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前場に注目すべき3つのポイント~トランプ関税警戒も決算を手掛かりとした物色へ~
配信日時:2025/02/05 08:58
配信元:FISCO
*08:58JST 前場に注目すべき3つのポイント~トランプ関税警戒も決算を手掛かりとした物色へ~
5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■トランプ関税警戒も決算を手掛かりとした物色へ
■パナソニックHD、3Q営業利益 8.8%増 3483億円
■前場の注目材料:GSユアサ、全固体電池の性能向上、30年めど実用化
■トランプ関税警戒も決算を手掛かりとした物色へ
5日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうである。4日の米国市場は、NYダウが134ドル高、ナスダックは262ポイント高だった。トランプ政権が対中関税を計画通り発動し、中国も報復関税を発表したため、貿易摩擦の深刻化を警戒し売りが先行した。ただ、中国の報復が的を絞った措置にとどまったほか、米中首脳が関税を協議するとの報道を受けて、上昇に転じた。また、パランティアの好決算がナスダック指数を押し上げる形となり、センチメントを明るくさせた。シカゴ日経225先物は大阪比340円高の39110円。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。引き続きトランプ政権による関税政策の動向に振らされやすい需給状況であるが決算発表が本格化するなか、米ハイテク企業の好決算を受けて、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になりそうである。積極的な上値追いの動きは期待しづらいところであるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
日経225先物はナイトセッションで一時38700円まで下げる場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ水準が支持線として機能する形となり、米国市場の取引開始後には節目の39000円を回復してきた。中盤以降は75日線を上回っての推移を継続していたことから、先物市場では39000円辺りでの底堅さを見極めることになりそうだ。昨日の日経平均株価は75日線を上回って始まったものの同水準をキープできず、一時200日線を下回る場面もみられた。明確なボトム形成は確認できていないものの、再び75日線を捉えてくるようだと、目先的には200日線水準でのボトムが意識されてくるだろう。
物色としては指数インパクトの大きい値がさハイテク株のほか、AI関連などのテーマ株にも短期的な資金が向いやすいだろう。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、サンバイオ<4592>、中国塗料<4617>、フューチャー<4722>、コラボス<3908>、サンクゼール<2937>、川崎船<9107>、イマジカG<6879>、HENNGE<4475>などの動向が注目されよう。
■パナソニックHD、3Q営業利益 8.8%増 3483億円
パナソニック<6752>が発表した2025年3月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比1.6%増の6兆4038億9700万円、営業利益は同8.8%増の3483億800万円だった。くらし事業は欧州のヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)の販売減などはあったが、A2Wを除く空質空調や電材などが堅調に推移。コネクトは大型案件も含め受注堅調な現場ソリューションのほか、プロセスオートメーション、アビオニクス、ブルーヨンダーなどの販売増があった。インダストリーは産業用リレーや車載向けのリレー・コンデンサの販売減はあったが、生成AIサーバ向け製品の販売が伸びた。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38798.37、+278.28)
・NYダウは上昇(44556.04、+134.13)
・ナスダック総合は上昇(19654.02、+262.06)
・シカゴ日経225先物は上昇(39110、+340)
・VIX指数は低下(17.21、-1.41)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・GSユアサ<6674>全固体電池の性能向上、30年めど実用化
・パナソニックHD<6752>新設事業会社に家電集約、供給網管理・自動化注力
・日本製鉄<5401>USスチールとバイデン氏ら提訴、準備書面を提出
・横浜ゴム<5101>米グッドイヤー鉱山・建設車両向けタイヤ事業を買収完了
・SUBARU<7270>渋谷にソフト開発拠点、車両制御など強化
・富士通<6702>情報システム最新化、生成AIで計画策定支援、資産分析・可視化
・INPEX<1605>千葉でヨウ素増産を検討、医療関連など需要増
・日本ゼオン<4205>米電池向け投資凍結
・バルカー<7995>点検DXで攻勢、ペーパーレス管理システムを中小に提案
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 12月現金給与総額(予想:前年比+3.7%、11月:+3.9%)
<海外>
・06:45 NZ・10-12月期失業率(予想:5.1%、7-9月期:4.8%)
・10:45 中国・1月財新サービス業PMI(予想:52.4、52.2) <ST>
■トランプ関税警戒も決算を手掛かりとした物色へ
■パナソニックHD、3Q営業利益 8.8%増 3483億円
■前場の注目材料:GSユアサ、全固体電池の性能向上、30年めど実用化
■トランプ関税警戒も決算を手掛かりとした物色へ
5日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりそうである。4日の米国市場は、NYダウが134ドル高、ナスダックは262ポイント高だった。トランプ政権が対中関税を計画通り発動し、中国も報復関税を発表したため、貿易摩擦の深刻化を警戒し売りが先行した。ただ、中国の報復が的を絞った措置にとどまったほか、米中首脳が関税を協議するとの報道を受けて、上昇に転じた。また、パランティアの好決算がナスダック指数を押し上げる形となり、センチメントを明るくさせた。シカゴ日経225先物は大阪比340円高の39110円。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まることになりそうだ。引き続きトランプ政権による関税政策の動向に振らされやすい需給状況であるが決算発表が本格化するなか、米ハイテク企業の好決算を受けて、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になりそうである。積極的な上値追いの動きは期待しづらいところであるが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
日経225先物はナイトセッションで一時38700円まで下げる場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ水準が支持線として機能する形となり、米国市場の取引開始後には節目の39000円を回復してきた。中盤以降は75日線を上回っての推移を継続していたことから、先物市場では39000円辺りでの底堅さを見極めることになりそうだ。昨日の日経平均株価は75日線を上回って始まったものの同水準をキープできず、一時200日線を下回る場面もみられた。明確なボトム形成は確認できていないものの、再び75日線を捉えてくるようだと、目先的には200日線水準でのボトムが意識されてくるだろう。
物色としては指数インパクトの大きい値がさハイテク株のほか、AI関連などのテーマ株にも短期的な資金が向いやすいだろう。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、サンバイオ<4592>、中国塗料<4617>、フューチャー<4722>、コラボス<3908>、サンクゼール<2937>、川崎船<9107>、イマジカG<6879>、HENNGE<4475>などの動向が注目されよう。
■パナソニックHD、3Q営業利益 8.8%増 3483億円
パナソニック<6752>が発表した2025年3月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比1.6%増の6兆4038億9700万円、営業利益は同8.8%増の3483億800万円だった。くらし事業は欧州のヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)の販売減などはあったが、A2Wを除く空質空調や電材などが堅調に推移。コネクトは大型案件も含め受注堅調な現場ソリューションのほか、プロセスオートメーション、アビオニクス、ブルーヨンダーなどの販売増があった。インダストリーは産業用リレーや車載向けのリレー・コンデンサの販売減はあったが、生成AIサーバ向け製品の販売が伸びた。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38798.37、+278.28)
・NYダウは上昇(44556.04、+134.13)
・ナスダック総合は上昇(19654.02、+262.06)
・シカゴ日経225先物は上昇(39110、+340)
・VIX指数は低下(17.21、-1.41)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・GSユアサ<6674>全固体電池の性能向上、30年めど実用化
・パナソニックHD<6752>新設事業会社に家電集約、供給網管理・自動化注力
・日本製鉄<5401>USスチールとバイデン氏ら提訴、準備書面を提出
・横浜ゴム<5101>米グッドイヤー鉱山・建設車両向けタイヤ事業を買収完了
・SUBARU<7270>渋谷にソフト開発拠点、車両制御など強化
・富士通<6702>情報システム最新化、生成AIで計画策定支援、資産分析・可視化
・INPEX<1605>千葉でヨウ素増産を検討、医療関連など需要増
・日本ゼオン<4205>米電池向け投資凍結
・バルカー<7995>点検DXで攻勢、ペーパーレス管理システムを中小に提案
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 12月現金給与総額(予想:前年比+3.7%、11月:+3.9%)
<海外>
・06:45 NZ・10-12月期失業率(予想:5.1%、7-9月期:4.8%)
・10:45 中国・1月財新サービス業PMI(予想:52.4、52.2) <ST>
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