ランチタイムコメント
日経平均は大幅反発、トランプ関税に翻弄される地合いに
配信日時:2025/02/04 12:05
配信元:FISCO
*12:05JST 日経平均は大幅反発、トランプ関税に翻弄される地合いに
日経平均は大幅反発。前日比620.32円高(+1.61%)の39140.41円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。
3日の米国株式市場は続落。ダウ平均は122.75ドル安の44421.91ドル、ナスダックは235.48ポイント安の19391.96で取引を終了した。トランプ政権による対メキシコ、カナダ、中国関税発動への脅威に経済成長鈍化や物価上昇を警戒し投資家心理が悪化、寄り付き後、大幅安。その後、メキシコ大統領が合成麻薬や不法移民の国内流入を防ぐために治安要員を即座に国境に派遣し管理することでトランプ大統領と合意したため関税導入の一カ月間延期が発表され警戒感が緩和し下げ幅を縮小、ダウは一時プラス圏を回復した。同時に、交渉は開始したばかりで警戒感がくすぶり、相場は終日軟調推移し終了。
トランプ関税の一カ月延期を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。前日の大幅安の反動で日経平均は39000円台を回復してスタートした後も39000円台での推移となった。ただ、買い一巡後は決算発表の本格化で個別物色が強まったほか、石破首相とトランプ大統領との会見を前に様子見姿勢も強まり、日経平均は前日大幅安の3分の2戻し水準で上値が重くなった。
日経平均採用銘柄では、業績は弱かったものの、大規模な自社株買いを発表した京セラ<6971>が大幅高となったほか、今期純利益見通しの上方修正を発表したヤマトホールディングス<9064>も買われた。また、住友ファーマ<4506>は昨年来高値を更新したほか、住友化学<4005>も買われた。このほか、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>、ソシオネクスト<6526>、古河電工<5801>、フジクラ<5803>、日本製鋼所<
5631>、アドバンテスト<6857>などが上昇した。
一方、今期純利益予想の大幅な下方修正を発表した三菱自<7211>が急落したほか、ヤマハ発動機<7272>も業績が嫌気されて売り優勢となった。また、ANAホールディングス<9202>、JAL<9201>がそろって下落。このほか、あおぞら銀行<8304>、良品計画<7453>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、ニトリホールディングス<
9843>などが売られた。
業種別は、非鉄金属、電気機器、繊維製品、輸送用機器、サービスなどが上昇した一方、空運、石油・石炭、電気・ガス、陸運の4セクターのみ下落した。
後場の東京市場は、決算発表銘柄を対象とした個別物色が強まることから、日経平均は39000円台での小動き推移となりそうだ。12時台には双日<2768>、三井物産<8031>、13時台には三菱重<7011>、住友商事<8053>、15時にハウス食G<2810>、アステラス薬<4503>、住友電工<5802>、任天堂<7974>、阪急阪神<9042>、JAL<9201>などが予定されている。
<AK>
3日の米国株式市場は続落。ダウ平均は122.75ドル安の44421.91ドル、ナスダックは235.48ポイント安の19391.96で取引を終了した。トランプ政権による対メキシコ、カナダ、中国関税発動への脅威に経済成長鈍化や物価上昇を警戒し投資家心理が悪化、寄り付き後、大幅安。その後、メキシコ大統領が合成麻薬や不法移民の国内流入を防ぐために治安要員を即座に国境に派遣し管理することでトランプ大統領と合意したため関税導入の一カ月間延期が発表され警戒感が緩和し下げ幅を縮小、ダウは一時プラス圏を回復した。同時に、交渉は開始したばかりで警戒感がくすぶり、相場は終日軟調推移し終了。
トランプ関税の一カ月延期を材料に東京市場は買い優勢で取引を開始した。前日の大幅安の反動で日経平均は39000円台を回復してスタートした後も39000円台での推移となった。ただ、買い一巡後は決算発表の本格化で個別物色が強まったほか、石破首相とトランプ大統領との会見を前に様子見姿勢も強まり、日経平均は前日大幅安の3分の2戻し水準で上値が重くなった。
日経平均採用銘柄では、業績は弱かったものの、大規模な自社株買いを発表した京セラ<6971>が大幅高となったほか、今期純利益見通しの上方修正を発表したヤマトホールディングス<9064>も買われた。また、住友ファーマ<4506>は昨年来高値を更新したほか、住友化学<4005>も買われた。このほか、太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>、ソシオネクスト<6526>、古河電工<5801>、フジクラ<5803>、日本製鋼所<
5631>、アドバンテスト<6857>などが上昇した。
一方、今期純利益予想の大幅な下方修正を発表した三菱自<7211>が急落したほか、ヤマハ発動機<7272>も業績が嫌気されて売り優勢となった。また、ANAホールディングス<9202>、JAL<9201>がそろって下落。このほか、あおぞら銀行<8304>、良品計画<7453>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、ニトリホールディングス<
9843>などが売られた。
業種別は、非鉄金属、電気機器、繊維製品、輸送用機器、サービスなどが上昇した一方、空運、石油・石炭、電気・ガス、陸運の4セクターのみ下落した。
後場の東京市場は、決算発表銘柄を対象とした個別物色が強まることから、日経平均は39000円台での小動き推移となりそうだ。12時台には双日<2768>、三井物産<8031>、13時台には三菱重<7011>、住友商事<8053>、15時にハウス食G<2810>、アステラス薬<4503>、住友電工<5802>、任天堂<7974>、阪急阪神<9042>、JAL<9201>などが予定されている。
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