻化を警戒した売りが先行。米商務長官がメキシコ、カナダ関税を巡り自動車以外も免除の可能性を示唆すると一時下げ幅を縮小する場面もみられたが、経済への影響を警戒した売りが続いた。シカゴ日経225先物は大阪比855円安の36895円。円相場は1ドル=147円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。マーベルテクノロジーが20%近く下落した。これについては時間外取引での下げで織り込まれている状況ではあるが、エヌビディアなど他の半導体株に売りが広がっていたこともあり、改めて半導体株への重荷になりそうである。トランプ政権による関税政策に大きく振らされる状況が続いており、メキシコ、カナダへの猶予措置においても好感した動きは限られそうである。為替市場では円相場が1ドル=147円台後半へと円高に振れて推移していることも神経質にさせそうだ。
昨日の日経平均株価は続伸となったが、ボリンジャーバンドの-1σ水準が抵抗線として意識されている。日経225先物はナイトセッションで-2σを下回って終えていることもあり、売り一巡後は-2σ水準での底堅さを見極めたいところである。ただし、米国では雇用統計の発表を控えていることもあり、積極的な買いは期待しづらく、売り方のポジション調整に伴う買い戻しの動きにとどまりそうである。
なお、トランプ米大統領は、日米関係に言及し、日本はわれわれを守らないと不満を示したと報じられている。前日には米国防次官候補が日本の防衛費をGDPの3%に引き上げるべきと主張していた。三菱重工業<7011>など防衛関連株への資金流入が一段と強まる可能性がありそうだ。
■TBSHD、25/3上方修正 純利益 430億円←406億円
TBSHD<9401>は2025年3月期業績予想の修正を発表。純利益を406億円から430億円に上方修正した。同社及び同社の完全子会社が保有する投資有価証券の一部を売却することを決定し、投資有価証券売却益(特別利益)を計上する見込みとなった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37704.93、+286.69)
・米原油先物は上昇(66.36、+0.05)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・SBIHD<8473>台韓2社と交渉、宮城半導体工場で協業
・マツダ<7261>「スカイアクティブZ」4気筒2500CCで開発
・リコー<7752>米欧に先端技術の探索部隊、AIなど目利き
・セブン&アイHD<3382>社長にデイカス氏、コンビニ事業集中、井阪氏は特別顧問に
・安川電機<6506>アステラス製薬と共同出資会社を設立、細胞医療の製造基盤開発
・中央発條<5992>愛知・藤岡工場で集じん機爆発、事故原因を調査
・ENEOSHD<5020>三菱商事と、和歌山にSAF製造設備、28年度以降、年30万トン計画
・JR東日本<9020>東北新幹線、連結外れる、走行中に緊急停車
・霞ヶ関キャピタル<3498>大阪・茨木に賃貸型冷凍冷蔵倉庫を完工
・鉄建建設<1815>高速道の車線規制効率管理、MODEと実証
・U-NEXTHD<9418>マレーシアに子会社設立、ハラール食品を製販
・高砂香料工業<4914>中国に新会社設立、生産体制を強化
・長谷川香料<4958>中国に子会社設立、新工場建設も
・マルマエ<6264>KMアルミ買収、半導体分野で事業拡大
・ホンダ<7267>2月の新車販売、「N-BOX」首位、生産・供給堅調
・ユアサ商事<8074>南アジアを本格開拓、タイで自社展開催
・島津製作所<7701>光格子時計を小型化、誤差100億年に1秒
・富士通<6702>健診結果と健康の因果導出、AI開発、少量データでも高精度
・NEC<6701>5G仮想化基地局向けソフト商用化、資源再配置で65%省電力
・メルカリ<4385>エポック社と覚書、商品情報共有でフリマアプリ安全取り引き
・帝人<3401>洋上風力向けにアラミド繊維を拡販、高強度・軽量
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・時間未定 中国・2月貿易収支(1月:+1048.4億ドル) <ST>
■軟調推移の中で防衛関連株への資金流入が強まる可能性
■TBSHD、25/3上方修正 純利益 430億円←406億円
■前場の注目材料:SBIHD、台韓2社と交渉、宮城半導体工場で協業
■軟調推移の中で防衛関連株への資金流入が強まる可能性
7日の日本株市場は、売り一巡後も不安定な相場展開が続きそうだ。6日の米国市場は、NYダウが427ドル安、ナスダックは483ポイント安だった。貿易赤字の拡大で景気減速懸念が強まったほか、貿易摩擦の深刻化を警戒した売りが先行。米商務長官がメキシコ、カナダ関税を巡り自動車以外も免除の可能性を示唆すると一時下げ幅を縮小する場面もみられたが、経済への影響を警戒した売りが続いた。シカゴ日経225先物は大阪比855円安の36895円。円相場は1ドル=147円90銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。マーベルテクノロジーが20%近く下落した。これについては時間外取引での下げで織り込まれている状況ではあるが、エヌビディアなど他の半導体株に売りが広がっていたこともあり、改めて半導体株への重荷になりそうである。トランプ政権による関税政策に大きく振らされる状況が続いており、メキシコ、カナダへの猶予措置においても好感した動きは限られそうである。為替市場では円相場が1ドル=147円台後半へと円高に振れて推移していることも神経質にさせそうだ。
昨日の日経平均株価は続伸となったが、ボリンジャーバンドの-1σ水準が抵抗線として意識されている。日経225先物はナイトセッションで-2σを下回って終えていることもあり、売り一巡後は-2σ水準での底堅さを見極めたいところである。ただし、米国では雇用統計の発表を控えていることもあり、積極的な買いは期待しづらく、売り方のポジション調整に伴う買い戻しの動きにとどまりそうである。
なお、トランプ米大統領は、日米関係に言及し、日本はわれわれを守らないと不満を示したと報じられている。前日には米国防次官候補が日本の防衛費をGDPの3%に引き上げるべきと主張していた。三菱重工業<7011>など防衛関連株への資金流入が一段と強まる可能性がありそうだ。
■TBSHD、25/3上方修正 純利益 430億円←406億円
TBSHD<9401>は2025年3月期業績予想の修正を発表。純利益を406億円から430億円に上方修正した。同社及び同社の完全子会社が保有する投資有価証券の一部を売却することを決定し、投資有価証券売却益(特別利益)を計上する見込みとなった。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(37704.93、+286.69)
・米原油先物は上昇(66.36、+0.05)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・SBIHD<8473>台韓2社と交渉、宮城半導体工場で協業
・マツダ<7261>「スカイアクティブZ」4気筒2500CCで開発
・リコー<7752>米欧に先端技術の探索部隊、AIなど目利き
・セブン&アイHD<3382>社長にデイカス氏、コンビニ事業集中、井阪氏は特別顧問に
・安川電機<6506>アステラス製薬と共同出資会社を設立、細胞医療の製造基盤開発
・中央発條<5992>愛知・藤岡工場で集じん機爆発、事故原因を調査
・ENEOSHD<5020>三菱商事と、和歌山にSAF製造設備、28年度以降、年30万トン計画
・JR東日本<9020>東北新幹線、連結外れる、走行中に緊急停車
・霞ヶ関キャピタル<3498>大阪・茨木に賃貸型冷凍冷蔵倉庫を完工
・鉄建建設<1815>高速道の車線規制効率管理、MODEと実証
・U-NEXTHD<9418>マレーシアに子会社設立、ハラール食品を製販
・高砂香料工業<4914>中国に新会社設立、生産体制を強化
・長谷川香料<4958>中国に子会社設立、新工場建設も
・マルマエ<6264>KMアルミ買収、半導体分野で事業拡大
・ホンダ<7267>2月の新車販売、「N-BOX」首位、生産・供給堅調
・ユアサ商事<8074>南アジアを本格開拓、タイで自社展開催
・島津製作所<7701>光格子時計を小型化、誤差100億年に1秒
・富士通<6702>健診結果と健康の因果導出、AI開発、少量データでも高精度
・NEC<6701>5G仮想化基地局向けソフト商用化、資源再配置で65%省電力
・メルカリ<4385>エポック社と覚書、商品情報共有でフリマアプリ安全取り引き
・帝人<3401>洋上風力向けにアラミド繊維を拡販、高強度・軽量
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・時間未定 中国・2月貿易収支(1月:+1048.4億ドル) <ST>
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