注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性~
配信日時:2025/03/05 09:03
配信元:FISCO
*09:03JST 前場に注目すべき3つのポイント~防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性~
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性
■DyDo、25/1営業利益 28.3%増 47.89億円
■前場の注目材料:帝人、電極材をサンプル出荷、車載燃料電池を小型化
■防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性
5日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まりそうだ。4日の米国市場は、NYダウが670ドル安、ナスダックは65ポイント安だった。トランプ政権の関税対象国となったカナダやメキシコの首脳が報復措置を主張するなど、貿易戦争の激化による世界経済への影響が警戒されるなか、売り優勢の展開になった。その後、トランプ大統領の鉱物資源案を巡る発言を受け、ウクライナ停戦期待が再燃したことで、下げ幅を縮小する場面もみられた。シカゴ日経225先物は大阪比405円安の36955円。円相場は1ドル=149円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。前日に36816.16円まで売られる場面もみられたが、下ヒゲを残す形で37000円を回復していた。同水準を寄り付き後早い時点で割り込んでくるようだと、持ち高調整の売りが強まりやすいだろう。トランプ大統領の施政方針演説が日本時間の午前中に行われるため、まずは内容を見極めたいところである。ウクライナとの鉱物資源協議に前向きな考えを示したと伝えられるなか、施政方針演説で詳細を発表するとみられ、前日に買われた防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性がありそうだ。
一方で、米国ではエヌビディアが買われたことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株を買い戻す動きが意識されやすく、日経平均株価を下支えすることが期待される。また、為替市場ではトランプ大統領の発言を受けて、一時1ドル=149円台前半と円高に振れる場面もみられた。輸出関連株などが手掛けづらくなることで、相対的に日経平均型優位の展開になる可能性があるだろう。
もっとも、貿易戦争による世界経済への影響が警戒されるなか、積極的にポジションを積み増す動きは期待しづらいところである。値ごろ感からの押し目買いは入りやすいだろうが、短期的な値幅取り狙いのスタンスにとどまりそうである。先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況でもあるため、インデックス売買に振らされにくい中小型株での短期売買に向かわせそうだ。
■DyDo、25/1営業利益 28.3%増 47.89億円
DyDo<2590>が発表した2025年1月期業績は、売上高が前期比11.2%増の2371億8900万円、営業利益は同28.3%増の47億8900万円だった。国内飲料事業において減収となったが、海外飲料事業においてトルコ飲料事業が好調に推移したことに加え、2024年2月に取得したポーランドの海外飲料事業子会社ヴォサナ社が連結対象となったことから増収。営業利益は、海外飲料事業が躍進した。
■前場の注目材料
・SOX指数は上昇(4604.51、+29.13)
・為替相場は円安・ドル高(149.80-90)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・帝人<3401>電極材をサンプル出荷、車載燃料電池を小型化
・住友化学<4005>新中計、農薬・電子材に集中、基盤固め成長回帰
・メルカリ<4385>MVNO参入、余ったギガは「メルカリ」で売買可能
・長瀬産業<8012>新興投資ファンド組成、素材事業変革へ新会社
・三菱商事<8058>医薬品物流にEVトラック、導入一括支援
・SUBARU<7270>群馬本工場の電力100%再生エネ、CO2削減加速
・スズキ<7269>米ファンドに出資、AI新興など支援
・スズキ<7269>量産船外機エンジン部品、アルマイト処理の新技術
・横河電機<6841>グループの横河計測、電源投入後10秒で測定、光パルス試験器
・ブラザー工業<6448>工作機械のインド戦略、新工場で即納体制
・日揮HD<1963>月面探査車の技術管理、JAXA事業に採択
・きんでん<1944>三菱電機が電気工事子会社を売却
・ENEOSHD<5020>装置の異常を未然に防止、製油所にAIシステム導入
・ニッケ<3201>心筋細胞用の不織布プレート発売、創薬向け
・中部電力<9502>愛知に風力発電所を建設、5月着工、27年運転開始
・出光興産<5019>脱炭素で千葉を変革、固体電解質・SAF生産
・安藤ハザマ<1719>三井三池製作所と、山岳トンネル向け掘削機、土砂積み込み機能搭載
・西松建設<1820>コンクリートコーリングと、橋梁床版の撤去15%時短、自動水圧制御
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:30 日本銀行内田副総裁が静岡県金融経済懇談会で講演予定
<海外>
・09:30 豪・10-12月期国内総生産(予想:前年比+1.3%、7-9月期:+0.8%)
・10:45 中国・2月財新サービス業PMI(予想:50.7、1月:51.0) <ST>
■防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性
■DyDo、25/1営業利益 28.3%増 47.89億円
■前場の注目材料:帝人、電極材をサンプル出荷、車載燃料電池を小型化
■防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性
5日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まりそうだ。4日の米国市場は、NYダウが670ドル安、ナスダックは65ポイント安だった。トランプ政権の関税対象国となったカナダやメキシコの首脳が報復措置を主張するなど、貿易戦争の激化による世界経済への影響が警戒されるなか、売り優勢の展開になった。その後、トランプ大統領の鉱物資源案を巡る発言を受け、ウクライナ停戦期待が再燃したことで、下げ幅を縮小する場面もみられた。シカゴ日経225先物は大阪比405円安の36955円。円相場は1ドル=149円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。前日に36816.16円まで売られる場面もみられたが、下ヒゲを残す形で37000円を回復していた。同水準を寄り付き後早い時点で割り込んでくるようだと、持ち高調整の売りが強まりやすいだろう。トランプ大統領の施政方針演説が日本時間の午前中に行われるため、まずは内容を見極めたいところである。ウクライナとの鉱物資源協議に前向きな考えを示したと伝えられるなか、施政方針演説で詳細を発表するとみられ、前日に買われた防衛関連株には利益確定の動きが強まる可能性がありそうだ。
一方で、米国ではエヌビディアが買われたことから、指数インパクトの大きい値がさハイテク株を買い戻す動きが意識されやすく、日経平均株価を下支えすることが期待される。また、為替市場ではトランプ大統領の発言を受けて、一時1ドル=149円台前半と円高に振れる場面もみられた。輸出関連株などが手掛けづらくなることで、相対的に日経平均型優位の展開になる可能性があるだろう。
もっとも、貿易戦争による世界経済への影響が警戒されるなか、積極的にポジションを積み増す動きは期待しづらいところである。値ごろ感からの押し目買いは入りやすいだろうが、短期的な値幅取り狙いのスタンスにとどまりそうである。先物主導によるインデックス売買に振らされやすい需給状況でもあるため、インデックス売買に振らされにくい中小型株での短期売買に向かわせそうだ。
■DyDo、25/1営業利益 28.3%増 47.89億円
DyDo<2590>が発表した2025年1月期業績は、売上高が前期比11.2%増の2371億8900万円、営業利益は同28.3%増の47億8900万円だった。国内飲料事業において減収となったが、海外飲料事業においてトルコ飲料事業が好調に推移したことに加え、2024年2月に取得したポーランドの海外飲料事業子会社ヴォサナ社が連結対象となったことから増収。営業利益は、海外飲料事業が躍進した。
■前場の注目材料
・SOX指数は上昇(4604.51、+29.13)
・為替相場は円安・ドル高(149.80-90)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・帝人<3401>電極材をサンプル出荷、車載燃料電池を小型化
・住友化学<4005>新中計、農薬・電子材に集中、基盤固め成長回帰
・メルカリ<4385>MVNO参入、余ったギガは「メルカリ」で売買可能
・長瀬産業<8012>新興投資ファンド組成、素材事業変革へ新会社
・三菱商事<8058>医薬品物流にEVトラック、導入一括支援
・SUBARU<7270>群馬本工場の電力100%再生エネ、CO2削減加速
・スズキ<7269>米ファンドに出資、AI新興など支援
・スズキ<7269>量産船外機エンジン部品、アルマイト処理の新技術
・横河電機<6841>グループの横河計測、電源投入後10秒で測定、光パルス試験器
・ブラザー工業<6448>工作機械のインド戦略、新工場で即納体制
・日揮HD<1963>月面探査車の技術管理、JAXA事業に採択
・きんでん<1944>三菱電機が電気工事子会社を売却
・ENEOSHD<5020>装置の異常を未然に防止、製油所にAIシステム導入
・ニッケ<3201>心筋細胞用の不織布プレート発売、創薬向け
・中部電力<9502>愛知に風力発電所を建設、5月着工、27年運転開始
・出光興産<5019>脱炭素で千葉を変革、固体電解質・SAF生産
・安藤ハザマ<1719>三井三池製作所と、山岳トンネル向け掘削機、土砂積み込み機能搭載
・西松建設<1820>コンクリートコーリングと、橋梁床版の撤去15%時短、自動水圧制御
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:30 日本銀行内田副総裁が静岡県金融経済懇談会で講演予定
<海外>
・09:30 豪・10-12月期国内総生産(予想:前年比+1.3%、7-9月期:+0.8%)
・10:45 中国・2月財新サービス業PMI(予想:50.7、1月:51.0) <ST>
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