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前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株を買い戻す流れに期待~
配信日時:2025/02/27 08:44
配信元:FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株を買い戻す流れに期待~
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株を買い戻す流れに期待
■旭有機材、25/3下方修正 営業利益 105億円←120億円
■前場の注目材料:マツダ、欧で2車種終了、構成見直し規制厳格化対応
■ハイテク株を買い戻す流れに期待
27日の日本株市場は、売り先行ながら底堅さが意識される相場展開になりそうだ。26日の米国市場は、NYダウが188ドル安、ナスダックは48ポイント高だった。トランプ米大統領が政権発足後初の閣議で欧州(EU)関税の発表を計画していることを明らかにし、経済やインフレに影響を与えるとの懸念が強まった。一方で、エヌビディアが決算期待から買われるなか、このところ下げが目立っていたハイテク株を買い戻す動きがみられた。シカゴ日経225先物は大阪比165円安の38055円。円相場は1ドル=149円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。注目されたエヌビディアの決算については、市場予想を上回る内容だったほか、見通しについても予想を上回っている。決算を受けた初動では時間外取引で一時4%ほど上昇したが、その後マイナスに転じる場面もみられるなど、東京市場への反応は見極めにくいところだろう。ただし、市場予想を上回ったことは材料視されやすく、足もとで低迷していたハイテク株を買い戻す流れに向かわせる可能性はありそうだ。
昨日の日経平均株価一時37742.76円まで下落する場面もあったが、終盤にかけて買い戻されており、38100円を上回って終えていた。長い下ヒゲを残す形状となったほか、ボリンジャーバンドの-3σまで下げたことで、いったんはリバウンドが意識されやすいだろう。そのため、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。
そのほか、米国の時間外取引ではビッグデータの管理・分析サービスのスノーフレイクが急伸している。また、アマゾン・ドット・コムは生成AIを搭載したアレクサを発表したことも材料視されやすく、AI関連への買い戻しも意識させてくる可能性がありそうだ。一方で、リバランスとみられる動きから物色が向かっていた内需系には利益確定の売りが入りやすい。そのほか、ウクライナのゼレンスキー大統領は28日に訪米し、トランプ大統領と会談する予定であり、防衛関連にも利益確定売りが入りやすそうだ。
■旭有機材、25/3下方修正 営業利益 105億円←120億円
旭有機材<4216>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は870億円から840億円、営業利益を120億円から105億円に下方修正した。管材システム事業における半導体関連案件の延期や見直し、樹脂事業における素形材製品の売上数量減などにより、前回発表予想を下回る見込み。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(19075.26、+48.88)
・SOX指数は上昇(4990.82、+101.94)
・VIX指数は低下(19.10、-0.33)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・マツダ<7261>欧で2車種終了、構成見直し規制厳格化対応
・三井不動産<8801>食の事業化を一括支援、都心に新拠点
・住友商事<8053>セメント製造低炭素化で米新興と事業性調査
・ENEOS<5020>川崎製油所のエチレン製造一部停止を検討、低稼働で採算悪化
・愛知製鋼<5482>売上高30年度4000億円、目標を上方修正
・スズキ<7269>インド新工場稼働、小型SUV、初年度25万台
・ナブテスコ<6268>舶用エンジン遠隔制御で型式証明取得
・メルカリ<4385>スキマバイト仲介拡大、働き方多様化追い風
・NEC<6701>顔情報保存せず、ゆらいでも認証、デジタル署名技術
・住友化学<4005>先端半導体用フォトレジスト増強、大阪工場に200億円投資
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■ハイテク株を買い戻す流れに期待
■旭有機材、25/3下方修正 営業利益 105億円←120億円
■前場の注目材料:マツダ、欧で2車種終了、構成見直し規制厳格化対応
■ハイテク株を買い戻す流れに期待
27日の日本株市場は、売り先行ながら底堅さが意識される相場展開になりそうだ。26日の米国市場は、NYダウが188ドル安、ナスダックは48ポイント高だった。トランプ米大統領が政権発足後初の閣議で欧州(EU)関税の発表を計画していることを明らかにし、経済やインフレに影響を与えるとの懸念が強まった。一方で、エヌビディアが決算期待から買われるなか、このところ下げが目立っていたハイテク株を買い戻す動きがみられた。シカゴ日経225先物は大阪比165円安の38055円。円相場は1ドル=149円00銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。注目されたエヌビディアの決算については、市場予想を上回る内容だったほか、見通しについても予想を上回っている。決算を受けた初動では時間外取引で一時4%ほど上昇したが、その後マイナスに転じる場面もみられるなど、東京市場への反応は見極めにくいところだろう。ただし、市場予想を上回ったことは材料視されやすく、足もとで低迷していたハイテク株を買い戻す流れに向かわせる可能性はありそうだ。
昨日の日経平均株価一時37742.76円まで下落する場面もあったが、終盤にかけて買い戻されており、38100円を上回って終えていた。長い下ヒゲを残す形状となったほか、ボリンジャーバンドの-3σまで下げたことで、いったんはリバウンドが意識されやすいだろう。そのため、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。
そのほか、米国の時間外取引ではビッグデータの管理・分析サービスのスノーフレイクが急伸している。また、アマゾン・ドット・コムは生成AIを搭載したアレクサを発表したことも材料視されやすく、AI関連への買い戻しも意識させてくる可能性がありそうだ。一方で、リバランスとみられる動きから物色が向かっていた内需系には利益確定の売りが入りやすい。そのほか、ウクライナのゼレンスキー大統領は28日に訪米し、トランプ大統領と会談する予定であり、防衛関連にも利益確定売りが入りやすそうだ。
■旭有機材、25/3下方修正 営業利益 105億円←120億円
旭有機材<4216>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は870億円から840億円、営業利益を120億円から105億円に下方修正した。管材システム事業における半導体関連案件の延期や見直し、樹脂事業における素形材製品の売上数量減などにより、前回発表予想を下回る見込み。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(19075.26、+48.88)
・SOX指数は上昇(4990.82、+101.94)
・VIX指数は低下(19.10、-0.33)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・マツダ<7261>欧で2車種終了、構成見直し規制厳格化対応
・三井不動産<8801>食の事業化を一括支援、都心に新拠点
・住友商事<8053>セメント製造低炭素化で米新興と事業性調査
・ENEOS<5020>川崎製油所のエチレン製造一部停止を検討、低稼働で採算悪化
・愛知製鋼<5482>売上高30年度4000億円、目標を上方修正
・スズキ<7269>インド新工場稼働、小型SUV、初年度25万台
・ナブテスコ<6268>舶用エンジン遠隔制御で型式証明取得
・メルカリ<4385>スキマバイト仲介拡大、働き方多様化追い風
・NEC<6701>顔情報保存せず、ゆらいでも認証、デジタル署名技術
・住友化学<4005>先端半導体用フォトレジスト増強、大阪工場に200億円投資
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