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【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安や円高でリスク回避の売り優勢 (1月17日)

配信日時:2025/01/17 16:38 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  38454.10 高値  38503.94(09:03) 安値  38055.68(10:55) 大引け 38451.46(前日比 -121.14 、 -0.31% ) 売買高  17億5408万株 (東証プライム概算) 売買代金  3兆9481億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は121円安と反落、一時3万8000円ラインに接近  2.前日のNYダウは68ドル安と4日ぶり反落、ナスダック指数も下落  3.為替相場は一時1ドル=154円台に円高が進行したことを警戒  4.ディスコやアドテスト、SBGなど半導体関連株の一角は軟調展開に  5.中国10~12月期GDPは予想上回り安川電や資生堂が買われる ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比68ドル安と4日ぶりに反落した。ユナイテッドヘルスやアップルの下落が指数を押し下げた。  東京市場では、日経平均株価は反落。前日の米株式市場が下落したうえに、為替の円高が警戒されるなか輸出関連株などが軟調だった。  前日の米株式市場では、NYダウは4日ぶりに反落。ハイテク株比率の高いナスダック指数も下落した。また、東京市場で為替は午前10時前には一時1ドル=154円台へ円高が進んだ。これを受け、半導体関連などハイテク株を中心に輸出比率の高い銘柄が値を下げる展開となった。日経平均は一時500円を超える下落となり3万8000円ラインに接近する場面があった。ただ、その後の日経平均は下げ渋る展開となり、為替も午後にかけて155円台半ばへ値を戻した。昨年10~12月期の中国GDPが市場予想を上回ったことから機械株や化粧品株の一角などが買われた。  個別銘柄では、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>が安く、三菱重工業<7011>やトヨタ自動車<7203>、ソフトバンクグループ<9984>、商船三井<9104>が軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が下落し、ファーストリテイリング<9983>や三菱商事<8058>が値を下げた。任天堂<7974>とディー・エヌ・エー<2432>が売られた。  半面、フジクラ<5803>や古河電気工業<5801>が高く、レーザーテック<6920>やSCREENホールディングス<7735>がしっかり。ファナック<6954>や安川電機<6506>、ダイキン工業<6367>が値を上げ、資生堂<4911>も買われた。フジ・メディア・ホールディングス<4676>や日本製鉄<5401>も堅調だった。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、安川電 <6506>、ダイキン <6367>、オムロン <6645>、キーエンス <6861>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約31円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、TDK <6762>、ファストリ <9983>、任天堂 <7974>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約84円。  東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)鉄鋼、(3)石油石炭製品、(4)ガラス土石製品、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)保険業、(3)輸送用機器、(4)海運業、(5)繊維製品。 ■個別材料株 △ラクーンHD <3031> [東証P]  25年10月末株主から株主優待制度を導入へ。 △シェアテク <3989> [東証G]  アセット・バリューによる株式買い増しで需給思惑働く。 △ネクセラ <4565> [東証P]  今後の収益成長イメージが示される。 △アイビー <4918> [東証S]  「MAO阻害剤」で特許査定を受領。 △エコナビスタ <5585> [東証G]  高齢者見守りシステムでの機能連携に関する発表を材料視。 △JSS <6074> [東証S]  今期配当予想を増額修正。 △ハーモニック <6324> [東証S]  ナブテスコ <6268> 株売却益計上し今期は一転最終黒字の見通し。 △安川電 <6506> [東証P]  中国10~12月期実質GDPが市場予想上回る。 △イクヨ <7273> [東証S]  25年3月期に固定資産譲渡益70億6800万円を計上へ。 △イーレックス <9517> [東証P]  24年12月発電量実績が買い手掛かり。 ▼アストロHD <186A> [東証G]  INCJの全保有株売却で需給悪化懸念が広がる。 ▼任天堂 <7974> [東証P]  スイッチ後継機の発売発表も目先利益確定売り誘発。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ラクーンHD <3031>、(2)GMOインタ <4784>、(3)GDO <3319>、(4)日野自 <7205>、(5)ネクセラ <4565>、(6)サムコ <6387>、(7)不二越 <6474>、(8)太平洋セメ <5233>、(9)マネフォ <3994>、(10)マネックスG <8698>。  値下がり率上位10傑は(1)ディーエヌエ <2432>、(2)野村マイクロ <6254>、(3)東建物 <8804>、(4)Gunosy <6047>、(5)デジアーツ <2326>、(6)バリューHR <6078>、(7)武蔵精密 <7220>、(8)理計器 <7734>、(9)JCRファ <4552>、(10)ハピネット <7552>。 【大引け】  日経平均は前日比121.14円(0.31%)安の3万8451.46円。TOPIXは前日比8.89(0.33%)安の2679.42。出来高は概算で17億5408万株。東証プライムの値上がり銘柄数は688、値下がり銘柄数は890となった。東証グロース250指数は625.85ポイント(4.01ポイント安)。 [2025年1月17日] 株探ニュース

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