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前場に注目すべき3つのポイント~日米首脳会談を前にリバランスの動きが入りやすい~
配信日時:2025/02/07 08:43
配信元:FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~日米首脳会談を前にリバランスの動きが入りやすい~
7日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■日米首脳会談を前にリバランスの動きが入りやすい
■日本製鉄、3Q営業利益 8.5%減 5661億円
■前場の注目材料:東エレク、宮城に新棟、1040億円投資
■日米首脳会談を前にリバランスの動きが入りやすい
7日の日本株市場は、全体としてはこう着感が強まりそうだが、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。6日の米国市場は、NYダウが125ドル安、ナスダックは99ポイント高だった。NYダウは買い先行で始まったが、その後は翌日の米雇用統計の発表を控えた警戒感から利益確定売りが強まり、下落に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比120円安の38970円。円相場は1ドル=151円30銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。NYダウは主要企業の決算を受けた売りが重荷となったとみられ、決算に振らされやすい状況である。取引終了後に決算を発表したアマゾン・ドット・コムが時間外取引で5%近く下げており、上値の重荷になりそうだ。一方で、昨夕決算を発表した東エレク<8035>はADRで小幅に上昇したことが安心感につながりそうである。また、米国ではエヌビディアが3日続伸となり、AI関連への物色に向かわせやすいだろう。
そのほか、日米首脳会談を前に売りポジションを圧縮する動きもありそうだ。それほど期待は高まっていないだろうが、石破首相とトランプ米大統領との初の会合で良好な関係を構築できれば、週明けのマーケットにはプラスになる可能性がある。日経平均株価は週初の急落で買いポジションを圧縮した一方で、売りポジションが積み上がっているとみられるなか、リバランスの動きが入りやすいとみておきたい。
物色は東エレクなど指数インパクトの大きい値がさハイテク株の押し目狙いのスタンス。そのほか、AI関連などのテーマ株のほか、決算を手掛かりとして個別物色が中心になりそうだ。一方で、円相場は1ドル=151円台と円高に振れて推移するなか、輸出関連は手掛けづらいだろう。なお、昨夕決算を発表したところでは、ニレコ<6863>、日金銭<6418>、大崎電<6644>、横田製作所<6248>、JCU<4975>、トーア紡<3204>、マクドナルド<2702>、ホーチキ<6745>、インテージHD<4326>、花王<4452>、マミヤオーピー<7991>、助川電気<7711>などが注目される。
■日本製鉄、3Q営業利益 8.5%減 5661億円
日本製鉄<5401>が発表した2025年3月期第3四半期業績は、売上収益が前年同期比1.3%減の6兆5524億9800万円、営業利益は同8.5%減の5661億2500万円だった。2025年3月期業績は、売上収益が前期比3%減の8兆6000億円を計画。また、同社と神戸製鋼所<5406>は、2002年以降続けてきた相互出資の関係を解消すると発表。事業上の連携は継続する。グループ会社の関係見直しや政策保有株の売却を進めており、資本効率の向上を目指す。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39066.53、+235.05)
・ナスダック総合は上昇(19791.99、+99.66)
・フィラデルフィア半導体株指数は上昇(5092.59、+1.09)
・VIX指数は低下(15.50、-0.27)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東エレク<8035>宮城に新棟、1040億円投資
・日本製鉄<5401>神鋼と相互出資解消、保有株売却、連携は継続
・日立<6501>気象庁から洪水予報の許可取得、山形・東根市対象に
・セーレン<3569>設備投資300億円、車シート材など生産増強
・GSユアサ<6674>子会社、宇宙用リチウム電池を「みちびき6号機」に提供
・日本電気硝子<5214>半導体向けキャリアガラスを増産
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 12月家計支出:(予想:前年比+0.5%、11月:-0.4%)
<海外>
・特になし <ST>
■日米首脳会談を前にリバランスの動きが入りやすい
■日本製鉄、3Q営業利益 8.5%減 5661億円
■前場の注目材料:東エレク、宮城に新棟、1040億円投資
■日米首脳会談を前にリバランスの動きが入りやすい
7日の日本株市場は、全体としてはこう着感が強まりそうだが、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。6日の米国市場は、NYダウが125ドル安、ナスダックは99ポイント高だった。NYダウは買い先行で始まったが、その後は翌日の米雇用統計の発表を控えた警戒感から利益確定売りが強まり、下落に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比120円安の38970円。円相場は1ドル=151円30銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。NYダウは主要企業の決算を受けた売りが重荷となったとみられ、決算に振らされやすい状況である。取引終了後に決算を発表したアマゾン・ドット・コムが時間外取引で5%近く下げており、上値の重荷になりそうだ。一方で、昨夕決算を発表した東エレク<8035>はADRで小幅に上昇したことが安心感につながりそうである。また、米国ではエヌビディアが3日続伸となり、AI関連への物色に向かわせやすいだろう。
そのほか、日米首脳会談を前に売りポジションを圧縮する動きもありそうだ。それほど期待は高まっていないだろうが、石破首相とトランプ米大統領との初の会合で良好な関係を構築できれば、週明けのマーケットにはプラスになる可能性がある。日経平均株価は週初の急落で買いポジションを圧縮した一方で、売りポジションが積み上がっているとみられるなか、リバランスの動きが入りやすいとみておきたい。
物色は東エレクなど指数インパクトの大きい値がさハイテク株の押し目狙いのスタンス。そのほか、AI関連などのテーマ株のほか、決算を手掛かりとして個別物色が中心になりそうだ。一方で、円相場は1ドル=151円台と円高に振れて推移するなか、輸出関連は手掛けづらいだろう。なお、昨夕決算を発表したところでは、ニレコ<6863>、日金銭<6418>、大崎電<6644>、横田製作所<6248>、JCU<4975>、トーア紡<3204>、マクドナルド<2702>、ホーチキ<6745>、インテージHD<4326>、花王<4452>、マミヤオーピー<7991>、助川電気<7711>などが注目される。
■日本製鉄、3Q営業利益 8.5%減 5661億円
日本製鉄<5401>が発表した2025年3月期第3四半期業績は、売上収益が前年同期比1.3%減の6兆5524億9800万円、営業利益は同8.5%減の5661億2500万円だった。2025年3月期業績は、売上収益が前期比3%減の8兆6000億円を計画。また、同社と神戸製鋼所<5406>は、2002年以降続けてきた相互出資の関係を解消すると発表。事業上の連携は継続する。グループ会社の関係見直しや政策保有株の売却を進めており、資本効率の向上を目指す。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(39066.53、+235.05)
・ナスダック総合は上昇(19791.99、+99.66)
・フィラデルフィア半導体株指数は上昇(5092.59、+1.09)
・VIX指数は低下(15.50、-0.27)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東エレク<8035>宮城に新棟、1040億円投資
・日本製鉄<5401>神鋼と相互出資解消、保有株売却、連携は継続
・日立<6501>気象庁から洪水予報の許可取得、山形・東根市対象に
・セーレン<3569>設備投資300億円、車シート材など生産増強
・GSユアサ<6674>子会社、宇宙用リチウム電池を「みちびき6号機」に提供
・日本電気硝子<5214>半導体向けキャリアガラスを増産
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 12月家計支出:(予想:前年比+0.5%、11月:-0.4%)
<海外>
・特になし <ST>
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