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FB Research Memo(6):2025年4月期上期は各事業が堅調に推移し、実質増収増益を達成(1)

配信日時:2025/01/22 13:06 配信元:FISCO
*13:06JST FB Research Memo(6):2025年4月期上期は各事業が堅調に推移し、実質増収増益を達成(1) ■フリービット<3843>の決算概要

1. 2025年4月期上期の業績概要
2025年4月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比5.1%増※の26,622百万円、営業利益が同13.1%増の3,024百万円、経常利益が同17.5%増の3,076百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同3.0%減の1,768百万円と実質増収増益となり、計画に対しても順調に進捗した。親会社株主に帰属する中間純利益のみ減益となったのは、一過性要因(投資有価証券等の売却益)のはく落によるものである。

※ 前年同期比については、ギガプライズ等の決算期変更による影響を除いて算出している。

売上面は3つの事業が堅調に推移した。「5Gインフラ支援事業」においてMVNO向け支援サービスが伸びたほか、「5G生活様式支援事業」では集合住宅向けインターネットサービスの提供戸数が拡大した。「企業・クリエイター5G DX支援事業」についても、国内外におけるアフィリエイトサービスが好調であった。

利益面では、今後を見据えた人的資本投資や新たな成長ドライバー※への投資を実施しながらも、増収による収益の押し上げやコストコントロールにより増益を確保した。

※ 5Gデータセンター移設や「StandAlone」プラットフォーム、web3関連プロジェクトなど

財務面では、現金及び預金の減少等により資産合計は前期末比4.4%減の36,521百万円に縮小した。一方、自己資本は利益剰余金の積み増しにより同12.1%増の13,031百万円に拡大し、自己資本比率は35.7%(前期末は30.5%)に改善した。有利子負債は同18.9%減の11,465百万円に減少した一方で、現金及び預金は16,664百万円を確保しており、強固で安定した財務基盤は今後の成長投資を支える裏付けとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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